お久しぶりです。だなんて!
思えば、史上最年少の19歳で芥川賞に選ばれ、ベストセラーになった
「蹴りたい背中」以来です。ずいぶんご無沙汰したものです。^^;
個人的には、デビュー作の「インストール」のほうが、より印象深かった
ように記憶しています。こちらは文芸賞を受賞しました。
たしか高校在学中の作品でしたよね。(すごいぞ…)
あれから10年余…。
昨年は「かわいそうだね!」が、大江健三郎賞を受賞し、
なんだかわたしまでうれしくなりました。心よりお祝い申しあげます。
綿矢作品、また読みたくなってきました。^^
お断りしておきますが、○○賞とか△△賞とか、
受賞作ばかりに拘っている訳では、決してありません。^^;
陽のあたらない場所にも、たくさんの秀作が埋没しているであろうことは、
このワタクシも重々承知しております。
さて。
来る4月15日開催予定の『・・読書サロン』において、
テーマとなる掌編小説「ポメラニヤン」ですが、とてもよかったです。
楽しく読ませていただきました。
ちょっとワケありな主人公に、これまたちょっと変わった子犬の「ヤン」。
子犬にしては妙に神経質で、やたら警戒心が強い…。
主人公の心の中にも、そして子犬の心の中にもきっと、ふか~い深いヤミが、
潜んでいそうだワン。
気になる彼女たちのその後ですが、作者を囲んで、読者がそれぞれ、
思い思いのストーリーを、どういうふうに議論され、そして、最終的にどんな
形で着地するのでしょうね~。 楽しみに待つとしましょう…。
久しぶりの綿矢りささんでしたが、
リズミカルでテンポのよい展開が大好きです。(*^_^*)
☆
4月15日、芦屋市のルナ・ホールで開催される、
綿矢りささんを囲む読書会「よみうり読書 芦屋サロン」
~3月31付読売新聞・朝刊より~
行きたいぞーーーーーーーーーー!
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