45禁:オジサンのためのカラーコーディネイト

アラ還の筆者が45歳以上のオジサンを対象に、カラーコーデを図版入りで解説するという前代未聞のおためごかしサイトです。

ネイビージャケットにリジッドデニムのコーデ

2013-04-30 00:08:05 | ネイビージャケットの着こなし
 ネイビージャケットにブルーデニムをあわせて、インナーにボタンダウンシャツとセーターというコーデは、実は1970年~1980年代の大学生なら誰しも経験したはずのものです。ですからネイビージャケットにデニムを合わせると聞いただけでそれは「ダサい」と思ってしまうかもしれません。
 実際に資料を集めてみるとネイビージャケットにデニムのコーデはさほど多くはありません。海外スナップではよくみかけるネイビージャケットにブルーデニムでタイドアップというコーデも意外と少ないです。本日はその中から個性的なコーデを二枚ご紹介します。
 雑誌ブルータスのファッション特集は年二回。他のファッション誌とは一線を画したオリジナリティの高いコーデが多い中で、このネイビージャケットのコーデは特に印象深いものでした。ただしこれは編集部のページでなくサンローランの広告ページ。インナーに深いインディゴブルーのシャツ。パンツもインディゴブルーのデニムパンツ。
色落ちの少ない暗めのデニムシャツも持っている。もちろんリジッドデニムもある。でも二つを上下で合わせて着ようという発想はなかなか持てませんよね。そのうえネイビージャケットを着ようというのは、思いもつかない発想ですが、こうしてインナーのシャツとパンツの色が溶けあう感じになると、ジャケットの品のよさが余計に引き立つと思いませんか?
 モデルの着ているデニムシャツは少しオーバーサイズですがそこまで真似る必要はないでしょう。例によってタックアウトで着るシャツの着丈だけは注意です。ショップで買う際に、着丈を補正していれば大丈夫ですが、ジャケットの裾から丸くシャツの裾が出たらぶち壊しですから要注意。
 去年の夏以降、単色コーデが流行っているようですが、ネイビー一色を取り入れるにはこの手は有効かもしれません。
 紺ずくめ。これを着てどこにいくのか。たまにある一人だけの休日。独身気分でちょっとカルト的な映画でも見て、近くの駅前のバーでカクテルでも飲む。どうせ仕上げはラーメンだとしても、ハードボイルドな気分に浸るにはいい着こなしではないでしょうか。

 もう一方のコーデ。インナーにくすんだベージュのカットソーを取り入れて、リジッドデニムとネイビージャケットを合わせる着こなしもよく見かけます。
 写真はかなり黒に近いミッドナイトブルーのジャケットですが、ネイビージャケットでもあまり青っぽくない暗い色を選ぶほうがインナーとのコントラストが出ます。パンツのブルーが明るすぎてもカジュアルな感じになりすぎるので暗めのパンツを合わせるのがコツ。
 スカーフで白をアクセントに効かせることで、全体を地味になりすぎないようにする効果があります。
 さて、バイクに乗れとは申しません。でもなんとなくドライブにふさわしい恰好ですよね。