マンションの設備と管理

大規模修繕やマンションの設備管理や日常の出来事にかかわる事柄をつれづれなるままに、綴るブログです。

給水管の更新 イロハ

2013-04-25 14:13:08 | くらし、住宅、マンション、建築
給水管の更新があるのでと、電話で知り合いに相談をされました。
戸数はおよそ100世帯です。
築30年から40年経過のマンションなので本気さを感じました。
さてここからです。
詳しい話は聞かなかったのですがマンションなので当然
供用部の配管の交換になります。
想定ですが、受水槽を置き加圧ポンプを経由して各パイプ
シャフトへと給水しているものと思います。
ここで最初に懸案することは、使用しながらの配管の更新か
それとも、新たに設置する配管のスペースがあるかどうか
の見極めの判断が最初に決める事項となります。
使用しながらの更新はほとんどのマンションがそうですが、
仮設の配管を用意して工事に取りかかることになります。
次に決めなければならないことは、使用管材の決定です。
使用管材がステンレスか、ビニルライニング鋼管かHIVP
管かで、倍以上の価格の幅が出できます。
配管材には各特徴があります。
あと何年もたせるかはほとんどの配管材は保温を巻き大気に
じかにさらさらければ40年はもつはずです。
この辺になってくると管理組合単体で動き出すと、事の顛末が
難しい状況になる様な事になりかねません。
工事を行うと決めたからには、設備専門の設計コンサル又は
設備設計事務所を入れて勧めていくほうがいい結果が出ます。
コンサルが最初に行うことは既設の図面のチェックと現地調査です。
これが給水管の更新のイロハです。


多摩プランニング(有)

高遠の桜

2013-04-16 17:02:56 | Weblog
高遠の桜を見てきました。
少しですが花見をしてください。

関東一の桜といわれるだけあって見事な桜でした。
実際は信州は長野県なのですが桜と言えば高遠といわれるくらい有名
です。今回で三回目なので、三度目の正直でやっと当たった感じです。
昨年は少し早すぎてつぼみでした。
その前は土曜日で車が渋滞で動きませんでした。
今回は人ひと、人がたくさんいてこんなにひとの多いのも高遠では
初めてだそうです。

増圧ポンプに交換の巻

2013-04-09 14:19:42 | くらし、住宅、マンション、建築
昨今受水槽を取りやめ、増圧ポンプに交換するマンション管理組合様が
増えております。
交換工事するにあたり、増圧ポンプと加圧ポンプの違いをご理解下さい。
勘違いされてる方が多くいます。
下段にに写真を掲載しておきます。

  このポンプは名称加圧ポンプで受水槽が必要です。

  このポンプが増圧ポンプで水道メーターから直接接続できます。
  電源は以前の加圧ポンプの電源で接続できます。

増圧給水ポンプは、水道本管より送られてくる水をそのまま直接建物へ
圧送します。増圧ポンプに変更できる住戸数の目安 増圧ポンプは概ね
15戸から100戸まで可能 です。
増圧ポンプにするメリット
1・水道本管からの直接給水のため、安全で衛生的な水が飲める。
2・受水槽の清掃点検が不要になり、毎年その分のお金が節約できます。
3・受水槽の場所が有効利用可能です。
しかし、受水槽のメリットもあるのです。
災害時ちなみに、 断水時でも、タンクに貯留された水の使用が可能
でもよく考えると、このことって他人が水がない時自分たちだけが水が
あればいいという考えですね。
赤信号皆で渡れば怖くないですが、皆が水がなければ、こわくない。
川の水を沸かしても飲めます。
人間生きる気持ちがあれば怖くないはずです。
増圧ポンプに交換の巻でした。
調査をして簡単な図面を引けば簡単に交換可能です。


多摩プランニング(有)

マンション管理業の業界の変化

2013-04-04 11:34:40 | Weblog
穴吹工務店の完全子会社化で
“大金”を投じる大京の損得勘定
久々のマンション市場の盛り上がりを前に、大きな買い物をした久々
のマンション市場の盛り上がりを前に、大きな買い物をした
Photo:JIJI リーマンショックや東日本大震災の混乱を経て、全国の
多くの地域で新築マンション供給戸数が反転した2012年。
13年は消費増税前の駆け込み需要が出るのは確実で、業界は久しぶり
に明るいムードに包まれている。そんな中、「大京が打って出た」
と話題になったのが穴吹工務店の完全子会社化。307億円という大枚
をはたいての買い物だった。穴吹は09年に会社更生法の適用を申請。
大京は投資ファンド、ジェイ・ウィル・パートナーズと共同で、
スポンサーとして経営再建をサポートしていた。近年、マンション
管理事業に力を入れている大京にとって、リーマンショック前、供給
戸数で業界1位になったこともある穴吹の既存物件数の多さは大きな
魅力だ。加えて、穴吹は香川県に本社を持ち、特に西日本の中核都市
で強い地盤を誇る。
東日本中心の大京にとって、エリアの補完関係を望める相手なのだ。
その土地に詳しい人材や情報のネットワークを手に入れることで、
土地の取得や、ゼネコンの手配など、あらゆる業務がやりやすくな
る。両社の販売戸数を合算すると、業界4位に浮上。管理戸数は業界
トップに躍り出る。資材調達の共同化や業務効率化などによるコスト
削減効果も子会社化のメリットの一つだ。かつて、自身が経営不振に
陥り、オリックスに支援された経験を持つ大京。「ライオンズ
マンション」ブランドは人気が低いとささやかれる局面もあったが、
“大金”を投じて再び勝負に打って出る。

記事元(「週刊ダイヤモンド」編集部津本朋子)より


取得理由は下記にて発表されています。
株式会社穴吹工務店の株式の取得(子会社化)の完了に関するお知
らせ当社は、平成25 年3 月11 日付の当社公表資料「株式会社穴吹
工務店の株式の取得(子会社化)
に関するお知らせ」にてお知らせしました株式会社穴吹工務店の
株式の取得を完了いたしました
のでお知らせいたします。
5.株式の取得の理由
穴吹工務店は、平成22 年9 月に東京地方裁判所より更生計画の認可
決定を受け、以後更生計画に則って、順調に再建が進んでまいりま
した。穴吹工務店は、長年にわたって住宅事業を展開してきた歴史の
ある企業であり、これまで地方中核都市を主体にサーパスマンション
ブランドで約1,300 棟・約77,000 戸のマンションを供給してきていた
ほか、グループ会社においてもマンション管理事業(株式会社穴吹コミ
ュニティ)、不動産仲介事業(株式会社穴吹不動産センター)など、
不動産に係わる総合的なサービス体制が整備されています。
当社が同社株式を取得することで、それぞれの企業が持つ強みが融合
され、様々なシナジー効果が期待されることなどから、今回の株式
取得を決定いたしました。
<期待されるシナジー効果>
主に三大都市圏を中心に事業展開する大京グループと地方中核都市を
主体とする穴吹工務店グループそれぞれが持つ顧客基盤を融合する
ことで、より多角的な事業展開が可能となります。
ストック事業においては両社が持つマンション管理受託戸数
(大京グループ約44 万戸、穴吹工務店グループ約6.8 万戸)を合わ
せると50 万戸を超える規模となり、居住者向けサービス事業をはじめ、
マンションの修繕(大規模修繕)の請負工事事業などの拡大が図れます。
また、穴吹工務店グループの長年の経験と実績に基づいた高いレベルを
有する施工技術や工事監理業務など、大京グループにおけるリノベー
ション事業やリフォーム事業へ活かすことでより高い品質の商品提供
が可能となります。加えて、資材の調達一本化により効率的に
調達コストの削減を図ることを目指します。
不動産仲介事業においては、東日本を主体とする大京リアルドと、
西日本を主体とする穴
吹工務店グループ(株式会社穴吹不動産センター)が相互に補完し
あうことで不動産仲介の情報ネットワークの拡大が図れます。
以 上

コメント
大京が往年の力を戻してきました。
デベロッパーとして管理戸数はトップに躍り出て、東急、長谷工の
脅威となり、他の管理会社はより新規の管理組合を受託するには、
よほどの目玉がないと難しくなりそうだ。