Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

「謎解きはディナーのあとで」最終回。

2011-12-20 23:39:46 | テレビ・ドラマ


「謎解きはディナーのあとで」も、とうとう最終回を迎えました。
毎回、ミステリーとしてはどうよ?なデキだったこのドラマ、最終回くらいはミステリードラマらしい
仕上がりになってるのではと期待していたのですが…


ミステリー作家・天道静子の家で、2つ目の殺人事件が起きてしまった。
現場でナイフを持ってたたずんでいた影山を見て、麗子は動揺し、影山が犯人なのではと疑う。
影山の釈明により、麗子の影山への疑いははれたものの、運悪くそこに風祭がやってきて、影山を
殺人容疑で逮捕し、国立署へ連行してしまう。
しかし、影山は取り調べでも完全黙秘をつらぬき、留置所に入れられるが、そこに麗子の父の清太郎が
現れる。宝生グループの力で留置所から出ることができた影山は、クリスマスディナーのあとで
麗子に今回の事件の謎解きを説明するが…

詳しくはドラマ「謎解きはディナーのあとで」公式サイトでどうぞ。
まあ、公式サイトにも事件の謎についてはあまり触れられてないのですが。


先週の続きということで、いろいろ思い出しながら見るのが大変でした。なんせこのドラマ、毎回
見終わったら即忘却の彼方でしたから。今週も影山が先週の事件についての謎解きを説明するたびに、
「あれ?そうだったっけか?」
と首をかしげてしまいました。「X」っているダイイングメッセージがあったことすら忘れてたよ~。

しかし、さすがに最終回なだけあって、今回のストーリーはいままでのものよりも内容に深みがあって
最後はちょっぴり感動して涙がちょちょぎれました(←久しぶりに使う表現)。もうね、最終回のヒロインは
麗子じゃなくて里美(菊池和澄)ちゃんだったね!彼女のピュアな演技に涙を雑巾絞りされた人が日本中に
何万人いるか!周りにいる大人の共演者がかすんじゃったもんね!!
(あとで調べたら、彼女はゲゲゲの女房でヒロインの子供時代を演じてたんですねぇ。さすがの演技に納得です)

母親の天道静子が娘の里美に送ったビデオメッセージの場面では、最近同じ局で見かけるフィギュアスケート
全日本選手権のCMを思い出して、胸が痛くなりました。娘を想う母の心…まさかこのドラマで涙腺を刺激されるとは
思いもよりませんでしたよ、ほんと。

影山の推理による謎解きは相変わらず強引で、「ホントかぁ?」と突っ込みたくなるところもしばしばありましたが、
里美を演じた菊池和澄ちゃんに免じて許すことにします。あと、最終回でもミラクルを見せてくれた風祭警部にも。
いや、最後の最後まで盛り上げてくれましたよホント…風祭警部でスピンオフ作ってほしいくらい。
30分くらいのを。午前1時以降の超深夜枠で。

先週の予告でもったいぶって言ってた「麗子の秘密」は最後の最後であきらかになりましたが、予想をはるかに
上回る肩すかしなその“秘密”に、がっかりするよしむりろ清々しさを感じてすっきりしました。
正直、麗子の秘密よりも影山の秘密(絶対いろいろありそう)のほうが気になりますが、それはまたこの先
続編ドラマ(もしくはスペシャル)を作ったときにあきらかになるんでしょうねぇ…きっと。

櫻井君の執事役はハマっていたし、風祭警部のおちゃらけぶりも好きでした。
でも、もう少しレギュラー出演者に光を当ててほしかったなぁという本音もあります。ドラマの構成上
仕方なかったんでしょうけどね。もし続編を作るなら、影山のワンマンショーばかりにしないで、もっと
登場人物たちを活かしたドラマにしてほしいです。


最後に次クールのドラマの予告がありましたが、次のドラマはまた全然趣が違うんですね…えらいシリアス。
主演が竹内結子だし多分見ないでしょうが、原作は興味があるので本屋で平積みされてるのを見たら
ちょっと読んでみようかなと思います。

次の嵐ドラマは正月のスペシャルドラマ「もう誘拐なんてしない」ですね。
「謎解きはディナーのあとで」と同じ原作者だから、期待していいのか悪いのか…不安。


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