奥様は海外添乗員〜メモリアル

ポルトガル旅行後記~憧れの Pousada do Castelo ①

          

オビドスの街に残る城は15世紀に建てられたもの。それも今では国内に43ヶ所あるポザーダ(かつての古城や貴族の館、修道院などを修復し国営ホテルとなったもの)の中でも三本指に入る人気の高さを誇る。いつかは泊まってみたいという夢を今回の旅でようやく実現した古城ホテルでの一夜。では憧れのポザーダへご一緒に♪

          

古城とは言ってもそもそもは敵から身を守るための城塞的な要素が求められていた時代ゆえ、造りはいたって無骨。これはヨーロッパに残る中世の時代の城に共通するものだ。それでも城門をくぐると中庭を取り巻く壁は白く塗られていて街の雰囲気と調和してる。

    

もともと高台に建つ城。城内から続く城壁に立つと、街から眺める景色とはまたひと味違った風景が広がってる。かつての城主はどんな風にこの街を眺めていたんだろう?

          

まわりに広がるぶどう畑、そして遠くに点在する白壁の集落。街の中で感じたものよりさらにさらにゆったりした空気が流れているよう。

          

ところでこちら、たった9部屋しかないこのポザーダの中で特筆すべきスイート・ルーム。そう、この石壁の塔の中が!みなさんにもお見せしたかったけど、残念ながらこの日は先客がありましてね(笑)…

          

そんなわけで、私たちの泊まったノーマルなお部屋(たぶん一番リーズナブルな?)へようこそ。外からは想像できないくらい綺麗にリノベーションされた部屋にまずはびっくり。

    

豪華絢爛な部屋を持つポザーダも中にはあるみたいだけど、ここはどの部屋も比較的シンプルみたいね。アンティークな家具が置かれていたりと、コテコテが苦手な私たちには実に居心地のいい空間。

    

全面にタイルが張られたバスルームもとっても清潔。部屋の備品等々も合わせ、まさにヨーロピアン・スタイル。

    

もともと小さな城だからレセプションにしてもロビーにしても、いわゆるパブリックスペースはとってもこじんまりしてる。でもだからこそ温かみを感じられるのかも。スタッフの誰もが気張ることなく穏やかだし、押し売りしないやさしさが感じられるのよね。あぁ、こんなとこにいると食前酒をもう一杯いただきたくなっちゃうね♪


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