表千家一期一会

1月稽古場②

東大寺長老 第212世別当 筒井寛秀先生が
23日、88歳でご逝去されました。

寛秀先生は
大仏殿の昭和大修理では
勧進部長として資金集めに全国を回り
別当在任中は
南大門の国宝・金剛力士立像の解体修理や
境内の総合防災工事に取り組まれました。

鎌倉時代に東大寺を再興した
高僧、重源上人の研究家としても知られています。

私は、息子が東大寺学園でお世話になっていた頃
PTA役員の一人として、先生とご縁をいただきました。

お若い頃より、車の運転が大好きだったとか
子供の頃は体が弱くて
まさか自分がこんなに長生きできるとは思わなかったなどと
とても気さくにお話くださいました。

風貌が、研究なさっていた重源上人と
とてもよく似ていらっしゃいました。

心よりご冥福をお祈りいたします。




東大寺八十五翁寛秀師筆  円相




お茶碗は
東大寺華厳茶会の時にいただいた
十代大樋長左衛門作
東(ひむがし)ノ茶碗 

 
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