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アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

母との関係・・・幼少時からを振り返る

2015-11-03 19:14:58 | 日記
「なんてひどいことを言うのだ。なんて自分ばっかりの人なんだ・・・!なんてわがままなんだ!」

母の言葉にあきれ、呆然とする私。

ところが、同じ場所にいても、妹のとらえ方は違うわけね。
「ママも、疲れて混乱してるんだよ。」

そう、その通り。妹は優しい。
私だって、冷静になれば、そう考える事はできます。
妹の意見は、ある意味、たいへん正しいと思えます。

他人のことだったら、間違い無く、妹と同じことを言ったと思います。

が、私は、そうは思えなかったのです。
それとは真逆に、激しい怒りがこみあげてきてしまった。

なぜだろう・・・たぶん、私は幼い頃からずっと、母に恐ろしく厳しく育てられました。

「わがままを言ってはいけない。」
「これくらいのことが我慢できないのか」
「甘ったれるんじゃない」
・・・等等、ことあるごとに小言を言われ、厳しく叱られて「よい子」に育てられてきたのが私です。

つまり、そういうことを言い続けてきた母という人は、わがままは言わず、我慢ができて、甘えるなんて事は
しない人だ、というふうに、子供なら思いますよね。

母は、つい最近まで、私に、まるで子供にするように、きつくあたってくることがたびたびありました。

私が、口答えせずおとなしく優しい「よい子」に育ったので、言いやすかったのでしょう。
事実は、母が恐いから、黙ってやりすごしてきただけです。

私の心の中では、前述の、子供時代の母子関係が継続しており、知らず知らずのうちに、
そういうパターンが、母にも私にもできてしまっていたわけです。

だから、私は、ハゲシク驚き落胆し怒ったのです。
「なんだ・・・!だれよりわがままで我慢が無いのはあなたじゃないか!!」

それに対して、妹は、小さい頃から強く、平気で怒ったり反発したり、言いたいことを言ったりしていましたから、
私が母に感じるような恐れの感情は、少なかったと思います。

だから、結果として、妹は私より、ずっと母に優しくなれている。

私の、母親に対する大きな課題が、いきなりはっきりとつきつけられた思いでした。