おっちゃんの山登り日記

うまいビールを飲むための中年おっちゃんの山登りの記録

名山(ツリーハウス)

2018-05-06 15:55:25 | 日記

2018年5月3日(木)

 実家より少し南に行くと、名山と呼ばれる丘がある。その北西斜面に実家が所有
する牧草畑がある。
 1枚の牧草畑の西角の林の中に、私が作成中のツリーハウスがある。つくり始め
て8年目、ここ数年は冬の豪雪にも耐えてほとんど損傷はしなくなってきている。
 しかし、雨漏りがしているので修理が必要だが、今年はメンテナンスをさぼって、
使いっぱなしで終了。

 というのも、飲み友達のS氏と酒を飲むたびに、ツリーハウスで酒盛りをしよう
と盛り上がっていたのだが、なかなか都合が合わず、ようやく今年のゴールデンウィ
ークに実現することになったのだ。

 5/2に帰省するやいなや宴会のための山菜取りに向かい、5/3の午前は準備、午後か
ら夕方まで宴会。夜は一人でツリーハウス泊まり。5/4は片付け。5/5は自宅へ戻った。
そんなわけで、ツリーハウスでの初宴会と初宿泊をはたし、満足の連休であった。

実家の山
 実家は新潟の豪雪地帯。毎年2~3mの積雪があり、多い年は4mを超えることも。
 隣村のK村は全員山を下り、もうだれも住んでいない。しかし、春になると水田耕
作にやってきて作業をしている。大きな沢地形の水田は棚田形状で美しい。
 村の有志が整備した展望台から見る景色は一見の価値あり。棚田の反対側も展望が
開けている。遠くに見えるのは黒姫山か?
 
  

ツリーハウス
 ツリーハウスは2本のホウノキを利用した2階建て。ツリーハウスと言いながら、
大部分は地面から柱を立てて支えているので、ほぼ山小屋。

  

 ホウノキは元気に葉をつけている。

 

 入口脇にはかまど設置。ここで煮炊きができる。

 

 入口はドア。カギはついていない。

 

 入口を入ると2階へ上る梯子が見える。やや狭い登り口で太めのS氏は苦労していた。
 
 

 2本の木の右側を抜けて左に折れるとトイレがある。アウトドア用のトイレで一応水洗。

  

 2階の南側に小上がり。ここで宴会をして、夜は寝た。
 壁は完全にふさがっておらず網戸のみ。夜寝るときは結構寒かった。

 

 小上がりの反対側にキッチン。水タンクと流し。

  

 2階からさらに梯子を上がると屋根裏部屋へ。物置になっている。
 ホウノキが屋根を突き抜けている。

  

宴会
 かまどで炭の火起こし。起こした炭火で焼き鳥。

  

 酒は残雪でキンキンに冷やす

 

 コゴミ・キノメはゆでて、ワラビはあく抜きしてからたれなどで、フキノトウ・ウドはテンプラで

  

  

なぜツリーハウス
 そもそもは長男が仲間と酒を飲んでいる時に盛り上がってログハウスを作ろうということに
なったらしい。そこで私に電話してきてログハウスが作れるかと聞いてきた。いきなりログハウス
は大変だけれど、ツリーハウスなら作れるんじゃないかと話したら、じゃあ試しに作ってみよう
ということになった。

 2010年4月2日~4日。残雪残る中、林の杉を伐採してホウノキを残し、ツリーハウス作成開始。
長男と2人で最初の年は2帖ほどのスペースを作っただけ。

 

 さすがに狭かったので、翌年には柱を立てて面積拡大。長男と仲間たちはすでに興味が失せ
ており、私と実家の甥っ子で作業。柱の基礎部分には杭を打ち込んで補強。

  

 その後、時々次男が手伝ってくれたが、ほぼ一人で毎年少しづつ作りながら冬には雪で壊れ
ながら、また春に直しては作り、ようやく屋根を張り終えた。
 
 

 来年はまた、雨漏りの修理をして完成させたい。壁には使われる時を待つ工具たち。

 

 
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トド山(山菜取り)

2018-05-06 11:22:03 | 日記

2018年5月2日(水)


 今回は連休に帰省して実家近くの山での山菜取り。
 子供の頃からトド山と言っていたが、正式名称は知らない。
 地図にも記載がなかったのでとりあえず自分で書き込んでみた。

地図
 登山のコンパスより(山名は追記)

 

◎ 山菜取り

 かつては外部からの山菜取りの人も排除していなかったが、農道に車を止めて山に入る迷惑な人が出てきて
農作業の支障となっていた。そのため最近は農道入口にチェーンをして外部者の山菜取り禁止の看板が出ている。

 


・フキノトウ,ツクシ
 これは大抵の人がわかると思う。
 今年は雪溶けが早かったので、フキノトウは成長しすぎて、ちょうどいいのはほとんどなし。
フキノトウはテンプラ・フキ味噌などで食す。ツクシはおひたしくらいだが、手間がかかる割に
食べ応えがないのでパス。

  

 

・ウド
 山のウドは緑が濃くにおいも強い。あまり大きくならないものの根元を少し掘り込み、カマ
などで切断。”ウドの大木”と言うように、大きくなり過ぎたものは固くなって食えない。
 採りたてなら皮をむいて味噌付けて食べてもよし。酢味噌和えでもよし、いためてもよし、
テンプラにしてもよし、用途の広い山菜である。

  

・ワラビ
 雪溶けが早かったため、ワラビが最盛期。あちこちに食べごろワラビが顔を出してる。葉先
があまり広がっていない状態のものが柔らかい。指先でひねって折れるところから採取する。
重曹(3g/ℓ)か灰であく抜きをする。今回は藁灰を使用。ワラビに灰を振りかけて、全体が
浸る量のお湯を注ぐ。そのまま一晩放置。翌朝水洗いすれば、おひたしなどで食べられる。
ワラビは煮込むと溶けるのでご注意を。

  

・キノメ
 わが田舎ではミツバアケビの新芽を”キノメ”と称して食用にする。指先でひねって折れる
所から採取する。時期が良ければ結構いたるところに出ているので、太いものを選んで採る。
ゆでるだけで食べられてほろ苦い。個人的には卵(黄身のみ)醤油で食べるのがうまい。

  

 

・タラノメ
 早すぎたり遅すぎたりでちょうどいいサイズが見つけられず。枝のトゲが目印

  

・ゼンマイ
 先っぽがくるくる巻いて綿がかぶっていたりもする。まとまって生えている中に何本か
葉っぱ部分が丸くなっているものが混じっていることがある。地元ではこれをその形から、
”きんた〇ゼンマイ”と呼んで採らずに残す。この球形の部分は胞子葉であり、ゼンマイ
が繁殖するための胞子を持っている。
 通常はゆでて天日干しにしながらもんで乾燥ゼンマイにし、それを水でもどして食す。
重曹であく抜きして食べられるとのことでやり始めたが、時間切れで今回は食すにいたらず。

  

・コゴミ
 ゆでるだけで食べられるくせのない山菜。からし醤油でもマヨネーズでもうまい。雪が
溶けてすぐの湿地に出るものが太くておいしい。成長するとシダのように広がる。

  

 


春山の注意

※ 雪渓
 豪雪地帯は連休でも日陰では結構雪が残っている。山菜取りで移動している時に、雪渓を
歩きたくなることがあるが、やめておいたほうがいい。雪の下が空洞で川が隠れていることが
よくある。

  

※ ヘビ
 春になるとヘビも動き出す。山菜取りで藪の中を歩いたり、不用意に藪に手を突っ込むと
へびにかまれることがある。マムシは頭が三角形ですぐわかると思うが、ヤマカガシは一見
毒蛇には見えない。ヤマカガシは臆病なヘビですぐ逃げるので、わざわざ捕まえていじらな
ければ大丈夫だとは思うが、その毒性はマムシの3倍といわれる。
 ”やぶへび”という言葉があるが、ヘビを見つけてもそっとしておくように。

 

※ クマ
 わが故郷でクマを見たことはないが、近くの山で山菜取りの人がクマに襲われたという話
を聞いた。
 今回、一人で山菜取りをしていたら、山の畑のはじを横切る黒い影発見!ドキドキしながら
見ていると、相手も立ち止まってじっとこちらを見ている。よくよく見るとカモシカのようで
ゆっくり近づいたが逃げるでもなく平然としていた。

  


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