第1098話「退院・・・その後(その2)」

前回の続きを書いてみます。

私が住んでいるとこの近くには新型コロナの診察をしてくれる病院があった。
仕事を行く前に熱があったので会社からは病院に行くように言われた。

ネットで調べてその病院を確認。
だが当日の電話予約もしくはネットでの予約が必要との事。
なので病院が開院する時間を見計らって電話。
電話した結果、14:00頃に来るように言われる。

家からはチャリで10分位で病院に到着。
病院からは着いたら入り口近辺から電話してくれと言われてたので
入り口付近から電話。

電話すると看護師さんが出てきて入り口の隅にある
仕切りで囲われた狭いスペースに通され椅子に座り
体温を計るように言われる。

渡された体温計で体温を計り看護師さんに報告。
相変わらず熱は37度を超えていた。

その後、一般の患者さんとは別のルートで病院の裏の入り口から入る。
看護師さんに案内され部屋に通される。
その部屋はコンビニでよく見る透明なビニールシートで
覆われた部屋だった。

そして採血をする。
その後は椅子に座ってしばらく待つ事に。
今度はレントゲンとCTを撮るらしいので部屋を移動。
両方撮ったのでまた元の部屋に戻る。

しばらく待った後、看護師さんから少し説明。
PCR検査だと結果が出るまで2,3日掛かるらしいので
抗原検査をするとの事。
抗原検査だと15分～30分で結果が出るらしい。
しかし精度は低いとの事。

良く分からなかったが取り合えず鼻に綿棒を突っ込まれる。
そしてしばらく待つ事に。

そしてやっと先生が登場。
検査結果の資料を持ってきて説明。
「新型コロナの陽性です」
あまりにもあっさり言うもんだから私は「へっ？」
私は「インフルエンザじゃないんですか？」と聞き返すと
結果の紙を見せられ
「インフルエンザは陰性です。コロナは陽性です」との事。

そしてレントゲンを見せられ「肺炎も発症してます」との事。
「この白いのが肺炎です。かなりありますね」だと。

そして更に「ということで入院してもらいます」だと。
私は「・・・いつからですか？」と聞き返すと
「今日からです」

私は更に「へっ？」
既に時間は18:00頃になっていた。
「では病室に案内します」と言われたので「今からですか？」
と聞き返すと「そうです」

もう頭の中が真っ白だったんだけど
「取り合えず荷物を取りに行きたいんで一旦家に帰りたいんですけど・・」
と言うと先生は
「19:00までに戻ってください。あとこの時間だと夕食は出ないので食べてきて下さい」
・・・だと。

私はチャリで家に向かったんだけどチャリをこぎながら
何か実感が全然湧かなくて家に着いたらバッグに色々と詰めた。
食事をしてくれと言われたが食欲が全然なかった。
食べようとすると気持ち悪かった。
なのでホント少量だけ軽く食べた。

病院に戻ったら看護師さんに案内され裏道から病室に案内される。
中に入ったらおそらくみんなコロナの患者であろう。
入院している人達がいた。

私が案内された部屋はまだ他の患者がいない部屋だった。
ベッドは4つあってカーテンで仕切られてたが取り合えず私だけだった。
ベッドに横になり色々と考えた。

時期的にはもう年末でクリスマスやら正月であわただしい時期だ。
仕事だって私が抜けたら私が担当してた仕事は中途半端になってしまう。
そして仕事を休んだら給与にも響く。

「何だよ・・・ついてねーな・・・」

それしか言葉が無かった。
別にこの時期、私は何処にもいってない。
基本仕事と家の往復だけだ。
休みの日もほとんで出かけてない。
心当たりが全くなかった。

でもそんな人が結構多いのかもしれない。

21:00に消灯なので取り合えずは寝た。
この先どーなるのか・・・
展開が急すぎてよく分からなかった・・・。


つづく