マンションの設備と管理

大規模修繕やマンションの設備管理や日常の出来事にかかわる事柄をつれづれなるままに、綴るブログです。

築40年経過のマンション

2015-06-08 14:37:51 | くらし、住宅、マンション、建築
マンションも40年以上経過すると建物、特に設備が古くなりメンテナンスや
給水管の更新をしていないマンション内の、あちらこちらの部屋から水漏れや赤水
がでてやがて、階下の部屋に被害がおき始めます。
1975年以前のマンションは、給水管の管材として、当時は白ガス管が主流
でした。所謂鉄管と呼ばれる管材です。
1975年を境にビニルライニング鋼管が多く使用されるように成りました。
最近のマンションは専有部の給水管には樹脂管(架橋ポリエチレン管等)を使用
されるケースが多くなっています。

(写真は給水管の更新とは関係ありません。)
樹脂だと錆びないからで、かとう性もあり、耐用年月が長く持ちそうです。
まだ、20年位しか実績がないからで、だから・・・・・長く持ちそうです。
さて、この位古くなったマンションは給水管の更新が先決です。
大規模修繕でお金がないからと言っては、更新をやらないわけにはいきません。
古くなるとあちらこちらの住居で、赤水発生と水漏れがおき始めてきます。
水漏れは大事故につながる恐れが大きく、水もれが出ると住めなくなり、また、
賃貸にも出せません。
何故なら、近隣の不動産会社が信用にかかわるので、給水菅の更新をしなければ賃貸
物件として扱ってはくれません。
給水管交換の決議をとるには、大変です。沢山の壁があるはずです。
古いマンションは居住者の出入りが結構激しいので、親身になってマンションの為頑張って
くれる理事長が少ないからです。また、協力者も限られてきます。
最低でも任期を2年務めないと総会または臨時総会の決議をとることができません。
このような、古いマンションは理事会が頑張らなければいけません。
管理会社にお任せもいいのですが、彼らは営利会社です。
高い買い物をしない為に皆で知恵を出し合い、少しでも積立金を増やすように頑張ってください。



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