この人、フジコ・ヘミングの耳が、途中から聞こえなくなった! なのに、再起奮闘。
いわゆる、孤高のひと、というか、戦争中は、戦前も含めて、食べるのも、いろいろと苦労したようで、この唯一、残っていた絵日記にも、庭で獲れた野菜などを工夫して夕食に食べたとか、それがとっても美味しかったようだ。(普段から空腹なので、多分、何を食べても美味しかったのだろう)
で、子供時分から、いやいやながら?も母親にピアノを毎日練習(教えてもらう?)していたせいで、コンサートが出来るようになる、しかも、運が良いのか、素晴らしい人に教わっているようだ。
日本に戻った時は、ニュースにもなったりして、片側の耳が全く聴こえない! というのに、ビックリ。 音楽には、耳が大切なことは、以前からきいていたが・・・ そういえば、ベートーベンも難聴というか、だったらしいし。
で、最近発行された本の紹介。
貴重な絵日記。
ほとんど、独学(絵も自己流)での日記。(戦前~1930年代?か)
この本の中で、戦争なんて、私(フジコ)には、苦労の元でしかなかった。 今は、演奏しながら生きていけるし、幸せだ。 困った人には、手を差し伸べる、というのは、人間として当たり前じゃない? とつぶやく彼女は、普通に生きるといことが、如何に大切かを語っている。 時々、好きなお酒(ワインだったかな?)をちょっぴり飲んで、大切にしているネコさんと、ゆったりした日常を暮らしているそうだ。
それに比べると、私なんか、あっちにブラブラ、こっちにウロウロと、落ち着きのないこと、この上ない。 今日もまた、どこかの立ち飲み屋さんで、ちょこっと食べて、ちょこっと呑んで、本日も終了! などと、心にもないことを、酔っぱらったアタマで、考えているのだろう。