表千家一期一会

茶道を『教える』ということ

私は今から40年ほど前に
茶道を習い始めました

若い頃は
自分が茶道教室を開くとは
夢にも思っていませんでしたが

ご縁あって
平成15年より自宅で茶道を教えることとなりました


以来
心のより所としている
ある文章があります

迷ったり
心の軸が ぶれそうになった時

私はいつも この文章の書かれたページを開き
自分の原点を確かめています


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

よい先生であるためには三つの要素がある

まず、生徒が一番なじめる先生

この先生なら やる気が起こる  話していて楽しい

この先生は 私 好きですというような先生


二つ目に 優しくて 丁寧で きちんと教えてくれる先生


三つ目に 生活やお茶に対する造詣 お茶に対する思いやりが深い先生



では 教える姿勢はどうあればよいか

まず お茶の道 精神的なものを持った先生であること 

次に 伝統的なお茶を本来の伝統的な形できちんとやっている先生であること 

それから お茶は遊びであるとして 色々楽しいお茶をさせてくれる先生であること




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

           (「お茶のおけいこ2 基本のけいこ」世界文化社 より)




人によって

お茶に求めるものは

色々あるかもしれません


ただ私は ここに書かれているような先生を目標に

少しでも近づけるように

日々努力していきたいと思っています

 

コメント一覧

tomoko
雲やさま、いつもありがとうございます。

自分自身がまだまだでありますのに
人様に茶道を教えるということを
あらためて考えます時

茶道の奥深さと幅広さはもとより
茶道界に見え隠れする
権威主義 自己顕示欲のようなもの

そういった全てを含んだ茶道というものを
知れば知るほど

私などが
茶道を教えていて良いものか・・・と
悩み 立ちすくんでしまいます。

しかしながら

人生の流れの中で
茶道を伝えるという仕事に
図らずもご縁をいただいたということは

日々
自分なりのバランスをとりながら
これを修行の場として
貫いていかねばならないことも
何となくわかっております。

そんな時
自分の立ち位置を再確認できる原点が
あることをうれしく思っています。

まりのさんとも面識がおありとのこと
つながりが拡がるようで
またうれしく存じます。
雲や
いや~。つねに原点に立ち返ることは必要ですね。
いつも帰るべき原点をしっかりお持ちのtomokoさんは、
間違いがないです。
見習いたいです。
でも、また改めてどうかされましたか?

この上の「まりの」さんのところに行ってまいりました。また楽しいところでした。
まりの
http://ameblo.jp/vanilla2vanilla/
はじめまして。

少し前からブログを拝見させて頂いております。
私も表千家でお茶をしていて、ご縁があって素敵な師範になれるよう修行?をさせて頂いているのですが、この記事の言葉にとても共感しました。

茶道の手ほどきを一からご教授頂いている先生のことを私はとっても大好きなのです。
この世界では長年役員をされていたとても立派な先生で格式高いお社中なのですが、先生のお人柄やお茶を楽しむ心にとても惹かれて、その気持ちが強くて、ずっと私がお稽古を続けることが出来たと改めて感じました。

先生とはご縁が深くて、一番長くご教授いただくこととなり、色々ご推薦いただいて、様々な機会に恵まれていることを感謝しながら、精進していきたいと思います。
こちらはどちらかの宗匠のお言葉なのでしょうか。
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