『たかじんNOマネー』で、口角泡を飛ばさんばかりに熱弁をふるったが、逆風止まず石原慎太郎氏から見捨てられそうな橋本徹・大阪市長
テレビで、タレントの水道橋博士を追い詰め、勝利感に浸ったのだろうか橋本氏。
しかし事態は、彼の想う方向と明らかに逆の方向に動いている。
18日に共同通信やスポーツ報知のインタビューに応じたという石原慎太郎・日本維新の会共同代表であるが、以下のように報じられている。
慰安婦発言が党勢低迷を招いたことについて「大迷惑だ」と批判し、「(首相には)ダメだ」「終わったね……この人」とまで言い切ったという。
慰安婦発言をめぐり、橋下氏は「日本も悪かったが、世界各国も過去を見てほしいと訴えたかった」とあちこちで釈明に懸命じゃが、石原氏は「言わなくてもいいことを言って、タブーに触れたわけだから、いまさら強弁してもしようがない。弁護士の限界だ」(共同通信)とバッサリだったという。
また、「(発言直後に)名古屋でお説教したんだ。俺が3分話すと、10分ぐらい答弁するんだよ」(スポーツ報知)とも言い呆れていたと報じられた。
共同通信によると、これらを受け石原氏は、橋下氏の政治責任について「(参院選の)結果を見て、素因をつくった橋下氏がどう理解するかの問題だ」「私が、どうしろこうしろとは言えない」といい、自身で進退を判断すべきとの考えを示したというから、蜜月時代も終わったという事か。
しかし橋本氏は強気で翌19日、石原氏の「大迷惑だ」批判に対して「(発言は)間違っているとは思っていない、有権者に繰り返し丁寧に説明していく」と述べ、撤回や謝罪をしない考えを重ねて示し、その上で「歯止めがかかる政党だというのが表になって良かった。これが日本維新の会の姿だ」と強弁したから、おらから見れば何考えてんのこの人、という事になる。
そして、選挙への影響に関しては「有権者に党内の議論を知ってもらうのはいいことだ」と述べるにとどめた。
不祥事を起こした代表ではなく、『維新』発祥の地の比較的まっとうな議員を除名にした『日本維新の会』は、何と本拠地大阪から崩れ始めた
国会議員の結束も危ぶまれ分裂も語られ始めた『日本維新の会』ではあるが、それは当初の現職の既成政党脱落組である選挙目当て国会議員を寄せ集めた段階から、予想されていた事であり、今更驚くに当たらない。
それより、おらが注目しているのは、彼らの発祥の地の大阪市議の離党を認めず除名にした事である。
組織上は『日本維新の会』傘下となっている地域政党『大阪維新の会』ではあるが、おらみたいな外野から見れば本家筋に当たると思われるし、そこの所属議員である冨岡朋治・大阪市議(71)が、橋本発言を機に離党の意向を示していたが、橋本氏の威光眩い『維新』側は17日、冨岡氏を除名とする方針を決めたという。
浪速区選出の冨岡氏は、地元で支援者らと「風俗(店)撲滅運動」に取り組んできた経緯があり、自ら所属する政党の代表である橋本徹・大阪市長が、突拍子もない在日米軍に「風俗業の活用」を勧めた発言を受け入れる事が出来ず、離党表明の引き金になったと、記者らに語ってきたという。
それなのに離党も認められないとの『維新』の対応に18日、橋本・市長を囲んだ記者団から「冨岡さんが何か不祥事を起こしたわけではないのに、除名にしなければならないのか」との質問が出たのに対し、橋本氏は「手続きは幹事長に委ねている」とかわした(逃げた)そうだが、おらはそこに橋本氏の人間性を見たように思う。
「国会議員の判断力は私に遠く及ばない」と豪語している人間が、足元の年長の同志の去就には何の興味もないのか、それとも都合が悪いのか。
おらが思うに、間違いなく後者だろう。
さらに酷いのは、「改革で補助金を見直したので地域団体から反発を食らうことは当然だが、市議がきちんと説明できなかった」
「維新がこういう状況になっているので、自らの次の選挙を考え始めた」、と語ったそうであるが、おらは唖然とするばかりであり、こんな人とは金輪際お付き合いしたくないと思うが、皆はんはどうでっしゃろ。
市議側の問題にすり替え、処分の正当性をアピールしたかったようだが、自分自身の発言が世の中、いや世界中に波紋を広げている事の重大を、この期に及んでも誤魔化そうとするその態度に、ただただ呆れるしかない。
最後に、多分おらとは考えが違うと想うし全く面識はない冨岡市議ではあるが、その見識と良識と行動に敬意を表する。
本日(19日)夕方、都議選後の代表辞任もあり得ると表明したぞ。
さすがの橋本氏も、今日夕方(6時半頃)疲れた表情で、党内から責任論が出れば都議選後の辞任もあり得ると言明したぞ。
できれば、参議院選までとの前提付きではあったが、(腹の中はともかく)天まで持ち上げ尊崇してきた(姿勢を見せてきた)石原慎太郎・共同代表の、強烈な反橋本メディア発信は相当堪えたのだろう。
できたら大阪市長も辞任し、政界から遁走して下されよ、と言いたいしその方が日本のためです。
想いかえせば過去の様々な事例が物語っているが、有名人ほど坂道を転がり始めたら早いでぇ。
特に、マスコミの寵児と言われた人ほど、な。
ごろんごろん~ごろごろごろごろ~~ごぉ~~~~あっ・あぁ~ぁっ~~~!→???????!
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