「おむすび」の親育ち講座の
アロマリラゼーションと子育て相談茶話会では、いろいろな
質問が出されました。 特に離乳食についての質問が多かったので、
子育て中のママな中で、同じような疑問や悩みを持っている人が、
参考になればと思い、紹介してみます。
質問: 離乳食をまだあまりたくさん食べない。体重は少しずつ
増えているが・・・(10ヶ月児)
回答: 体重が増えていて、機嫌も良いのなら心配ないと
思います。無理に食べさせず、何種類かを少しずつ
食べさせれば良いと思います。あまり食べないと
作るのが、面倒になって単品になってしまいますが、
出来れば、2~3種類(主食、主菜、副菜)は、
用意してあげたいですね。
大切なのは、食べる機会を失わないようにしてあげることです。
母乳やミルクが大好きなのかもしれません。
母乳やミルクを卒業したら、急に食べだす子も
いますので、心配しないでよいでしょう。
ちなみに、自分(講師自身)の長男も、牛乳や卵を
最初食べなくて、祖母に相談したところ、
「親が決めつけてはいけない」と言われ、納得しました。
食欲のないやせタイプの子でしたが、少し分量を加減して
少なめに出すようにしていました。今では、もちろん
これらが大好きで、好き嫌いのない大食漢に育ちました。
質問: 離乳食をたくさん食べて母乳をほとんど飲まないのですが、
食べる量を抑えて飲ませたほうがよいですか?(10か月児)
回答: 子どもの体重が増えていて機嫌も良いのなら、あえて
離乳食を抑えて母乳を飲ませる必要は、ないと思います。
やがて卒乳していきますから、それが自然です。
その最適な時期は、子どもによって、お母さんの母乳の出方
離乳食の進み具合、家族構成などの様々の条件で、
一番自然な流れで決めてよいと思います。
ある程度母乳を吸ってもらうことによって、子宮の収縮は、
よくなりますが、逆に一歳半くらいでも、乳児と同じように
乳だけの栄養状態ですと、お母さんの栄養も吸い取られて
栄養状態も悪くなり、子どもも離乳食が十分とれないと
貧血になったりして発達に影響が出ます。
個々の子どもにあった期間の中で、最終的には、離乳、卒乳
していくことが目標になります。
上記の二つの質問は、あまり離乳食を食べなくい子と、よく食べるが、
母乳を飲まない子と対照的な様子ですが、
保育園で0歳児を保育していると
離乳食に慣れてよく食べるようになると、ミルクよりも
離乳食を欲しがるようになることは、よくありました。
ミルクや母乳以外のもので、無理なく栄養がとれ
発育できていれば大丈夫ですが、どうしても
心配なら、ミルクを離乳食に利用したりしても
いいかもしれませんね。
離乳食をあまり食べない子は、母乳の場合すぐあげられる
こともあって、ちょこちょこ飲んでいるので、離乳食の
時間にあまりおなかが空いていない場合も
あるかも知れません。生活にめりはりをつけたり、体を
動かす遊びや戸外で遊ぶなどして、おなかを空かせて
から食べるようにする工夫をするのもいいかも
しれませんね。
初めての子育てで、一生縣命離乳食を作っても
食べてくれないと、お母さんのほうが、落ち込んでしまいがち
ですが、まずは子どもの様子をよく見て、心配しすぎず
お母さんが、出来ることをやってみて、時間が多少かかっても
少しずつ食べられるようになってくれば大丈夫です。
それでも心配なら、遠慮せずに、小児科医や、保健師、
地域の子育て相談や先輩ママなどにも聞いてみてくださいね。