エディア、PSP向けナビソフト、GPS使えぬ場所もOK、現在地推定の技術活用

2007年06月29日 | 通販/モール
 ナビゲーション機器開発のエディア(東京・千代田、伊藤伸一社長)は携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」向けのナビゲーションソフトを八月九日に発売すると発表した。無線LAN(構内情報通信網)を利用するソニーの位置特定技術「プレイスエンジン」の供与を受け開発した。全地球測位システム(GPS)の電波が届かない場所で現在地を推定できる。
 発売するのは「プロアトラス トラベルガイド」。普段は本体の端子にGPS機器を差し込んで利用。GPS電波が届かないときは無線LAN電波で現在地を推定する。移動時に現在地を追跡しながら地図上でリアルタイムに道案内する機能を備えた。
 エディアはPSPとパソコンから利用できる専用ウェブサイトも開設しており、レストランの場所などを利用者同士で交換できる。メモリースティックに最新データを取り込み、最新の地図を利用することも可能だ。価格は五千四十円。
 ソニーのプレイスエンジンは利用者が位置を問い合わせたり位置情報を登録したりすることを繰り返してデータベースを拡充し、推定精度を高める仕組み。現在、約五十万件のデータが登録されている。