警察官の仕事と採用試験の質問箱

警察官になりたい方のための仕事と採用試験の質問箱。冷やかし興味本位はNG。回答できない質問もありますのでご了承を。

ホラー映画が苦手です。職務上死体を見ることの多い警察官が務まるのでしょうか?

2008年07月16日 | 警察官の仕事
ご質問ありがとうございます。

警察官である以上、死体を取り扱うことは避けて通れません。
「人が死んでいる」というのは非常に事件性の高いことですからね・・・

警察官になる前から「死体を見ても触っても平気」という人はほとんどいないと思います。
仕事なので慣れるしかないです。
ちなみに私はホラー映画は苦手でしたし、未だに苦手です。それでもやっていました。

それから、警察官は死体を扱うといっても、例えば誰も気づかず人知れず打ち捨てられていたように亡くなられていた方の遺体の身元を割り出し、家族のもとへ引き渡す。
あるいは無念のうちに死んでいった方が殺されたのかどうか?もしそうなら誰に?どのような形で?それを解明するために死体を扱うわけで、
亡くなられた方の人格のための仕事であり、決して亡くなられた方に恨まれるようなことではありませんので、そういう使命感を心に持っていれば多少は勇気もわくものです。

警察官採用試験で初回で不合格になれば2回目以降に不利になるのは本当ですか?

2008年07月14日 | 警察官の採用試験
ご質問ありがとうございます。
警察官採用試験で初回の受験で不合格になれば2回目以降も不利になるかどうかは、私には分かりません。

どんな試験でも不合格になった場合、人はその原因は何だったのか、あれこれと考えてしまうものですから、このような情報も推測・噂の域を脱しないように私には思えますが・・・

ただ、やっぱり初回で一発合格したいというのは誰でも同じですよね。
自分の実力試しということであれば、公務員受験予備校などで開催されている模擬試験を利用されるのもいいのではないでしょうか?

警察官は一般的に厳しい・怪我は当たり前というイメージがありますが実際はどうですか?

2008年07月11日 | 警察官の仕事
ご質問ありがとうございます。

たしかに安全か安全でないかと言われると、怪我をする危険性の高い状況に置かれることの多い職業ですね・・・
私もそんなに大きい怪我はありませんでしたが、仕事中の多少の怪我は経験しました。

例えば武道訓練などでは、やはり歳を取って体力がなくなってきたのに無理をすると怪我をすることもありますし、交通取締りや交通事故処理では車の走っている車道に生身で立たないといけないこともあるので、絶対に安全とは言い切れません。
また、最近では警察官を狙った犯行というのも時々報道されますしね・・・

しかし、どうでしょう?
建築現場の高いところで作業するとび職の人や、工場で機械を操作する作業員など、一歩間違えればつねに危険な状況で仕事をしています。
一日中運転している職業ドライバー(運転手)は、いくら自分の運転が上手くても交通事故に巻き込まれる可能性は普通の人よりも確率的に高いはずです。
そう考えると、警察官以外でも、職務上、危険のある職業は多くあります。

ただ、警察官の場合は社会的反響が大きいだけに、何かあれば(例えば通り魔に職務質問したら切りつけられた、など)ニュースになります。

しかし、職務中に怪我をすることはある意味恥ずべきことですから(怪我をした時点で仕事が中断されるため)、事故防止のために武道をしたり、複数行動したり、目立つ反射材を着けて交通整理するのです。

ということで、結論は「怪我をする可能性は比較的高いほうの職業と考えられるが、事故防止のための対策は講じたうえで仕事をしている」です。

現勤務先に勤務しながら受験→合格すれば警察官へ転職 という形をとれますか?

2008年07月05日 | 警察官の採用試験
ご質問ありがとうございます。

有職者が受験してはいけないという規定はありませんので、
問題は勤務先が受験を許可する、しないにあるのではないかと思います。

勤務先が許可すれば受験すればいいと思いますし、
許可されなければ、あきらめるか、退職して背水の陣で受験するか、
勤務先との衝突を覚悟で受験するかはあなた次第です。

交通違反の切符を切られましたが採用試験に不利になるのでしょうか?

2008年07月02日 | 警察官の採用試験
ご質問ありがとうございます。

赤切符や青切符を交付された人や交通事故を起こした人は採用試験に不利になるかどうかは私にはわかりません。
仮に知っていたとしてもそんなことを勝手に口外できるはずがありません。

当然のことですが、警察官採用試験の合否は過去の交通違反経歴だけで決まるものではありません。
受験すれば採用の可能性はありますが、受験しなければ採用の可能性は100%ありません。
となれば、やってみないと結果はわかりません。
失敗を恐れないで挑戦するしかないでしょう。

このブログにお寄せいただいた質問の中で最も多いのは、やはり交通違反が採用試験の合否に与える影響です。
同種の内容の質問を何度も受けますが、判で押したような回答しかできませんのでご了承ください。

機動隊の銃器対策部隊に入りたいのですがどうすればいいのですか?

2008年07月01日 | 警察官の仕事
ご質問ありがとうございます。

機動隊は機動隊という、警察官とは別枠の採用があるのではなく、警察官の中の一つの職種です。
ですので、一般の警察官採用試験に合格し、警察官になった後の人事異動で機動隊に配属されます。
銃器対策部隊に入りたいのであれば、まず警察官になって、自分の希望をアピールし続けていれば希望は叶うかも知れません。

夢が叶うよう頑張ってください。

警察官B(高卒)のおすすめ参考書はありますか?

2008年06月14日 | 警察官の採用試験
ご質問ありがとうございます。

私は警察官採用試験の受験指導をしてきたわけでないので、どの参考書がいいか、とかは分かりません。
本屋でいろいろ比較してみるなり、通信講座のパンフレットを取り寄せて検討するなりして、これと思ったもので徹底的に勉強するしかないと思います。

地域課や交通課志望で、体力的にきつい機動隊に行きたくないのですが可能でしょうか?

2008年06月10日 | 警察官の仕事
ご質問ありがとうございます。

結論から言うとそれは無理です。
人事に関して、自分の希望を提出することはできるのですが、それは必ずしも希望通りになるとは限りません。

例えば刑事畑ウン十年のベテランでも人事異動で交番勤務を命じられたら、それに従わなければいけないわけで、従わないことはそれは辞職を意味します。

特に、私の思うに、「機動隊の仕事とウラ話」でもあるように、有事の部隊活動という、警察の中でもある意味根本的なものを訓練する場所なので、一部の希望者だけが勤務すればいいものではないと思います。

有給休暇などが実際に取れている割合はどれほどでしょうか?

2008年06月05日 | 警察官の仕事
ご質問ありがとうございます。

実際に公開されている有休休暇は年間20日?くらいだったと思います。
民間の企業でもそのくらいだったと思います。

しかし、民間と同じく、警察官も有給休暇を規定一杯に取ることができるかといえば実情はそんなことはありません。
夏季にはできるだけ有給休暇をとれるように配慮してくれる期間もありますが、その時の治安情勢・取り扱い事件事故の有無などで変わってきます。

有休の消化割合はどのくらいかといえば私も正確に数えたことがないので分かりません。年ごとに割合は変わってきます。

また、質問者様の場合、休暇に予備自衛官を勤めてみたいということですが、
私はそういう例を聞いたことがありませんが、
もしかすると公務員法に違反するかもしれません(副業の禁止)。

仮に法律的に問題がないとしても、休暇に責任のある仕事につくことは事実上無理だと私は個人的には思います。
特に刑事のように日勤勤務の場合、捜査(会いたい相手が休日しか時間が取れないなど)や急な事件で決まった日に休暇が取れないことがよくあるからです。

勤務外のときでも日本のために働きたいという心意気は大変素晴らしく、ぜひがんばっていただきたいのですが、その情熱を警察官の仕事だけに注ぐほうが、結果的にいい仕事ができるのではないかと私は思います。

警察官の年収は比較的高いようですが、実際、経済的な状況はどうでしょうか?

2008年06月03日 | 警察官の仕事
ご質問ありがとうございます。

警察官は公安職で、一般の地方公務員よりも給与は高く設定されています。
警察官の平均年齢は約40歳で平均年収は約800万円と言われています。

私の経験した平均的な感じですと、浪費癖でもない限り、大抵は20代でマイカーやバイクを購入しています。
不規則な出勤や非常召集などもありますから、公共交通機関以外の通勤の足がないと困るというのもありますが・・・

それから、結婚披露宴もちゃんと貯金すれば自己資金でできます。
貯金額に関しては人それぞれ(とりあえず貯金しようという人や、趣味にお金をかける人、飲み代の多い人など)ですが、私の場合は毎月の月給のうち、○万円が貯金用の別の口座に振り込まれるようにしていたので、特に意識しなくても勝手にそれなりの金額が貯金できるようにしていました。

家に関しても、新婚の時は官舎でも、30代で子供ができたらローンを組んでマイホームというのが平均的な生活設計のように思います。

配偶者がパートをしている場合もあり、専業主婦という場合もありますが、子供が5人も6人もいるとか、浪費癖があるとか、ギャンブルにのめりこんでしまっているというのでない限り、例えば平均的な4人家族でごく普通の小市民的な暮らしであれば、特に経済的に困るような年収ではないと思います。

県警によって忙しさや雰囲気は違うのでしょうか?

2008年05月28日 | 警察官の仕事
ご質問ありがとうございます。

一般的に警視庁などの大規模警察では忙しい・緊張感がある・プライドが高そう、地方の県警ではそれほど忙しくない・のんびりしているという印象があり、質問者様もそのようなイメージを持たれているようです。

実際、警察白書で統計資料が公開されていますが、それを見る限り、大都市の都道府県ははやり犯罪発生件数は多いです。桁2つぐらい違います。
もちろん警視庁などは警察官の人数も桁違いに多いのですが、警察官1人あたりの犯罪発生件数、人口一人当たりの犯罪発生件数というように客観的な数字で見るとどうなのでしょうか?
私はそこまで調べたことがありませんが、興味がおありなら、都会=忙しい、地方=ヒマというイメージが本当に正しいのかどうか、数字で判断するのも一つの方法かもしれません。

職場の雰囲気に関しては、二つの県警にまたがって仕事をしたことがありませんので、比較のしようがなく、お答えすることはできません。
ですが、職務内容に関してはどの県警でも本質的に違いはないはずです。

ただし、例えば警視庁にはSATがあるが地方県警にはないなど、大規模警察のほうが組織が大型化・細分化していますので、自分の将来したい仕事のイメージがはっきりとしているならば大規模警察のほうがやりがいを感じるかもしれません。

しかし、同じ県警の中でも、都市部の警察署と地方の警察署では、はやり過疎の地域は犯罪は少なかったです。そのあたりはイメージどおりでしょう。
ですが、ビジネス街の都会の中心が最も忙しいのかといえば意外とそうでもなかったり(夜間人も交通も少ないので)、住宅地、繁華街、オフィス街、農村部で発生する事件事故の傾向は違います。


警視庁職員の電話交換をいう業務はどんな仕事をするのですか?

2008年05月20日 | 警察官の採用試験
ご質問ありがとうございます。

私も詳しくは分かりませんが、警察官としての採用ではないので、110番受付ではないでしょう。
しかし、110番以外にも、警察には代表番号がありますから、そういう電話の受付かも知れません。

電話交換というと電話の取次ぎが仕事です。代表電話にかかってきた電話を各部署に転送します。

年齢などの受験資格に関しては採用募集ページにあるとおりです。

警視庁の職員であり、警察官ではありませんから、いわゆる警察官として権限はありませんし、警察官としての仕事はできないと思います。

いずれにせよ、業務内容や採用の詳細に関しては、警視庁のHPに掲載されている採用センターに電話して問い合わせるのがいいでしょう。

将来刑事になるべく空手を始めようと思うのですが、柔道か剣道のほうがいいでしょうか?

2008年05月17日 | 警察官の仕事
ご質問ありがとうございます。

警察学校では柔道か剣道を選択することになっていますが、
そもそも武道は凶悪な犯罪者を目の前にしたときにひるまないための精神力の支えとなるものであり、
実際に制圧する時の我が身を守るものですから、柔道でも、剣道でも、空手でもいいと思います。
どれでもいいので、自分の心と身体をしっかりといじめて、武道を通じて成長することが大切だと思います。

ちなみに、柔道か剣道の段を持っていないと昇任試験を受験できなかったと思いますが、
本来武道は出世のための資格ではないのでそのへんのコメントは差し控えたいと思います。

2つ以上の都道府県警察官採用試験は受験可能ですか?採用後に他県の異動はできますか?

2008年04月23日 | 警察官の採用試験
ご質問ありがとうございます。
2つ以上の都道府県の警察官採用試験を受験することは可能です。

ただし、各都道府県で個別に採用を行っていますので、もしかすると受験日がバッティングしてしまう都道府県があるかもしれません。
近隣の都道府県警察ならバッティングはないかもしれませんが、例えば東北と九州なら、もしかしたらあるかもしれません(ないかもしれませんが)。

その場合はおそらくどちらか一方を選ばないといけないでしょう。

また、警察官は地方公務員なので(国家公務員であるI種・II種採用は除く)、一旦ある県警に採用されたら、他の県警に異動するということはありません。
退職するまでその県の警察官として勤務しなければなりません(出向など一時的に他の都道府県で勤務するケースもありますが)。

夫が警察学校に入校中ですが、平日に出産となった場合出産休暇は取れるのでしょうか?

2008年04月09日 | その他・注意事項など
ご質問ありがとうございます。

このような特殊なケースの場合、このブログのように一般論では回答できません。
ご主人様が直接警察学校の教官に相談されるのがいいでしょう。

元気な赤ちゃんを産んでくださいね!