宮城県の小さく綺麗で穏やかな海辺に住む、はげたま(禿頭)おっさんの~ごまめの歯軋り~

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★がっかりした宮城県知事選挙結果!

2009年10月28日 01時17分58秒 | 政治
                       【写真=宮城県庁】



かみさんのホームページ  『阿部りつ子の女川町(おながわちょう)便り』

 宮城県知事選挙(25日)結果にゃ、おらぁ 少なからずがっかりした!
何故だって?
今、天下は民主党で、同じ日に行われた参議院議員補欠選挙の、神奈川・静岡の両県とも、自民党候補を破って民主党候補が勝った。
なのに、ここ宮城県知事選での、県民の判断は一体何なんだ、とおらは失望しているのだ。
 先の衆議院選で県内6選挙区の内、自民党はわずか1議席で、後の5議席は民主党が議席を獲ったのだ。
しかも現職知事は元自民党県議だった上に、その衆議院選では自民党を公然と応援した人物なのだ。

 ところがいざ知事選になったら、その現職知事のとった戦術は、唐突な『県民党』表明であった。
あからさまな政党(自民党)隠しである。
まさに≪頭隠して尻隠さず≫を地で行ったようなものなのに、しかしながら県民(中でも民主党支持者や無党派層)はコロリと騙された。
そして、彼の戦術に民主党は為す術無く、赤子が手を捻られるが如くの、無残な大敗を喫したのだ。
 民主党が鳴り物入りで引っ張り出した『元国際派〝官僚〞』が、全く歯が立たなかった。
現職知事に入った票の3分の1にも届かなかったのだから、大敗を越えて大惨敗と言うべきであろうが、これはもう笑うしかない。

〝脱官僚〞を声高に叫ぶ民主党が、『元・官僚』殿を担ぐのは、おらから見ればやっぱり下手なブラックジョークにしか見えなかった。
だから負けて当然と言うことでもあるが、これは考えようにもよるが、県民がその辺の所を、つまり民主党の欺瞞性を見抜いた、と言う事に他ならないと言えるのかも知れない。
もし、そうであるならば、おらは前言を撤回しなければならない。
 つまり県民(中でも民主党支持者や無党派層)がコロリと騙されたのではなく、現職知事の洞察力が勝っていたのだと考えられるし、同時にしっかりと県民性を見抜いていた事になると思うが、如何だろうか?
そこまで考えが及ぶと現職知事殿には、「あっぱれでござった」と言わなければないないが、残念ながらおらは口が裂けても、そうは言えない事情があるのだ。
 
 おらとかみさんは、もう1人の候補者である天下(あました)みゆき候補を応援したからである。
名前的には、これはもう絶対、天下(あました)さんが勝つはずで、勝たねばならない運命だったのだ。
ただ苗字の読み方が悪かったのである。
 つまり天下(あました)ではなく、素直に天下(てんか)と読むべきだったのである。
さすれば天下(てんか=知事の座)は、間違い無く獲れたに違いないのだ。
 誕まれは山形県酒田市であるから、きっと由緒正しい家柄なのかも知れないが、ご先祖様の誰かが、てんか(天下)では畏れ多いと考えたか、或いは何かやむなき事情が起こって、お家断絶の危機を逃れる為にやむなく、〝てんか〞では無く、〝あました〞と呼び変えたのかも知れない。
『う~む、そうであったか・・・・・?!』

【ちょっとちょっと皆さん、ここの一文は冗談ですよ、本当に冗談だってば!】

 さて冗談はさて置き、真面目な話しに戻る。
現職知事は、一部の大企業誘致に奔走して成功したと、まるで鬼の首をとった様な気持ちで県政を行っていて、県民生活は後回しだった。
県民生活後回しの理由は、財政難であるが、これっておかしくない?
 だから当然の如く、天下(あました)さんは、政治の王道の政策を全面に出し戦った。
つまり政治の要諦は、≪弱者に光を当てること≫に尽きるのだが、宮城県の民生費や社会福祉水準は、全国47都道府県の中で最低水準にあるのが実態であると暴露し、その対策案も実現可能なものを出した。
 ところが驚く事に、天下(あました)さんの訴えていた政策の一部を、現職知事は恥ずかしげも無く、選挙期間中にパクッたのだよ皆さん・・・!
 それは、こうだ。
高齢者が介護を受けながら安心して暮らせる施設、特別養護老人ホームが絶対的に不足していて待機者が大勢いる!
従って、特別養護老人ホーム2000床の増設を天下(あました)さんが提唱し、懸命に県民に訴えていたら、いつの間にか現職知事がその政策を取り入れたのだ。
と言う事はつまり、選挙期間中から天下(あました)さんは、県政を動かしたことになるのであり、すごい事だと思う。

 決して負け惜しみを言うつもりは無いが、天下(あました)さんの政策が県民に浸透するには時間が足りな過ぎた。
いわゆる無党派層の人たちに、もっと天下(あました)さんの声を聞いて欲しかった。
 しかし敢えてお叱り覚悟で言えば、時間が足りなかっただけでは無く、おら達の努力(運動)も足りなかったからだ、とも思えない訳ではないな。
せっかく良い候補者と政策があっても、現職知事陣営みたいに勝手連的に動く人たちが少なかった事も、残念な事のひとつだ。
 いずれにしても現職知事が、今後の4年間のかじ取りを再び担う事になった。
だから当然、おら達と連帯する日本共産党の横田・遠藤両県議に、県民のための県政を行わせるよう、しっかりチェックしてもらいましょう。
それと、おらの住む町、女川の原発も、従来通り厳しく県議の立場から監視してもらいたいと願っているのである。

 もう日付が変わってしまったので、この辺で独り言はおしまい。
現代でも≪壁に耳あり、障子に目あり≫は、まだ死語になっていないよね?
いくら独り言でも、誰かに「くどいよ、君!」と言われないとも限らないし。
 
特に、おらん家は壁はぼろぼろ、障子は穴だらけの荒家(あばらや)だもんなぁ・・・

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