警察官の仕事と採用試験の質問箱

警察官になりたい方のための仕事と採用試験の質問箱。冷やかし興味本位はNG。回答できない質問もありますのでご了承を。

県警によって忙しさや雰囲気は違うのでしょうか?

2008年05月28日 | 警察官の仕事
ご質問ありがとうございます。

一般的に警視庁などの大規模警察では忙しい・緊張感がある・プライドが高そう、地方の県警ではそれほど忙しくない・のんびりしているという印象があり、質問者様もそのようなイメージを持たれているようです。

実際、警察白書で統計資料が公開されていますが、それを見る限り、大都市の都道府県ははやり犯罪発生件数は多いです。桁2つぐらい違います。
もちろん警視庁などは警察官の人数も桁違いに多いのですが、警察官1人あたりの犯罪発生件数、人口一人当たりの犯罪発生件数というように客観的な数字で見るとどうなのでしょうか?
私はそこまで調べたことがありませんが、興味がおありなら、都会=忙しい、地方=ヒマというイメージが本当に正しいのかどうか、数字で判断するのも一つの方法かもしれません。

職場の雰囲気に関しては、二つの県警にまたがって仕事をしたことがありませんので、比較のしようがなく、お答えすることはできません。
ですが、職務内容に関してはどの県警でも本質的に違いはないはずです。

ただし、例えば警視庁にはSATがあるが地方県警にはないなど、大規模警察のほうが組織が大型化・細分化していますので、自分の将来したい仕事のイメージがはっきりとしているならば大規模警察のほうがやりがいを感じるかもしれません。

しかし、同じ県警の中でも、都市部の警察署と地方の警察署では、はやり過疎の地域は犯罪は少なかったです。そのあたりはイメージどおりでしょう。
ですが、ビジネス街の都会の中心が最も忙しいのかといえば意外とそうでもなかったり(夜間人も交通も少ないので)、住宅地、繁華街、オフィス街、農村部で発生する事件事故の傾向は違います。