週末に名古屋の実家に帰りました
実家の父は今
介護施設のベッドで
ゆっくりと最後の日に向かって
一日一日を過ごしています
母は少しずつ父のその状態を
自分の心に受け入れて
丁寧に一人暮らしをしています
週に1回は
近くに住む妹が
母の様子を見に行ってくれています
私は両親のために
何もできていないのですが
時々は時間をみつけて会いにいっています
先日稽古場で善哉を作った時に
母が小豆が好きだった事を思い出したので
今回は母のために作って
持っていきました
「小豆の匂いがするねえ・・・」と
思っていた以上に
喜んで食べてくれて嬉しかったです
滞在時間にできることは限られていますが
庭聡怩フほかに今回は
お座敷の欄間を拭いてほしいと言われました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/5e/adae52a25dc5c72492e9e58880a94121.jpg)
生まれてから23年この家に住み
それからも帰るたびに目にしてはいましたが
この欄間をしっかり見たことが
今までに一度もなかったことに
あらためて気づきました
特別凝ったものでもありませんし
昭和時代には
きっと多くの家にあったであろう
菊と桐の素朴な欄間です
椅子の上にのって雑巾で拭きました
あらためて見てみると
失われつつある日本家屋の良さが
しみじみと感じられました