世界の電子広告版市場、屋内向けは2011年に3倍超の75億ドル規模

2007年08月17日 | アフィリエイト/広告/販促
アイサプライ・ジャパンは8月14日、全世界のデジタル・サイネージ(電子広告板/案内板)市場に関する調査結果を発表した。2006年の売上高は92億ドルで、アイサプライは2011年に146億ドルまで拡大すると見込む。この間の年平均成長率(CAGR)は9.7%となる。

同市場のうち屋内施設向けデジタル・サイネージは、ホテルやレストラン、レジャー施設などでの設置が増えるため、2006年に23億ドルだった売上高が毎年26.4%のペースで増え、2011年は75億ドルになるという。その結果、屋内施設向けデジタル・サイネージが市場全体の半分を超える。

デジタル・サイネージ市場について、アイサプライは売上高よりも設置台数の伸びが大きいと予測する。特に屋内施設向けの設置台数は、2006年の76万4209台が2011年の1200万台に増え、CAGRは73.4%となる。市場全体では、2006年が390万台、2011年が2210万台で、CAGRが41.4%とみる。

2007年第1四半期における市場全体の売上高を地域別にみると、北米が39%を占め最も多く、欧州/中東/アフリカ(EMEA)の35%が続く。アイサプライは、2007年以降に中国およびアジア太平洋地域でサイネージ・メーカーが大きく伸びると予測している。

関連情報
・アイサプライ・ジャパンのWebサイト http://www.isuppli.co.jp/