じぶんの足でたつ、それが教養なんだ

「われこそは」と力まないで、じぶんの歩調でのんびりゆったり歩くのがちょうどいい。

教科書問題は「内政」なのか

2005-04-09 | 論評(comment)
 ほんの数行の記事だから真意はくみがたいけど、いうところはいつもどおり乱暴きわまる。勇ましいことをいえば、自分に風が吹くと。(simple enough to be understood by the masses.俗受けするということ)(大所高所からの発言、国益云々とおっしゃるかもしれないけど、NHKのこともあるし)
 外国の人間が日本の教科書記述に対して批判するのがどうして「内政干渉」なのか。批判があるほうが健全ではないか。それを許さぬという姿勢はほめられたものではない。またなぜ、いつも批判がおこるのかを考えたいですね。
 「明らかに内政干渉だ。竹島について政府の主張していることを教科書で書くのはおかしいことではない」のかね。「教育の政治的中立」などこの国ではいつも風前の灯火だけれども、だからこそ消してはならぬとつよく思っている。政府の主張を載せるのは教科書の役割ではないし、無理矢理に掲載させるところに教科書問題のいかがわしさがあるでしょう。といえば、「明らかに内政干渉だ」といわれるのかな。とにかく政府のすることに文句をいうなという、実に尊大な態度が鼻につきます。
 教科書は時の政府のパンフレットなんかではない。そんな安直な発言がまかりとおるような検定=検閲はただちにやめた方がいい、というのがわたしのささやかな所見なんです。
教科書検定批判は「内政干渉」…自民・安倍氏 (読売新聞) - goo ニュース