アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

パステルでいたずら描きしたら、ね

2016-10-31 10:41:14 | パステルシャインアート
なんでもないA4サイズの画用紙に、なんとなぁくクルクルと、パステルで
好きな色を塗りました。

で、塗り終えたら、なんとなぁく、シュルシュルと、練り消しで色を抜きました。

このいたずら描きがけっこう楽しくて、偶然出来上がった絵も気に入りました。



何も考えないで、一人遊びして出来上がった絵を見ていたら、なんか、鳥の羽
みたいなイメージだわ・・・と思いまして、折り紙を切り抜いて、真ん中に
鳥さんを作ってみました。



正面向いた鳥さんの顔は、難しくて、笑い顔みたいになっちゃったけど、
あははは、楽しい~

来年酉年だから、これ印刷して、年賀状にしてしまおうかしら。

好きじゃなかったものが好きになる

2016-10-30 16:10:52 | 美術・芸術
それまで好きではなかったものが好きになるって、よく考えてみれば、お得なことですよね。

それだけ、人生の楽しみが増えるんですものね。

昨日は、日本画の話をしましたが、それ以外にも、素描や習作なんかも
大好きになりました。

昔は、色鮮やかに塗られた、完成された洋画作品を見て
「きれい!すてき!」
と、単純に思い、鉛筆やらコンテやらでサラサラッと描かれたデッサンは、
未完成品のように感じ、色も地味だし、退屈な絵だなぁ、なんて思っていたのです。

でも、最近は、そのサラサラッと描かれたデッサンが、作家の息吹のようなものを
ダイレクトに伝えてくれるようで、たまらなく興味を抱くようになりました。

それで、昔はつまらなくて素通りしていたような素描の前を、前のめりになって
食い入るように見つめるようになったわけです。

「ん-、すごいなー、うまいなー」
とかつぶやきながら、作家がどんな風にこれを描いていたかなどを想像して、
すごく身近な気分、楽しい気分になることができるようになりました。

オトナになったのかしらね?

先日は、お豆腐の話をしましたが、小さい頃は牡蠣も嫌いでした。

でも今は大好き。
フライにしてもお鍋に入れても。

好きじゃなかったものが、好きになる・・・オトナになるって良いことだわね。

好みって変わるもんだ・・・

2016-10-29 17:02:27 | 日記
今月は、鈴木其一展を見たり、岡田美術館に行ったり、と日本画の美に親しみました。

少し前では、考えられないことだわ・・・。

ずーと長い間、環境的に、神奈川県立近代美術館が近かったものですから、
中学生のころから、洋画にばかり親しんできてました。

ボッティチェリやラファエロのようなルネッサンス絵画から、フェルメール、レンブラントのような
オランダ美術、きらびやかな印象派、後期印象派の作品群から、マチス、シャガール、ピカソのような
あるいはムンクのような、近現代美術まで、数え切れないほど見てきましたし、実際大好きでした。

日本画といえば、小倉遊亀とか上村松園とか鏑木清方とか前田青邨とか、あの辺は
好きでしたが、せいぜいそれくらい。

なにか、地味で退屈で、「見よう」という気分になりませんでした。

ましてや、江戸時代の絵なんて、全く魅力を感じなかったのです。

それが、50を過ぎた頃から、そういう、今まで見向きもしなかった日本美術を
「いいなぁ!」と感じるようになったのです。

今となっては、逆に、そういう日本美術の方が、見ていて心が安まり、
「見たい!」と思うようになり、今までずっと見てきた西洋絵画は「もういいや」みたいな
感覚になってしまっています。

芸術の秋なので、あちこちで展覧会やってるんだけど、今ひとつ乗り気になれない私。

むしろ、来月、根津美術館で開かれる円山応挙は、絶対行こう!と、今から意気込んでいるのです。

子どもの頃は、美味しいなんてちっとも思わなかったお豆腐が、今は大好物になったように、
美術の好みも変わるものなのですねぇ。

画像は、鈴木其一展で買った、金色の豪華クリアファイルです

岡田美術館 2

2016-10-28 13:24:37 | 日記
2800円払う価値があるなぁ、と思ったのは、その収蔵品の数と質がすごかったからです。

美術館は5階建て。

で、各階に、みっちりびっちりと名品が並んでいて、それでも足りずに、エスカレーター脇の廊下にも、
陶器などが並べられているのです。

私が見たときには、1階には、弥生時代の埴輪や銅鐸がありました。

教科書で見た写真の印象より、ずっと大きく美しくて、まず感動してしまいました。

あと、その階には、中国の様々な時代の陶磁器がありました。

上の階には、韓国の高麗、李朝時代の陶器と、尾形乾山はじめ日本の陶磁器の名品が並んでおりました。

更に、その上の階は、俵屋宗達、尾形光琳、円山応挙、伊藤若冲、与謝蕪村などの日本画の名品が
ひしめいておりました。

その上の階は、仏像や曼荼羅などの仏教美術があるらしいのですが、夫と私は、4階で力尽きまして、
5階までは見に行かれませんでした。

それくらい、ボリューミーな美術館なのですよ~。

展示品の他にも、庭園があるので庭園散策をしたり(お庭に入るのに¥300払います)、
お庭の中にある離れ屋で、お食事をしたり、足湯もあるので、それに入ったりすると(¥500なのですが、
これは入館チケットを見せるとサービスしてくれるらしい)、ほぼ一日遊べるのではないかと思います。

館内には、座るところも豊富にありますし、お手洗いもすんごくキレイで豪華ですから、
ゆったりすごすにはうってつけです。

ただ、前述の、庭園内のお食事処の特製弁当は、よほど早く行かないと食べられないようです。

私は、そのお弁当を食べるのを結構楽しみにして、11時40分頃行ったのですが、もう既に完売で
食べられませんでした(泣)

ま、代わりにきのこうどんに温泉卵を付けたのをいただきましたが、庭園を眺めながらのおうどんも、
とても美味しかったので、大満足いたしました。

今回は、目玉収蔵品の、喜多川歌麿の「深川の雪」は、残念ながらレプリカの展示でしたが、次回は
是非、本物が見たいわ、と思いながら帰りました。

岡田美術館

2016-10-27 19:48:18 | 日記
昨日、初めて岡田美術館に行きました。

場所は箱根の小涌谷。箱根湯本から、バスで2~30分。
いつでもすぐに行ける所ではありません。

そして、入館料は、普通の美術館の約2倍の¥2800。
おお、なかなか良いお値段です。

でも!しかし!

行ってみてわかりましたが、機会があったら、是非一度どうぞ、という感じの
すばらしい美術館でした。

ちょうど「若冲と蕪村展」をやっていまして、東京都美術館での若冲展が混雑のあまり
断念した私は、作品数が少なくても、若冲を見たかったのです。

「孔雀鳳凰図」は、堂々とした大きさで、彼特有の圧倒的緻密さと色合いの美しさで、
いつまで見ていても飽きません。

しかも、アクセスの良い場所ではないせいか、混雑も無く、ゆーっくりじーっくりと
見ることができるのです。

この孔雀鳳凰図以外にも、6点の若冲作品があり、さまざまな年代の作品を見ることが
できました。

12月18日までなので、箱根の紅葉狩りを兼ねて行くのも良いですね。