第592話 「下北沢での熱い夜」

土曜日の夜、とあるライブに行ってきました。
fmsのギタリストであったまささんに誘われたんですが
まささんの知り合いのバンドMEAT EATERSのライブが
下北沢であったのです。

MEAT EATERSは前に渋谷屋根裏でライブを観たことがある。
ダイナソーJr.を彷彿させる熱いバンドでした。
私は土曜日は仕事なので間に合うかどうかは不安でした。
案の定、仕事でMEAT EATERSのライブには間に合いそうもなかった。
しかし他の対バンもいいらしいので仕事が終わりバイクで
下北沢に向かいました。

場所は下北沢 ERAというライブハウスで行くのは初めて。
下北沢に着いたのはいいんですがライブハウスの場所が分からなくて
ですね、かなり迷いましたよ。服屋さんで場所を聞いたりして
なんとかライブハウスに入場。時間はもう21時になってました。

ライブハウスの中に入ったらですね、もう人でいっぱい。
凄い人だかりでしたよ。こんなにお客が入ってるライブハウスに
行くのって久しぶりだなぁ。もうステージが見えないんだもんね。
するとどうやら時間がおしてるらしく、私が入場したときは
3バンド目のLUMINOUS ORANGEというバンドが演奏してました。
残念ながらMEAT EATERSは終了してましたが。

そのLUMINOUS ORANGEというバンド、凄くイイ。
ヤバイ私好み。なんていうんだろう・・・音がハズれてるようで
ハズしてない。ヘタっぽいようでそうでない。
変な音を出してるんだけど、それが異常にカッコイイ。
ボーカルは女性2人なんだけど歌うという感じではない。
それがまたカッコイイ。いやぁ・・ヤバイね。
いいバンド観ちゃったなぁ。曲の構成も普通じゃないんだなぁ。
私は変わった音を出してるバンドは凄く好きなんですよね。
ある意味、下北っぽいバンドなのかもしれない。
だから下北沢って場所は好きなんですよね。
センスがいいバンドが多いと思うんですよ。

そしてこの日のトリはVELTPUNCHというバンド。
なんでもレコ発らしいです。このバンドのライブが始まる前に
前列のほうに行ったらまささんがいまして合流。
VELTPUNCHのライブが始まりました。ボーカルはギターの男性と
ベースの女性が交互に歌うスタイル。
私てきな意見なんですがACIDMANを彷彿させるような感じでしたね。
ACIDMANは私は大好きなんでいい感じなバンドでした。

VELTPUNCHのボーカル&ギターの男性がMCで
「今度ワンマンを初めてやることになりました」とMC。
「このバンドを10年続けて初のワンマンです」と言ってました。
そっか・・・バンドをやったことがある人なら分かると思うんですけど
一つのバンドを10年やるのは大変なことなんです。
私だって今まで色んなバンドをやってきて自分が脱退したり
他のメンバーが脱退したり音楽性だったりして
色んなバンドが解散、自然消滅とかあった。
それが10年も続くというのは尊敬に値することですよ。
しかもアマチュアで。

今回のライブは凄く良かった。残念ながらMEAT EATERSは観れなかった
けど他のバンドのライブは凄く良かった。
センスが良かったんですよね。上手いだけじゃつまんないもんね。
帰り際にMEAT EATERSの方と少しトークをしました。
いい方でしたし音楽のセンスも良いような印象も受けましたね。
やっぱね、スタンダードなロックしか聴いてない人は
たとえ上手くてもスタンダードな音を出すんですよね。
変わったロックを聴いてる人はテクが無くても個性的な音を出すんですよ。
それを凄く感じましたね。

やっぱ個性的な音を聴くと凄く刺激になる。
今回は刺激的なライブでした。下北沢という場所も大好きだなぁ。
そしてVELTPUNCHの方のMCが印象的でした。
バンド10年目で初のワンマンなんて凄く素晴らしいことですよね。
やっぱ何事も続けることなんですよ。
バンドをやると色んな事があるけど、それを乗り越えて続けること・・・
それは凄く大事なことですよね。想いさえあれば続くんだなって
思った今回のライブでした。まささん今回は誘ってくれてありがとう。
また何かあったら行きたいですね。