Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

「謎解きはディナーのあとで」第5話。

2011-11-15 23:58:41 | テレビ・ドラマ


ミステリーと呼ぶには微妙なドラマ「謎解きはディナーのあとで」の第5話を見ました。
今日は日本シリーズの放送があったので、いつもより1時間弱遅れての放送でした。
野球の放送延長で番組の始まる時間が遅くなるのなんて久しぶり…。
昔は野球のある日は30分ずつ遅れるのが当たり前だったんですけどね。
今じゃお家騒動くらいやらないとプロ野球が話題にならない時代になりましたから。
まあ、私が高校生のころ、日本シリーズはすべてデーゲームだったくらいなので、
その頃といまとじゃ状況が変わってても仕方ないくらいの時間が流れているのですが。はっはっは。


…いきなり話が横道にそれてしまいました。えー、「謎解きはディナーのあとで」の今週のゲスト出演者は、
中村俊介とマイコでした。マイコは朝ドラの「おひさま」で主人公の親友役で、中村俊介はフジテレビの
浅見光彦シリーズで年配の方にも顔が知られているので、いつもは若い俳優が出てくると「この人誰?」と
私にしつこく聞いてくるマリコも、黙ってドラマを見ていました。う~ん、それにしてもマイコとマリコ、
一文字違いでえらい違いだな…。

マイコと中村俊介が演じるのは、人気漫画「国立ち日記」の原作者と漫画家(作画担当)。「国立ち日記」という
タイトルに「くにたち物語」を思い出しましたが、漫画の内容は全然違うものでした。詳しいあらすじは
出てこなかったけど、音楽(バンド?)モノみたいです。ポスターとかが画面に少し映ってたけど、
誰が描いたんだろう。ちょっと気になりました。


神社の境内で、ナイフで刺されて死んでいた菅野由美(マイコ)。彼女は人気漫画「国立ち日記」の
原作者だった。風祭警部と麗子は、「国立ち日記」の漫画を描いていた江崎健夫(中村俊介)を疑うが、
彼には完璧なアリバイがあって…


詳しいあらすじは「謎解きはディナーのあとで」公式サイトを読んでいただければわかりますが、
今回はいつもの犯人捜しのための推理ではなく、容疑者のアリバイ崩しのための推理でした。

実際の事件で、警察に「こいつが犯人だ!」と決めてかかって捜査されたらたまったものでは
ありませんが、ドラマなので大目に見ます。だいたい、「相棒」の右京さんも事件が起きて
10分くらいで犯人の大体の目星がついてるみたいですし。そうでないと1時間で事件解決まで
行きませんもんねぇ。

先週の第4話が今までのパターンとは違っていたので、今週はどうなるんだろうと思っていたら、
通常運転から少し変えてきましたね。と言っても麗子が捜査情報を影山にぺらぺらしゃべったり、
普通の刑事だったら気づくだろと思えるような見落としに、影山に指摘されるまで気づかないとか
見てるこっちが恥ずかしくなるようなザルな部分は相変わらずでしたが。お寒いアメコミチックな
演出も相変わらずだし。正直、スタッフはあれを面白いと思ってるのか?と疑問です。

興味を引いたのは、影山が麗子に謎解きを一方的に語るのではなく、麗子に謎を解かせようと
影山が誘導しているところ。おかげで、今回は麗子も謎解きに一役買うことができました。
お嬢様に何から何までしてあげるのではなく、麗子が自分でできるように教え導く…
これも影山のでしょうか。私も見習わなくては。

犯行時刻のアリバイを作ったのが、犯人(と呼ぶのも違うような)じゃなくて被害者(これも違う?)
だったというのが、意表をつかれて面白かったです。ただ、動機が「そこまでやるか!?」と
突っ込みたくなるほど現実離れしていたので、そのへんを説明する場面では少々しらけてしまいました。
最近、翌日の水曜日に放送している「相棒」の内容が重いのばっかりだから、そのギャップで余計に。

風祭警部は先週の回で出会った謎のお嬢様“ホウ・ショウレイ”(正体は麗子)にフォーリンラブ
しちゃったみたいですが、これもまたベタベタですね。原作もこういう展開なのかなと思うと
こめかみがズキズキします。原作が漫画なら許せるんですけど、小説だと思うと…。

でも、ラストシーン前の、影山がリムジンを運転しながら麗子に語る場面はよかったです。
かけがえのない存在だから、いつもそばにいるから、かえって素直な気持ちが伝えられない。
ベタだけど、グッときました。眼鏡を外して「お嬢様に伝えたいことがあります(キリッ)」の場面は
ドキドキしたし。どうせギャグで終わるんだろうと予想していても。


来週のゲストは、バナナマンの日村…なんでしょうかね?バラに囲まれた死体がどうとか
言ってましたが、どんな事件が起きるのかよくわかりませんでした。ま、来週になれば
わかるだろうから、それまで優雅に紅茶でも飲んで待つことにしましょう。


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