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張り子の虎で疫病退散!その後はイルミネーション

2021-11-23 18:39:30 | ◇ 行事

大阪の中心市街地は南北と東西に道路が配置され格子状になっています。
道修町(どしょうまち)は東西に延びる通りで、医薬品産業発祥の地と言われ、今でも関連した会社や施設があります。


⇒田辺三菱製薬史料館

北行き一歩通行の堺筋の道修町の交差点


⇒大阪つーしん

古くから薬問屋が集まり、江戸時代には道修町から全国へ薬が流通していましたので、今でも薬関連の会社が多いわけです。
この道修町のビル街の建物に挟まれるように少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)があります。


⇒ナンモリdays


⇒少彦名神社

 

都会の真ん中にある神社はまた違う雰囲気です。

薬の街にあるのですから、当然健康成就の神社です。
祭神(さいじん)は、少彦名命(すくなひこなのみこと)と神農炎帝(じんのうえんてい)です。


⇒少彦名神社

少彦名は、国づくりを司る大国主のパートナーのようなもので
医療の神であるとともに、酒造りの神でもありますが、ほかにもいろいろと役割を担っていたようです。
神農炎帝は中国の医薬と農業の皇帝です。

毎年11月22、23日に少彦名神社では、「神農祭」が執り行われます。


⇒少彦名神社

参拝者は初穂料を納めると厄払いとして張子の虎が付いた笹が授与されます。


⇒少彦名神社

張子の虎の由来は、江戸末期コレラが大流行したおりに、道修町薬種商が疫病の薬として虎の頭骨を配合した「虎頭殺鬼雄黄円」という丸薬を作り、「神虎」(張子の虎)の御守と一緒に与えたことに始まるといいます。

例年なら、露店や薬系のキャラクターなども集まってにぎやかな祭りとなるのですが、コロナ感染の影響で今年は昨年に続き中止となっています。

2119年の薬系のキャラクター集合の様子


⇒船場経済新聞

イベントがないのは少し寂しいですが、コロナ禍のなか薬の祭りなら訪れたいところです。
夜はぐっと冷えてきそうです。
今からだと帰りは御堂筋でイルミネーションが見れそうです。


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