Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

FIBER! FIVER!

2011-11-13 20:56:26 | お菓子


みなさんおはこんばんちは。この週末はNHK杯観戦に費やしたもちきちです。

鈴木明子選手、高橋大輔選手、優勝おめでとうございます。しかし私が個人的に印象に残ったのは、
アメリカの室図もといムロズ選手が四回転ルッツを成功させたことでした。

四回転ルッツといえば…そう、懐かしのフィギュアスケートマンガ、川原泉の「銀のロマンティック…わはは」。
小学生の頃に読んで以来、フィギュアスケートのシーズンになるたびに読み返したくなります。
今読んだら荒唐無稽なんですけどねー。素人がいきなりトリプルアクセル跳ぶし。
でも、芸術とスポーツの神髄を描いた名作だと思います。


さて、NHK杯観戦以外にしていたことですが。

土曜日は冷蔵庫にまだ10個以上残っているリンゴを消費すべく、タルトタタンを作りました。
あいにく、私の持っているお菓子の本にはタルトタタンのレシピが載ってないので、今回は
人気レシピサイトのクックパッドから、ずぼらな私にもできそうなタルトタタンのレシピを拝借して
作ることにしました。

タルト生地を作り、皮をむいたリンゴをバターと砂糖でコトコト煮込み、型に敷き詰めたその上に生地を乗せ、
オーブンで焼いたら…

できあがったのが、これ。



えーと、タルトタタンを見たことがない人もいるかもしれませんので、一応言っときます。

これは失敗作です。

普通、タルトタタンとは、バターと砂糖とリンゴでできた煮凝りみたいものが乗っかったタルトを指します。

こんな、ネギトロというか焼く前のハンバーグみたいなのはタルトタタンではありません。

切ってみました。



中のほうは赤くなってませんでした。というか、そもそもなんで皮も入れてないのに赤いのかがわかりません。
もしかしたら、もっと長い時間焼いてたら表面の赤色は茶色に変わってたのかな?でもそんなに焼いてたら
確実にタルト生地が炭になっていたにちがいない…。

敗因として考えられるのは、リンゴを砂糖とバターで煮ているときに、煮崩れてぐずぐずになってしまったので、
リンゴと煮汁が完全に茶色くなるまで煮詰められなかったこと。もともと、私が楽天で取り寄せた紅玉は水分が
多いのかとても煮崩れやすく、タルトタタンに入れるには向いてなかったのかもしれません。あるいは、バターと
砂糖だけで煮詰めて少し色がついてから、リンゴを入れたらよかったのかも。

味のほうは、おそらくタルトタタン本来の味ではないにしても普通に食べられる味だったので助かりました。
日持ちしそうなので毎日ちびちび食べることにします。

来月になったら、お歳暮でまたリンゴを大量にもらうはずなので、そのときにリベンジしようと思います。
お歳暮のリンゴは紅玉じゃなくてフジとかの生食ようのだから、煮崩れもしにくいと思うし。
次こそは失敗しないぞー!えいえいおー!!


で、日曜日は、NHK杯の男子シングル・フリーを見ながらスイートポテトを作りました。
つい最近、不足して大変な目に遭った繊維を摂るために。

スイートポテトもクックパッドのレシピから。シンプルなお菓子だから、失敗のしようがないと思って
いたのですが…。

父キヨカズが畑で作ったサツマイモをゆでてつぶし、バターと砂糖と塩と生クリーム(レシピでは牛乳)を
入れて火にかけ、水分をとばします。火からおろして粗熱がとれてから、卵黄とラム酒、あとシナモンを少し。
これをバラのシリコン型にいれて焼いて、表面が乾いたところで一旦型から出して、表面に卵黄を塗って
焼き色をつけようとしたのですが…

なんと、オーブンから取り出したシリコン型をひっくりかえしたところ、スイートポテトの生地が型から

出ない!!

サツマイモという「これを食べれば出る、いや、出してみせる!」な食材を使っているのに、型から

出ない!!

どうやら、シリコン型のバラの花びらの複雑な(?)模様に、スイートポテトの生地が貼りついてしまって
いたようです。ああ恐ろしや露西亜。

でも、そのままにはしておけないので、シリコン型をおそるおそる指で押して、スイートポテトを型から
なんとか外しました。それから表面に卵黄を塗って、もう一度オーブンへ。

焼きあがったのがこちら。



…なんかもう、これのどこがバラやねんって感じになってしまいました。
卵黄をハケで塗るときに、花びらをつぶしてしまわないように気をつけたつもりなのですが。

バラの型だけでなく、ミニマフィン型にも入れて焼きました。



正直、上のバラの型で作った分と、見た目があまりかわりません。とほほ。

味は、そもそも不味くなるはずのない材料で作ったので、美味しかったです。焼き色のついた表面が
少し香ばしくて、中はしっとりふんわり、な感じで。いろいろあって焦ったけど、結果オーライです。

しかし、今回金属でできたミニマフィン型とシリコン型の両方で焼いてみて思ったのですが、
シリコン型ってほんと熱伝導悪いですねぇ。そこが利点でもあるのですが。
最近、シリコン製のマドレーヌ型やパウンド型が付録についたレシピ本をよく見かけますが、
シリコンは焼き色がつきにくいのに、あの型で作ったお菓子はいったいどんな色になるんだろうと
疑問に思います。それとも特殊なシリコンなのかな?

今回のタルトタタン&スイートポテトを作るのに、卵黄をたくさん使ったので、卵白のストックが
できました。これを使って、次回は「卵白が大量にないとできないお菓子」を作りたいと思います。

チョコレートムース、絞り出しクッキー、シフォンケーキ、フィナンシェ…どれにしようかな~?




2 コメント

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Unknown (P子)
2011-11-16 08:16:17
もちきちさん、おはようございます。

>みんな~、繊維足りてるか~い!
足りた無いぜ~~~~!!!(キヨシロー調で)

皮をむいたリンゴをバターと砂糖でコトコト煮込んで、なぜピンクに仕上がるのか不思議ですが綺麗なピンクです。食べるのにウキウキしちゃいます。
卵白のストック、片付きましたか?

昨日はホテルの軽食付スウィートバイキングを2食分食べて来ました。スウィートのバイキングはバイキングのお味ですね。
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バイキングのケーキは (もちきち)
2011-11-16 22:44:51
>P子さん
こんばんは~

>皮をむいたリンゴをバターと砂糖でコトコト煮込んで、なぜピンクに仕上がるのか不思議ですが綺麗なピンクです。食べるのにウキウキしちゃいます。
私もなぜこんな色になったのか不思議です。鍋で煮ているときは黄色かったんですが。

卵白は冷凍してあるので、次の週末にどかんと使うつもりです。
塩キャラメルのフィナンシェでも作ってみようかな~。

>昨日はホテルの軽食付スウィートバイキングを2食分食べて来ました。スウィートのバイキングはバイキングのお味ですね。
わぁ~甘いものしかないバイキングはあまり量を食べられませんが、
軽食があるなら塩気も取れるから大丈夫ですね。
バイキングのケーキはそれなりの味ですが…

バイキングでキルフェ・ボンのケーキとタルトが食べられるなら、絶対行くんだけどな~
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