45禁:オジサンのためのカラーコーディネイト

アラ還の筆者が45歳以上のオジサンを対象に、カラーコーデを図版入りで解説するという前代未聞のおためごかしサイトです。

ホワイトジーンズとライトグレージャケットの着こなしその4

2013-04-20 11:29:45 | ライトグレージャケットの着こなし
 いきなり複雑な着こなし。それも派手なブルーのシャツをグラフィックプリントTシャツの上に重ね着してグレージャケットを羽織る。こんな芸能人みたいなコーデを45歳以上のオジサンにお勧めするのには訳があります。
まず、シャツですけど、クローゼットの中に一枚くらい、鮮やかな色あいのシャツがポツンとハンガーにぶら下がっていたりしませんか。買ってからもう3年も着ていない。そういうシャツを生かすのがこのコーデなのです。
 いやいや、それなら素直にジャケットの下に普通にボタンを留めて着たらいいじゃないかと思われるでしょう。グレーのジャケットと白のパンツなら、何色をもってきてもまとまるじゃないかと。確かにそうなのですが、グレー2回目のグレーシャツとのコーデを思い出して下さい。明るい鮮やかな色のシャツだとボタンを締めるとシンプルになりすぎて、中心がない感じになりがちなのです。そこでストールやスカーフを巻くと今度はシャツの鮮やかさがアダになって派手派手な印象になってしまいます。
そこで、インナーに着たTシャツをグラフィックプリントのものに変えて、「中心」を作ると、派手目な色のシャツがストールのようにアクセサリーになって全体のカラーバランスが整います。
 これは、グレージャケット、ホワイトデニムにTシャツという着こなしにも応用できます。白シャツ白パンライトグレージャケットだと、悪くはないけど焦点がぼけた印象。そこで、ジャケットをチャコールグレーに変えるかインナーに挿し色を持ってくるという着方が思い浮かびます。
 さて、45歳以上のオジサンには抵抗があると思って出しませんでしたが、シャツの代わりに薄手のパーカーを使う手もあります。グレー以外の色(黒とか茶とか)を使っても同じような感じになります。
持て余している派手なシャツはなくてもパーカー(オレンジや緑とか)あるならぜひこういう無彩色だらけの着こなしに挿し色としてつかってみましょう。
 もちろん挿し色シャツは、濃いめのデニムシャツでもOKです。暗めの柄シャツも試してみる価値あり。グラフィックTシャツも、カッコいいから買ってきたけど一枚で着るには気恥ずかしいというやつをこの際生かしましょう。
 で、これを着てどこにいくか。週末のショッピング、パートナーと一緒に東京駅のKITTEとか、新しくできたアウトレットに。

 そうそう、重要なことを書き漏らしました。中に羽織るシャツの着丈に注意。これは、外のジャケットの着丈以下でないと、かなり無様な様子になります。
 最初からタックアウトで着ることを前提のデザインのシャツを選びます。
 長すぎる場合は、お直しで着丈指定でカットしてもらうこともできます。
 いつもタックインで着ていたオジサンは、いままでシャツは首回りと身幅くらいしか気にしなかったでしょうけど、こういう着こなしを考えて、ぜひ着丈をチェックするために試着をなさることをお勧めいたします。


ライトグレージャケットの着こなし 白パン+ネイビーインナー

2013-04-19 09:28:26 | ライトグレージャケットの着こなし
 ライトグレー、白パンに色を投入するならインナーということになります。なにしろ45歳以上を対象としているコーデですから、オリーブとかこげ茶とかネイビーのポロシャツというあたりが、なんとなくオーソドックス。実際、着てみるとこれが綺麗にまとまります。白・ライトグレーとのコーデだけに、インナーが黒すぎると全体にドスの効いたイメージなってしまうので気をつけましょう。タックインで着るのでなく少しだけベルトを見せる。くつろいだ雰囲気が大切。ジャケットを腕まくりとか、ポロシャツの襟を立てるとか。靴は、ベージュのスリッポンなどを。
さてTPOですが、連休のドライブ。郊外のアウトレットとか、東京駅前の新しい商業施設をパートナーと覗きにいくとか。
春夏のネービーブレザーや黒ジャケでもいいけど、もうすこし休日気分を盛り上げたいというときにライトグレー+白パンのコーデは役に立ちます。
とはいえ、ホワイトデニムを持っているけど、7年前のもので、股上も深くラインがずん胴で太すぎる気がするという方、せっかく買ったラルフローレンのホワイトジーンズ、捨てないで活用しましょう。サスペンダーをつけて履くとラインもキレイに見えますし上半身のスリムな今風のジャケットとあわせたらAラインを意識したコーデとして結構カッコイイですよ。お試しを。




ライトグレージャケットの着こなし その2 

2013-04-18 09:30:12 | ライトグレージャケットの着こなし
さて、白パン、白シャツでは、あまりに無愛想だとお考えのあなた。そうグレーにはグレーのグラデーションで迫りたいと仰るならそれは正解。かなりの洒落ものです。わかっていらっしゃる。そこで麻と綿のミックスのグレーのシャツを出してきて、さらにアクセントでグレーのジレ(ベスト)を着る。これでかなり上半身は賑やかになったはずが、なにか締りがないと言う感じです。
普通は、黒のニットタイをすればきれいにまとまるのですが、麻のシャツに、タイをしたくはない。そういうときにグレーの柄物のストールを首に巻く。巻かずとも首にかけるだけでもまとまりが出ます。
前回、ライトグレーのジャケットにストールは女々しいと書きましたが、全体が白いとストールが目立ちすぎるからそう申し上げたわけです。全体が淡いとスロールだけが目立つことがないし逆にコーデの一部としてうまく溶け込んでくれます。
マフラーのように気軽に使えて、ネクタイ同様に服装の雰囲気を大きく変える効果を持つストールという存在。うまく使いこなすと着こなしがとても楽になりますよ。
さて、TPOですが、海辺へドライブ、たまの小旅行というときに如何でしょう。こんな着こなしをするだけで、ちょっとした気分の高揚を楽しめますよ。


グレージャケットの着こなし 基本は白パン

2013-04-17 10:07:30 | ライトグレージャケットの着こなし
 45歳以上のオジサンコーデと名打ってはじめたこのブログ。今回からグレーシャケットをとりあげます。はじめはライトグレー。これは春夏のジャケットとしては最も着やすいアイテムではないでしょうか。ベージュのチノパンにあわせてインナーはポロシャツというスタイルは、ゴルフ場や休日の新幹線の車中の行楽のお父さんという格好ではあります。
ライトグレージャケットの素材は、コットン・リネンの混紡、コットン+ポリエステルのトラベルジャケット、ジャージー素材、スエット地のほか秋冬物のフラノ、そのうえにハウンドツース(千鳥格子)などの織柄が入っていたり白地にグレーのギンガムチェックであったり、コードレーンであったり、とにかく遠目にライトグレーに見える生地でも、さまざまです。

さて、このライトグレー、実はレディースカラーでも多用されるものだけに、優しい顔立ちの男には似合います。しかし女性っぽい雰囲気にならぬように工夫が必要だといえるでしょう。
最初は、白パンに白ポロ。これが基本です。男っぽく着るために、あえてポロシャツはタックイン。大き目のバックルを表にみせたり、こげ茶のローファーを素足に履いたり。
色が足りないからとストールを巻くと女々しくなりそうなので、ポケットにチーフを挿しています。

TPO的にはちょっと気取ったレストランにもOKですし、パートナーと一緒に銀座のショッピングというときも、色を使わないコーデがパートナーの装いを引き立てる効果があります。
この上下白というのは、とても目立ちます。お洒落な着こなしです。ヨーロッパの観光地とかでも見かけますが、帽子や時計やベルトや靴などの小物が目立ちます。小物を決めたらとてもお洒落な出で立ちになります。
エルメスのベルトなど持ってないというお方は、タックアウトでラフに着こなす手ももちろんありです。


黒ジャケ 着こなしのまとめ

2013-04-16 11:15:22 | 黒ジャケットの着こなし
 さて、黒ジャケのコーデは今回で終了。次回からは春夏に活躍するグレージャケットのコーデです。
今日は、これまでのまとめ。コーデはその都度考えるより、パターンを暗記しておいたほうが断然楽です。その意味で、これまで紹介してきた黒ジャケの着こなしを5つに区分して記憶しやすくしました。ご活用ください。
(1)デニムあわせ
①パンツにデニムなら、シャツは白シャツ。ボタンダウンでも、ドレスシャツでもTシャツでもTPOに応じて。
②次はインナーにデニム
黒いパンツに白いシャツ。ジレを着る感じでデニムシャツを重ねます。
③白Tシャツに柄シャツ挿し
シャツは、ボタンをとめずに柄をチラ見せ。チェックは、グレー系、ピンク系
パープル系、ネイビー系などデニムにあう柄を。
④グラフィックプリントTシャツ
プリントはモノクロ。なるべく大柄で。デニムはやや暗めののほうがおちつきます。


(2)茶色挿し
グレンチェックパンツに茶色のニット、赤茶のパンツに白いカットソー、グレーのスカーフ。気取らずに黒ジャケを羽織るもう一つの方法。

(3)グレーパンツをノータイで
①パンツをスエットにしてワンマイルウエア
②インナーをチェックにしてストールで柄挿し



(4)チノパンコーデ
①デニムシャツとは好相性 黒ジャケのカジュアルコーデの代表格
②ピンクのシャツ 桜色くらいの薄めがいいです。
③グレーのシャツ、首回りにスカーフかストールで彩りを。

(5)白パン、ホワイトデニム
①チャコールグレーのカットソーに、グレー・ネイビーのチェックのストール
②グレーのボーダーバスクシャツにポロシャツ(黒または白)
③黒いポロシャツ



 さて、クローゼットの奥に隠れたままの春夏の黒いジャケット。ちょっと活用したくなりましたでしょうか。

黒ジャケの着こなし (フォーマルのドレスダウン)

2013-04-15 10:57:11 | 黒ジャケットの着こなし
 ドレスダウンというのは、ダークスーツのミドルウエアにジージャンを着たり、フォーマルウエアにデニムのパンツを穿いて着崩すことです。本当のかしこまった場所でやったら失礼にあたり、原則は仲間内の間の遊びとして許される着こなしです。
「おい、あいつ友達の誕生パーティにタキシードなんか着てきて、どうかしたんか?」「いいや、ちゃんとパンツはデニムだぞ。それにポケットチーフだけで、ボータイはしていない。」
みたいな、服のお遊び。ですから、着崩しのレベルも何段階かあります。
①タキシードジャケットにボータイ、礼装のシャツにボータイ、エナメルのパンプスにパンツだけデニム

②ジャケットは、タキシード、シャツも前身頃にプリーツのあるドレス用のものをノータイで。下半身が一気にカジュアル。ヤコブコーエンのデニムにカジュアルなシューズ。
③ジャケットとシャツを普通の形にしてデニムに合わせるのは、もはやスタンダードな着こなしの一つともいえるでしょう。この格好で銀座のショップや一流ホテルのロビーを闊歩する人もよくみかけます。
④パンツをグレンチェックのウールパンツにすると、少しだけドレスアップの感じが深まります。そこでシャツを長袖のポロシャツ、靴を白のコンバースに「あえて」替えてみます。もともとグレンチェックはカジュアルな柄だということを思い出せば、少しも奇異な感じはなくなります。コンバースが嫌な方は、赤茶のウィングチップなどあわせてみてはいかがでしょう。
さてTPOですが、①②は仲間内のパーティ ③は普段の休日のおめかしに
④はちょっと気取ったレストラン、海外出張の仕事のあとの街の散策などに。



黒ジャケのコーデ 白パンにチャコールグレーのカットソー

2013-04-14 12:10:39 | 黒ジャケットの着こなし
白パンにチャコールグレーのカットソー。シンプルな着こなしにストールを巻くと洒脱な雰囲気にまとまります。ストールは、巻きなれるとその便利さについつい本数が増えていくものです。グレーと黒のストライプもいいですが、グレートネイビーの柄も応用範囲が広いです。
コーデをシンプルにまとめてストールで柄を挿す。このやり方は、持って行くアイテムが限定される海外旅行の際にも威力を発揮。柄モノのシャツを一枚持っていくより柄物のストール一枚あるほうがコーデの幅が広がるのではないでしょうか。それと、大判のストール一枚あると、かなり暖かいです。防寒着というより薄着をしすぎたかなというときに首に巻くと意外と暖かいのに驚く感じ。
黒ジャケは、ジャケット、パンツ、インナーの素材感を生かして、色を押さえてシンプルに着るのがいいようです。白パンとのコーデは、ちょっと気取った食事、あるいは旅行のシーンで使えそうです。


黒ジャケのコーデ グレーパンツその2 

2013-04-13 12:29:43 | 黒ジャケットの着こなし
黒ジャケに、グレーのパンツ。これだと白シャツにレジメンタルタイでかなりかしこまった雰囲気になります。そこでこのままいかにドレスダウンするかというと、色を足すのでなく、柄を足す。さらにアイテムをニットカーデガンのようなカジュアルなものにします。さらにチェックのマフラーかストールを巻きます。
色は足さないという方針ですから、アーガイルのカーディガンもモノトーン、巻物の柄もモノトーン。カーディガンの下のシャツも白。
グレーのパンツもできたら今風にスリムなラインのものを選びたいですね。
子供の学校の催しやコンサートなどに。


黒ジャケの着こなし グレーパンツ編

2013-04-12 09:06:27 | 黒ジャケットの着こなし
黒ジャケのコーデに、なぜグレーのパンツが出てこない。デニムも白パンもチノも合わせやすいのはよくわかった。しかし、黒ジャケにあわせて買ったグレーのパンツはどうなるんだ。こういう疑問をお持ちの方がいらっしゃるでしょう。
お待たせいたしました。本日は、黒ジャケ+グレーパンツのコーデです。
ただし、クリースのついたグレーウールのパンツでなく、コットン+ウールの混紡でノークリースのものを選びましょう。できれば細身のタイプで、カーゴパンツになっていたりしてもいいです。
さて、写真はさらに進んでグレーのスエットパンツ。
これは、LEONの編集長だった岸田一郎氏が出版元を退社して創刊したZINOという雑誌の表紙です。この写真は衝撃的でした。黒ジャケにスエットパンツってアリなのか?ところが今月号のLEONでは、いろいろなタイプのスエットとジャケットとのコーデを大々的に特集しています。
とはいえ、銀座にトレパン履いていくのも勇気がいるというか、ほかにも穿くパンツはあるからいいよという方は、もしクローゼットにあまりくたびれていないスエットパンツがあったら、犬の散歩のときにでもお試しください。
ちょうっと長く着て、身体になじんだ一枚仕立ての黒のジャケットにライトグレーのスェットパンツ。インナーは白地に細めのネイビーストライプのボタンダウンシャツ。
冬場はダウンジャケットとかMA1だとか決まっている休日の外出着も春夏のちょっとした外出に何を羽織ったらいいのかと悩んだりします。こういう時期についふらふらと妙なデザインのブルゾンを買ってしまったりします。
で、結局クローゼットに吊られたまま秋を迎えます。
黒ジャケがあるじゃないですか。レストランにも銀座にもふさわしくない黒ジャケの着こなしこそ、スーパーの買い物、犬の散歩、図書館、駅前の本屋に向かうコーデなのです。
ジャケットは3段階の着こなしをしろ。そう言ったのはファッション評論家の森岡弘さんです。まずはフォーマル。一流ホテル、高級レストランのドレスコードにかなう。2つめは、セミフォーマル。ちょっとしゃれた街やショップに買い物に、友人の気軽なパーティなど、三つめは日常の買い物、近所の人の目にふれても恥ずかしくない程度のお洒落。友人との居酒屋の飲み会、身内との外食。
この3番目のレベルでもっとジャケットを着るようにする。その技がドレスダウン。つまりきちんとした着こなしを崩して遊ぶ着こなし。ドレスダウンは大阪芸大の純岡先生が詳しいです。下記参照。

http://d.hatena.ne.jp/ProfDr_SUMIOKA/20100214/1266156000


黒ジャケのコーデ 茶色のパンツの場合

2013-04-11 13:30:46 | 黒ジャケットの着こなし
ボーダーT(バスクシャツ含む)の次は、カラーチノ。かといっていきなり45歳以上のオジサンに、黄色やピンクのパンツを穿けとは申しません。おそらくこれも、何かの機会に買ってしまったであろう、濃いめのベージュ、あるいはキャメル色のチノパン。
穿いてますか?意外と穿いてないでしょ。ええ、私も履いていません。だいたいのジャケットはベージュやオフホワイトのいつものチノパンで間に合うし、ゴールドっぽい色ならチャコールグレーのジャケットにあうのもご存知ですよね。
でも、なぜか、このくすんだオレンジっぽい茶色のチノパンだけはちょっと困る(写真はカーゴタイプ)。街角でみかけたオレンジっぽい茶色のパンツ。カッコイイと思いつつパンツにばかり目を奪われて、どういうコーデだったかまでは覚えていない。
そこで黒ジャケの登場です。(できればコットンサージのスリーシーズン対応のジャケットとだと素材感がアースカラーのパンツになじみます。)べつに、ウール一枚仕立ての黒ジャケでも、コットン、ポリエステルのジャージーシャケットでもメタルボタンのついた黒いブレザーでもはたまた礼服の上着でもかまわない(要するにお手持ちの黒ジャケならなんでもよろしい)のですが、最低限肩パッドはないか、薄めであるほうがカジュアル感が出ていい感じかと思われます。
さて、インナーはいつもの白シャツ。クルーネックTシャツなら季節の変わり目の時期ではコットンか麻のカーディガンを中に着込みます。色は黒。
これでは色味が足りないので、グレーと黒と白のストライプのストールを巻きます。秋口はこれがウールのマフラーになります。
どうです。黒ジャケとあわせたら色味の強いパンツも大人しく収まってくれます。

このコーデもジャケットが黒なだけに、TPO的には適用範囲が広いです。スーパーの買い物から銀座のショッピング、気軽なビストロでのパートナーとの食事まで。
さぁ、眠っているパンツを黒ジャケで叩きおこしましょう。