おはぎ・・・

2005-03-17 | Weblog
今日は彼岸の入り…仏壇もなくお墓も遠い故郷にあるので
これといって特別なことはしませんが
やはり"おはぎ"くらいは食べたくなりますね。
写真は、天気が悪いので近くのスーパーで買ったものです。

そんな手抜きの私と違い、義母はおはぎ作りが上手なんです
母が入院していたとき私は主人の実家に居候させてもらって
病院通いをして、なんとお弁当まで義母がもたせてくれたことも・・・
母は食事制限の必要はなかったので、私が持参したお弁当と
病院のお昼を交換したことが度々ありました。
それでお彼岸に義母がおはぎを作ってくれたわけです。
もち米を炊いて半つぶしにして小さく丸め、程よい柔らかさの餡で
くるっと包んで・・・私は手伝うでもなく
義母が器用に売り物のような形よいおはぎを作るのを眺めていました。
私の実家では、そんなに小さな形の整ったおはぎではなく、
大きなオニギリのようだったり、或いはお茶碗にもち米ご飯を盛って
その上に餡を載せるだけ、という超手抜き・・・まあ、畑の仕事などで
忙しい農村地帯ならでは、だったのでしょう、きっと
だから義母が作ってくれた上品な出来栄えのおはぎは感動モノ
味ももちろん美味しいのでした。。
そんな風に作ってもらったおはぎを持って病院へ行ってみたら
昼食についたおはぎがドーンと大きくって笑ってしまいました。
母が義母手作りのおはぎを喜んだのは言うまでもありません

ところで、面倒なのでつい、おはぎと書き続けていますが
「おはぎ」というのは秋で、春は「ぼたもち」というのだと
今日電話で話した友人にも指摘されてしまいました。
それぞれ季節の花の「萩」「牡丹」が名前の由来だとか・・なるほど
・・・でも牡丹ってもう少し後のイメージが?

さらに呼び名の話をすると、田舎では「かいもち」とも言ってました。
どうやら信州や北陸地方の方言のようです。
柔らかいので「かゆもち」と言ったのが訛ったという説明を
ネットで見つけることが出来ました。

名前はともかく、おはぎは美味しくってヘルシーですよね