表千家一期一会

欄間


週末に名古屋の実家に帰りました

実家の父は今
介護施設のベッドで
ゆっくりと最後の日に向かって
一日一日を過ごしています


母は少しずつ父のその状態を
自分の心に受け入れて
丁寧に一人暮らしをしています



週に1回は
近くに住む妹が
母の様子を見に行ってくれています


私は両親のために
何もできていないのですが
時々は時間をみつけて会いにいっています


先日稽古場で善哉を作った時に
母が小豆が好きだった事を思い出したので
今回は母のために作って
持っていきました


「小豆の匂いがするねえ・・・」と
思っていた以上に
喜んで食べてくれて嬉しかったです


滞在時間にできることは限られていますが
庭聡怩フほかに今回は
お座敷の欄間を拭いてほしいと言われました





生まれてから23年この家に住み
それからも帰るたびに目にしてはいましたが
この欄間をしっかり見たことが
今までに一度もなかったことに
あらためて気づきました


特別凝ったものでもありませんし
昭和時代には
きっと多くの家にあったであろう
菊と桐の素朴な欄間です

椅子の上にのって雑巾で拭きました

あらためて見てみると
失われつつある日本家屋の良さが
しみじみと感じられました


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