奥様は海外添乗員〜メモリアル

マヨルカ・イビサ島旅行後記~地中海に落ちる夕陽を眺めに

    

ここイビサでもしラッキーにもいいお天気に恵まれたらぜひ行ってみたいと思っていた場所があった。それはサン・アントニ・デ・ポルトマニ。イビサ・タウンからはバスで20分ほど、島の西側にある小さな街だ。

    

大きな湾を持つこの街は近年リゾート開発が進んでいるとは聞いていたけど、季節柄だろうか、思っていたよりずっとずっと素朴で静かな街だ。マヨルカにしてもイビサにしてもシーズンともなると北ヨーロッパからのリゾート客が押し寄せる「ヨーロッパ版ハワイ」的な表現をされることが多いけれど、ずいぶんと印象は違う。でも私的にはホッとした。スペインらしい素朴さがいっぱいで。ところでこの街に到着してからハタと気づいた。しまった!一番の目的にしていたカフェ・デル・マルの場所を調べて来るのを忘れてた(汗)、と。

    

実はイビサに来ようと思うまでカフェ・デル・マルという名も存在も知らなかったこの私。チルアウト・ミュージック(リラクゼーションに向いてる音楽と解釈すればよさそう?)を聴きながら夕陽を眺められるカフェ(というより実際はバー)として世界的に有名なんだとか。ならばぜひ!と思って来たんだけど。それでも心配は無用だった。もともと小さな街。夕陽が落ちそうな方向に海沿いを歩いて行くと、かなり方向音痴な私もあっさりたどり着いたから。

    

それでもまだまだ日は高い。風にのってるカモメたちを眺めながらのんびりと過ごそう。世界中にサンセットを眺める名所があるけれど、地中海に浮かぶこんな小さなイビサ島にこれほど有名な場所があったとは…まだまだ知らないことだらけだ。

    

時計の針が午後8時をまわり、ようやく太陽が傾いてきた。それにしてもこの時季のヨーロッパの日は長い。宵っ張りになるのも当然か。

    

西の空がようやくオレンジ色になりはじめると、どこからともなく集まりだした人、人、人。ワンコ連れの多いことにも驚いたけれど、それ以上にフレンチを連れてる人の多さにはびっくりするやら嬉しいやら、そして恋しいやら(涙)。

    

おや、どうやらカフェ・デル・マルにも人が入りはじめたみたい。ちなみに両隣には別のカフェもあるけれど、シーズン前でもあるしそちらはガラガラ。やっぱりどうせならこの名店でサンセットを眺めたいとみんな思うよね。値段はめちゃくちゃ高いけど…

    

ちょっと雲は出てきてしまったけれど、夕陽が西の空を染めはじめた。シーズン中はこの周辺のビーチ(といっても岩場)が観光客で埋め尽くされるようだけど、この時季はいたって静かに今日一日私たちに元気をくれた太陽との別れの時を迎えてる。では、チルアウト・ミュージックをバックに地中海に落ちる夕陽をどうぞ。



    

海に落ちる夕陽を眺めながらこの旅の終わりも近いことを思う。でも次の瞬間冷や汗が。まずい!イビサ・タウンに戻る最終バスに遅れちゃう~!5月いっぱいは冬時間で運行されてる中距離バス。この時季にサンセット(午後9時をまわった位)を楽しんでバスでイビサ・タウンに戻ろうという場合は要注意。もうちょっといたいという思いを振り切ってバスターミナルに向かわないと、途方に暮れることになりかねない。ちなみに私は出発8分前に駆け込みセーフ。よかったぁ…



みなさんからのコメントはいつも楽しく読ませていただいています。ただ諸々の理由によりこの年明けからコメントへのお返しはしていませんのでどうぞご了承下さい。また旅関係のご質問やリクエストに関しては、できるだけ今後のブログ上に反映させていきたいと思っています。

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