家電購入ネットでお得に――量販店タイムセール活用(ネットナビ+α)

2007年09月28日 | 通販/モール
時間帯区切って、値引き幅アップ
値動きチェック、携帯でこまめに
 薄型テレビやDVDレコーダー、デジタルカメラなどのデジタル家電は家庭への普及が進み、価格もずいぶんと手ごろになってきた。だが、セールを狙うにしても仕事が多忙だったり、子育てで忙しかったりと、なかなか店までこまめに足を運べない人も少なくないだろう。そんな場合に便利なのが家電量販店各社のショッピングサイト。しかも、時間帯によって店頭より安く買えたり、ポイントが多くもらえたりするケースもある。
 ビックカメラやヨドバシカメラなどのサイトでは店頭と同様に、時間帯を限ったタイムセールを実施している。サイトでの販売は「テレビのゴールデンタイムが終わってからが勝負」(ビックカメラ)といい、通常の時間帯よりもお買い得品を見つけやすいという。
 ヨドバシカメラが運営するサイト「ヨドバシドットコム」は平日の午後七時あるいは午後九時から「ナイトバーゲン」を始める。特に午後九時―午前零時の時間帯は「シンデレラバーゲン」として、四十万―五十万円の薄型テレビが十万円前後安くなることもある。
 ビックカメラの「ビックカメラドットコム」も平日、週に二―三日、午後十時ころからセールを実施。特価商品をサイト画面の目立つ場所に表示する。テレビやDVDレコーダーなど商品によっては普段より二万―三万円値下げしたり、ポイント還元率を五―一〇ポイント高めたりすることがあるという。
 「店頭で店員に商品説明を聞き、価格帯も押さえておき、あとは自宅からサイトをチェックしてもらえると一段と安く買えることもある」(ヨドバシカメラ)という。各サイトには「買い物かご」などの名称で好みの商品を登録する機能がある。ヨドバシやビックは商品の値動きなどを携帯電話向けサイトからでもチェックできて便利だ。
 プリンターのインクカートリッジなどの消耗品やプロジェクターなどオフィス需要が強い商品なら平日の昼間が狙い目のようだ。ビックは平日の正午から関連商品の露出を増やし、安くするものもあるという。
 家電量販大手が店頭やサイトで価格を下げると追随するほかのショッピングサイトも多い。ヨドバシやビックなどは週末や連休中にも休み前日の夜からセールを実施している。時間帯や曜日によって価格は上下するので「買い物かご」などをうまく活用しよう。
 このほか店頭の販売数量が限られた商品や在庫処分品などいわゆる“掘り出し物”を見つけることもできる。「ブランド品や時計など数個や数十個の単位で売りに出る」(ヨドバシ)。年末年始や年度末など商品の入れ替え時期には、パソコンのほか冷蔵庫やエアコンといった大型家電でも旧型商品などが廉価で売られることがある。
 店頭でためたポイントをネットで利用することも可能だ。ヤマダ電機やビック、ヨドバシなど家電量販大手ならおおむね対応している。
 家電品以外にも使えることが多く、ヤマダの「ヤマダ電機 WEB.COM」では書籍やブランド品、花、酒類なども含め約二十三万品目を取り扱う。店舗では書籍などの扱いは一部の大型店に限られる。
 店頭での買い物よりポイントがためやすい側面もある。店頭ではクレジットカードで支払いすると現金払いよりポイントの還元率が低くなるケースが大半だ。例えばビックカメラは店頭でカード支払いにすると現金よりも還元率が二ポイントほど低くなる。だが、サイトで買い物する場合はカード決済でも銀行口座振込でもポイントの還元率に差を設けていない。ヤマダやヨドバシでも同様だ。
(消費産業部 藤野逸郎)
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▽エディオン ダイレクトshop.edion.jp/
▽ヨドバシ ドット コムwww.yodobashi.com/
▽ビックカメラ ドットコムwww.biccamera.com/
▽しいたけブラザーズwww6.ocn.ne.jp/~shiitake/