マンションの設備と管理

大規模修繕やマンションの設備管理や日常の出来事にかかわる事柄をつれづれなるままに、綴るブログです。

管理会社と新理事長その2

2017-04-18 17:38:53 | マンション管理
管理会社と新理事長その2
さて新理事会の第1回目がやってきました。
新理事長が司会をやらない限り、理事方々が1巡目前の比較的新しいマンション(100戸以上)では
今まで特段問題がなければ、管理会社のフロントマン主導で理事会がスタートします。
新理事紹介から始まり、各々理事の役職を決めます。
この役職がすんなり決まればいいのですが、皆理事会に来たくない、早く一年が経過してほしい方々です。
すんなり決まるわけがないです。
やがて、前年度懸案事項の検討や、次回の理事会の日にち決定で第一回の理事会は終了となります。
管理組合の為に動こうとする理事長にとっては、思ったより何もできなくてがっかりの一日となりました。

管理組合を主導していくのは管理会社ではありません、管理組合です。
管理会社は企業である以上無難に理事会がおわり、フロントマンに災いが来なければそれでよしと考えます。
新理事長はこのマンションの区分所有者をどの方向に導いていくかのビジョンを持つことが重要です。
例えば、マンション内に花を植えて居住者全員で憩いたい。
それには植栽委員や植栽関連委員会が必要になります。
次にそれを運営していく予算が必要です。
しかし・・・・・・・・・一般会計の予算はありません。
管理費の値上げですか?
管理費を圧縮して予算を作るしかありません。
以上は一例です。
新理事長さん頑張ってください。焦らないことです。あと理事会は11回ありますが実際は次の
総会と引継ぎがあるのであと9回と考えるのがいいでしょう。


宜しければ覗いてください。
http://mansion-advisor.com/index.html

管理会社と新理事長

2017-04-12 15:32:24 | くらし、住宅、マンション、建築
管理会社と新理事長
3月4月5月はマンションの総会が目白押しです。
理事の輪番制のあるマンションの区分所有者にとってはとても嫌な季節ですが、反面管理会社に
とってはやりやすくなる時期でもあります。
その理由は次のような事情があるからです。
ほとんどのマンション総会では理事長以下理事がほとんど入れ替わります。そうすると理事会
も一からのスタートになり管理会社が主導権をとって理事会運営を動かすからです。
つまりこの時期は管理会社にとってはやりやすくなる時期であり、又輪番で新理事になった方は
大方が早く1年が経って欲しいと思う時期でもあります。

相撲でいえば、色々覚えた理事長は幕下クラスで、多少の経理、建設の修繕等が少し理解
ができ、また理事長を3年も経験すれば、十両最下位クラスの実力がつく方もお見受けします。
その幕下クラスの人がいなくなれば、初めての理事(序の口クラス)の方々は独自で動くことが
できないのでじっとしており、管理会社からの指導を仰ぎます。
これが管理会社主導という意味です。

ではこの状態はいつまで可能かといいますと理事が一巡するまでの間です。
所謂理事経験を一回行い次の理事になるまでの約10年のあいだのことです。
 *マンションの規模により理事の当番が回ってくる違いがあります。
理事及び副理事長を経験して二度目となるとこの時点で三段目クラスの方も出てきます。
あとは本人の自覚と勉強で幕下にすぐ出世できます。十両に上がるには、建築、設備工事の経験が
必要となり、かなりの難易度になります。
しかし、理事になった人生のこの一年間・・・・・早く一年が経って欲しいとじっと待つのと、
積極的に理事会の為動くのでは、どちらが自分の為、周りの為になるのでしょうか。
解答はそれぞれの思いの中ですが・・・・・・。
とにもかくにも色々経験して損はないでしょう

続編はまた近日カキコします。


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