表千家一期一会

北村美術館と野村美術館

久しぶりに
京都の美術館に出かけました

北村美術館

秋季取合展”しのぶ秋”
(12月3日まで)

今回の展示を
”偲ぶ””忍ぶ”でもなく
ひらがなで”しのぶ秋”
とされたのは
見る人それぞれに
解釈を委ねる思いがあってのこと
なのだそうです

私にとって秋は
とりわけ人恋しくなる季節です

取り合わされた
道具を鑑賞しながら
しみじみと
一会を想像しておりました

特に
備前焼茶入銘”渋柿”が
印象に残りました

野村美術館

秋季特別展
~茶を飲む器の変遷と多様性~
(12月10日まで)

こちらでは
茶の湯の茶碗を
その歴史からとらえて
天目茶碗に始まり
さまざまな高麗茶碗へと移り
その後国焼茶碗へと広がった
多種多様な茶碗が
系統立てて展示されていました

また地階展示室では
「茶花~器と花の出合い展」が
開催されていました
(10月29日まで)

色々な花器に
秋の茶花が彩りよく入れられていて
目を楽しませていただきました

呈茶席では
遠州流の方が
お茶を出して下さいました
末富さんのお菓子

光悦写しかな?
と思いつつ…

20~30代くらいの
背のすらっとした
美しい女性の方が
お茶を運んできてくれました

柄の入った帛紗を
右側につけていらっしゃいました

立礼卓の上の道具の置き方も
やはり流儀が違うと
とても珍しく感じられて
あれこれお尋ねさせていただきました

最後に
どうして遠州流を選んで
お茶を始められたのか
お聞きしましたら
まだ幼い10歳の頃
何でもいいから「和」のことを
学びたいと思っていらしたそうで
たまさかお祖母様が
遠州流のお茶をなさっていたことから
迷わず
遠州流の稽古場に行きました
とのこと

私も
実家の近くに表千家の先生が
いらしたことで
15歳の頃に
何となく表千家の稽古を始めたと
お話しまして
「ご縁ですよね!」
と意気投合しました

「お陰様でこんなことも
させてもうて感謝です」と
おっしゃる彼女の笑顔に
思わず
「頑張って続けて下さいね!」と
エールを送ってしまいました
(*^_^*)
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