兎河原

地名には珍しいものが一杯で、そんなものを見つけ出すのも旅の楽しみなのかもしれません。
「兎河原」は私どもの会社のある久野のなかでも変わった部類の名前です。



とはいってもこの名前を大々的にＰＲを使用と言う意図は乏しく、現在「兎河原」と言う名前を使っているのは、交差点とバス停と小さな公園のみです。

いろいろと調べてみると、この名前はもともと「御産河原」と言う久野川の河原の名前のようです（諸説がありますので別説があるのかもしれません）

久野川にかかる小さな橋。兎河原橋、この上流・下流はこんな感じです。



古代日本、近畿地方を中心として「国家」と言う位置づけがされたころ。日本武尊（ヤマトタケル）が東征した時に、この地の女性を身ごもらせたが、日本武尊はそのまま東へ進み、残された女性がこの川原で子を産んだ、と言う逸話からついたとか。
ですから、地のお年寄りは「うさぎがわら」と発音せずに「おさんがわら」と発音する人が残っています。

名前につられて遊びに来られる方、ウサギはいませんのでお気をつけてください