45禁:オジサンのためのカラーコーディネイト

アラ還の筆者が45歳以上のオジサンを対象に、カラーコーデを図版入りで解説するという前代未聞のおためごかしサイトです。

黒ジャケの着こなし ボーダーシャツ

2013-04-10 09:20:01 | 黒ジャケットの着こなし
Tシャツの中でも、45歳以上のオジサンが抵抗をしめすであろうアイテムはボーダー。そうそう、シマシマTシャツです。あんな子供が着るようなシャツ、40・50の良い大人が着られるものではない。そうおっしゃらずに、まず、色は白地に黒かグレー。縦にしたら葬式の横断幕になるくらい地味な柄でしょ?
それもロングTにする。つまり長袖Tシャツ。そんなものユニクロに売ってないって?いえいえ、BEAMS、SHIPS、ユナイテッドアローズ、トゥモローランドのショップに行けばみつかりますよ。
あとは、バスクシャツといって厚手のコットンでボートネックのボーダーシャツもなかなか着ていて気持ちがいいものです。かの画家のピカソも愛用したというフランス製のセントジェームス。ユナイテッドアローズグリーンレーベルに大量に入荷されていました。あくまで、白地(生成りも可)に黒かグレーのストライプ。
ボートネックだから下にポロシャツを重ねてもおかしくはない。写真の方は黒のポロシャツを重ね着。襟だけをアクセントに。

パンツは白パン。一昔前の袴みたいなホワイトデニムがあるならそれにサスペンダーをつけて穿きましょう。今風のスリムな白パンがあればそれにこしたことはないです。靴は白いコンバース。革のバスケットシューズタイプなら文句なし。
これぞ、大人のマリンルック。しかし靴をデッキシューズにしないのが大人。
ジャケットが上質な仕立てならこのまま山手線で有楽町まで出かけて、メンズショップをひやかして、ペニンシュラホテルの2階の中華ランチをパートナーと二人で楽しむなんてのにふさわしい恰好。美術館をのぞくか映画をみるか。少しだけリゾート気分を誘うコーデが気持ちを高揚させてくれます。


黒ジャケの着こなしその9 柄シャツ挟み

2013-04-09 12:59:19 | 黒ジャケットの着こなし
ジャケットをネクタイと不可分のものと考えていると、このような着こなしは思いもよらないでしょう。45歳以上ターゲットととしながら、20代のアメカジ(白Tとチェックシャツの羽織りにデニムパンツ)を持ち出すのは、黒ジャケ一枚で、たちまちおちついたコーデになるということをお示ししたかったからです。
そうそう、ユニクロで買って一度も着ないチェックシャツでも、BEAMSのセールで買ったお洒落な柄でも何でもかまいません。買ってから一度も着ていないチェックシャツはすべて、黒ジャケさんのお任せ。インナーに上質なTシャツ(スリードッツとかあるといいですけど、無印良品でもGAPでもかまいませんよ。)があれば、その上に重ね、黒ジャケの脇からチラ観せ。
面積が狭いおかげて、どんなチェックでもそれなりに納まります。お試しください。
一つだけ注意するのは、シャツの裾の長さ。ユニクロは基本、タックインを想定した作りになっているので、着丈が長い。
タックアウトの着こなしのポイントは、着丈が長すぎないこと。長いとジャケット裾からシャツの裾が大きく見えすぎます。
チェックシャツ、デニムシャツを買う時は必ず試着して、腹回りのボタンが閉まるかどうかよりも、着丈が上着の着丈と同じくらいになるものを選ぶようにしてください。
シャツはタックアウトで着ることでリラックス感が増します。
さて、デニムパンツですが、ちょっと濃いめのブルーが上半身とのバランスがいいみたいです。
普通に、ジーンズに白シャツにチェックシャツを羽織っていて、外出に黒ジャケを羽織っただけという雰囲気が理想的。 お試しを。
TPO的にはワンマイルウエア。近所のスーパーの買い物。書店までの散策。チェックシャツのカジュアル感が黒ジャケの気取った感じを中和して黒ジャケの応用範囲をひろげてくれている着こなし(カジュアル・ダウン)と考えましょう。


 

黒ジャケの着こなしその8 Tシャツ合わせ

2013-04-08 11:34:44 | 黒ジャケットの着こなし

いくら、45禁といいながら、中年オヤジだってグラフィックプリントTシャツの一枚くらい持っているでしょう。
夏場、一枚で着たらカッコイイとか奥さまに言われて買ってしまった一枚。箪笥の肥やしになっていたりしませんか?
となればその着こなしも黒ジャケにお任せくださいということで、今日のコーデは、そのまんま雑誌SAFARIお得意のパターン。【出典サファリ】
大きなグラフィックプリントTシャツ、それもモノクロのプリントのものを選ぶとオッサンの風格を失わずにすみます。ジャケットは、昨日の例より少しラペル(襟幅)の狭いモードっぽいデザインのほうがいいでしょう。何?そんなにいっぱい持っていいない?そうですかだったら、肩パットのないタイプならなんでもOKです。
ジーンズは、白のブロードクロスのシャツのときより、かなり濃いめのデニムがいいです。

で、いつものようにこれ着てどこにいくか。私はTシャツがブランドものなら、ホテルのロビーでも銀座のダンヒルの2階のバーでもかまわないと思うのですが、ちょっとくたびれたTシャツなら、近所のスーパーの買い物、子供のサッカーチームの観戦、土曜の午後奥さんとハンバーガーでランチくらいでしょうか。
Tシャツとのコーデになれると、黒ジャケがずっと身近なものになりますよ。


黒ジャケの着こなし (A.ウォーホールが流行らせた黒ジャケデニムの組み合わせ)

2013-04-07 07:56:55 | 黒ジャケットの着こなし
これなら、よく知ってるよ、誰でも気が付くコーデといわれそうなのが、これ。ジーンズに白シャツ、黒ジャケ。
そもそも、この組合せ、かのアンディ・ウォーホールがタキシード(ディナージャケット)のパンツとして洗いざらしのリーバイスを穿いたというのが最初。セレブの集まる会場でこの老練なアーチストが着こなす明るいブルーと黒の対比が新鮮な印象を与えたことは想像に難くありません。今では、デニムとジャケットのコーデの代表格になった黒とブルーデニムの組合せ、いざやろうとするといくつか注意が必要。
まず、デニムは写真のように結構色落ちの進んだ、シルエットの綺麗なものを選ぶ。次にシャツは、上質なブロードクロスのシンプルなもの。ジャケットはアンコン(肩パッドなし)でドレッシーな雰囲気のものを。最後に靴とベルトを茶でそろえる。

これを着ていくのは、パートナーとの休日のショッピング。彼女の服装の色合いの伴奏者としてのシンプルな着こなし。いや、見慣れたコーデだけに個々のアイテム選びで差が出る着こなしだと思います。

黒ジャケを少しだけドレッシーに着こなす(黒ジャケその5)

2013-04-06 18:49:39 | 黒ジャケットの着こなし
黒ジャケにオフホワイトパンツ。これも軽快なイメージのこーディネイト。インナーにはミディアムグレーのシャツ、全体に地味め、渋めになるからグレー系、茶系のスカーフを巻く。ストールでも可。
週末にもっと黒ジャケを活用するのに大変役立つコーディネイト。
全体が無彩色っぽいだけに、スカーフやストールが際立つ。パンツの白、シャツのグレーを入れ替えたら本格的な礼装配色だ。ということは、このまま週末のレストランでディナーもOK。あるいは軽い食事のあと銀座のバーでパートナーと軽く一杯なんていうときの着こなしに最適。ミディアムグレーのシャツは一枚あると便利。ジャケットがネイビーでもこの組み合わせは映える。グレーのコットンのマルチストライプのストールをさりげなく首に巻く。黒よりぐっとカジュアルにまとまります。


黒ジャケのコーデ コートをジャケット代わりに

2013-04-05 08:53:45 | 黒ジャケットの着こなし

黒いコートをジャケット代わりに羽織って出かけるのに憧れていました。レディースではコートはもはやジャケット同様気軽に羽織るアイテムになっているのに、メンズではジャケットの上に着る防寒着の概念が根強いみたいですね。
写真は、ニットポロの上に黒のコート。黒のコートといえば、マッキントシュのダンケルド。こいつを茶系のニットの上に羽織って街を歩くのもかっこいいような気がします。ただし、コートが主役の春の着こなしというのなら、パンツが重要。グレー地に茶の入ったグレンチェック。いまどきこんなにゆったりしたラインのツータックのパンツが様になるのは、コートの優雅なデザインのおかげ。
こんな格好で4月の銀座のショッピングもいいですね。
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黒ジャケの着こなし 4

2013-04-04 10:07:37 | 黒ジャケットの着こなし
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桜色に近い淡いピンクのシャツをクルーネックTシャツに重ね、パンツはすこし黄土色がかったチノパンを穿く。黒ジャケはニットジャケットかジャージー素材が最適。
ピンクシャツも、買ったはいいけど積極的に着ないと、ワンシーズン一度も出番がなくて終わってしまうこともありがちです。チャコールグレーと最高の組み合わせであることはわかっていても、いかんせん春夏モノにチャコールグレーはスーツ以外ではみあたりません。そこで、もっと積極的に黒やこげ茶にあわせて着ていかないと、ピンクのシャツは箪笥の肥やしになってしまいます。
そう、ピンクのキャンディーストライプのシャツなんてカワイイアイテムもクローゼットに眠っていましたね。いつ着るの?今でしょ。って出してきても組み合わせがイマイチわからない。この桜色のシャツも、白地にピンクのストライプシャツも全く同じに考えて着てよさそうですね。
さて、このコーデ、どういうTPOが考えられるかというと、ジャケット次第ですが高給フレンチから銀座のショッピングまでこなせる雰囲気がありそうです。

黒ジャケの着こなし その3

2013-04-03 09:40:39 | 黒ジャケットの着こなし

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デニムシャツにベージュのチノパン。誰でも思いつく着こなしですが、ポイントはデニシャツの襟元から覗く白いヘンリーネックT。襟裏が生成りの別生地になっているデニムシャツがいい雰囲気を醸し出しています。写真ではデニシャツのボタンを二つあけてTシャツをみせる念の入れ方です。
実は、ベージュも、デニシャツもそれ自体汚れた色で、白Tシャツの清潔感がデニシャツの色味を引き立てます。さらに黒がデニシャツの範囲を限定。ひとえにデニムシャツの風合いがものをいうコーデと言えるでしょう。
写真は、黒いニットのカーディガンですが、ソフトなジャケットでもサマーウールの黒ジャケでも軽さを感じる素材なら合わせられそうです。

さて、このコーデ、どういうTPOが考えられるかというと、やはりワンマイルウエア的な普段着。黒ジャケという敷居の高い服を散歩に着ようというには、デニシャツのドレスダウン効果が効く。レストランは、気軽なイタリアンかスペインバール、焼き肉屋、お好み焼きあたりまででしょうか。


黒ジャケの着こなし2

2013-04-02 11:18:57 | 黒ジャケットの着こなし

黒ジャケに白パン。これはモダンな印象が強すぎる感じもするが、パンツをホワイトジーンズにすることで、カジュアル感が増すします。さらにインナーに黒を着ると舞台衣装のような芝居気たっぷりな着こなし。インナーをニットにしてカジュアル感を出すのがコツ。春夏の黒ジャケには黒いポロシャツ。
黒いポロシャツは、持っていてもベージュのチノにあわせて一枚で着るか、ベージュのジャケットでも持っていない限りコーデが結構難しくて着る機会がすくなかったりしましが、上半身全部黒というコーデのときに使うのもひとつの手でしょう。
サマーウールの黒ジャケの下に黒いポロシャツ。ホワイトデニムが暑苦しさを取り除く効果。春先のコーデには新鮮味があっていいと思います。

黒のジャケットの着こなしその1

2013-04-01 13:57:42 | 黒ジャケットの着こなし
黒のジャケット。スーツも含めたら、これほど誰でも持っているウエアは他にないでしょう。何しろリクルートスーツ、略礼服ならだれでもクローゼットの中に一着は持っているでしょう。そしてこれほど普段着ないウエアも珍しい。黒のアンコンジャケットなどもジーンズと白シャツを合わせる以外になかなか着こなしが思い浮かばず出番が少ないアイテムかもしれません。
そこで、まずはこの難物、黒いジャケットをどう着こなすかを考えます。
1の1は、ブラックスーツ。
このブログではタイドアップの着こなしはほとんどとりあげず、カジュアルシーンでの着こなしを中心に進めていくつもりです。
ですからブラックスーツといっても黒ジャケに黒いチノパンでも構わないです。
さて合わせるモノは白いレギュラーカラーシャツ。そしてその上に色落ちしたジージャンをジレのように着る。

メンズ雑誌では時々みかけるコーデながら、日本でこういうジージャンの着こなしはまだあまりみかけない。会社関係の法事とかでは、式場にいくまでブラックスーツに普通のタイを締めていき途中でブラックタイに着替えるなんて人がいるけど、どうせならバッグにジージャンを忍ばせ、式が終わったら上着の下に羽織るというのはどうだろう。