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雛はながれてどこへ行く

2019-04-03 17:00:00 | ◇ 行事

旧暦の3月3日は、新暦では4月上旬頃
ただ単純に1か月後とはいきません。
実際今年の旧暦3月3日は4月7日です。

日本の伝統的行事は、旧暦のまま行うこともあれば、新暦で行う場合もあります。
ひな祭りもそんな例です。
一般的な新暦3月3日のひな祭りを4月に行う地域も多くあります。

ただ、旧暦は年によって日が変わるので、地域によって日を決めている所もあるようです。

奈良の源龍寺で行われる南阿田の流し雛
毎年4月の第1日曜日


⇒五條市

五條市南阿田の流し雛は、そこを流れる吉野川に雛を竹の皮で作った船に乗せて流し、和歌山の淡嶋神社に流れ着くことで、女の子の病封じを祈願するならわしになっています。

奈良の吉野川は、和歌山にに入ると紀の川と名前が変わります。


⇒和歌山市

淡嶋神社は、海を挟んで淡路島と向き合う場所にあり、雛がびっしりと神社の拝殿に並んでいます。


⇒和歌山市観光協会

奈良五條市からの雛も、吉野川から紀の川を経てここにたどり着くんですね。

岩手県盛岡では4月の第2土曜日から「盛岡町家旧暦の雛祭り」が始まります。
古くくから残る町屋の活性化と保存の一環として、この祭りが行われているようです。
町そのものを次世代に継承していく方法はいろいろとあるんですね、
町屋の中に雛段を飾り、町屋もひな祭りも同時に見ることができる他とは違ったひな祭りとなっているようです。


⇒盛岡まち並み


山形県西村山郡川北町では、4月2日、3日に谷地ひなまつりが開催されます。


出典:山形県西村山郡川北町

4月には桃だけでなく、桜など多くの花が咲き始めますので(桃の節句の「桃」には多少後ろめたいですが)花がたくさんある旧暦の方がひな祭りには向いているのかもしれません。
特に北国では、3月はまだ寒いですからね。

いよいよ本格的な春ですね・・・・・・・


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