宮城県の小さく綺麗で穏やかな海辺に住む、はげたま(禿頭)おっさんの~ごまめの歯軋り~

子供や高齢者は国の宝、且つ障害者等社会的弱者の人権を尊重し守ってこその先進国。年々逆行する現実に抗し当り前の国にしよう!

★橋本徹・大阪市長はん、墓穴掘りにいそしむんはご苦労さん

2013年06月11日 03時09分26秒 | 政治

メディアで作られ、メディアで滅ぶ。

 もう方々で、あちらこちらで語り尽くされた感のある橋本徹・大阪市長(日本維新の会共同代表)の歴史の捏造発言問題。

おらは騒動になる前から、彼が政治の道を歩き出した頃から、そして多分『週刊朝日』の件あたりから、黙っているのは間違いではないか、とむずむずしていた。

 そして、マスメディアが造り上げた彼の虚像にすがって、我が身かわいさだけの理由で党を渡り歩いて議席を掠め取った、日本維新の会所属の似非国会議員諸公についてもである。

議員諸侯は恐らく橋本氏の凋落と期を一にして没落するであろうし、無論、自民党→立ち上がれ日本→太陽の党?→&#△党→日本維新の会→大日本翼賛会→大日本帝国憲法護持会→のような渡り鳥氏諸兄には退場願うしかない。

 さらに言えば、議席欲しさに渡り鳥のように党を変えて恬として恥じない連中を、いかにメディアが煽ったにせよ投票する我が同胞の軽さも、指摘しないわけにはいかない。

そして、維新の会所属議員の顔ぶれを見れば、それぞれがかつて所属した政党からの落ちこぼれ組が多いのが事実であり、彼らの選挙区の人々が橋本氏の顔に票を入れたのであろうし、その時点で真剣に考えた結果であるとしたら、その罪の深さの度合いは権力をチェックするメディアの方と言わなければならない。

何故なら、大量の情報が集積されるメディアという組織と、メディアからの情報に頼らざるを得ない一市井人との間には埋めがたい情報格差があり、だからこそメディアは国民に対し、得た情報を明らかにする義務があるのであり、権力の側の不正には特に厳しく当たらなければならない。

あの、元・宮崎県知事の東国原某も、宮崎県民の思いを踏み台にして日本維新の会の国会議員に転じたらしいが、普通の人間的感覚を持ち合わせて居るのならば出来ない事であるから、彼は選挙区で闘いを回避し、無批判に入れる傾向の強い比例に回り、ある意味人寄せパンダの役割を担い、全国的な知名度(おらは好かないが・・・)を活かす道を選んだのだろう。

実に巧妙であり、おらの視点には『汚い』、としか映らない。

己に入った票の説明は必要がないし所属政党の名簿搭載順位が上位であれば、国のあり方を論ずる時間があるなら、せっせとテレビのバラエティ番組に出て、馴染みの顔を売る事の方が遥かに楽であるし、おせっかいなテレビ局側の粋な計らいがあり、氏のこれまでも紹介する始末、であり、とてもおらには法治国家の所業とは思えませぬが、それが、日本のメディアの汚れた手の実態である。

 であるから、少しでも選挙運動を経験した人間から見れば、これほど美味しい選挙運動はないのである。

しかし彼が国会議員になった後も、テレビのバラエティ番組に何の恥を感じる事なく出ている画を見ると、人知れず虫唾が走るのを堪えるこの頃である。

 

 橋本徹・大阪市長(元・大阪府知事、日本維新の会共同代表)は、日本テレビ系列バラエティ番組で全国に名前と顔が売れてから、まだ10年くらいにしかならないだろう。

それが今では、傍若無人な態度と物言いで、国政ばかりか、海外のメディアを賑わし大きな影響を与えるモンスターになった。

それには、関西出身の元・漫才師で、テレビ朝日の日曜日の政治番組司会を長く務め、保守系を中心に政界に顔を売っていったS・Sという人物の引きがあったのは周知の事である。

 その肝心のS・Sは、闇の権力グループとの交際を疑われ、社会的制裁を社会から科せられる前に、自らに科した形で芸能界を引退したのであり、ぼろぼろに叩かれる前に自ら消え去る芸当を演じたのは、彼の頭の良さを表しているのであろう。

通常の人間のレベルを遥かに超越した身のかわし方は、時代劇に表れる空蝉の術に近いと、おらは想った。

もちろんその早さは尋常ではなく、正に臭いものに蓋を自ら演じた時のマスコミのあしらい方は裏を知り尽くした人間のそれであり、あながち妄想とは言えないであろうある種の権力者の意向に従ったのではなかろうか、との疑問を感じているのは、独りおらだけではないだろう。

何故なら、どえらい疑惑がないのであれば、何でテレビ界の芸人の頂点にいるのに、むざむざその座を棄てる必要があろうか。

 試に単純な算数をしてみれば、『芸能界の玉座<市井の不動産屋』の図式は、おらみたいな庶民には理解不能じゃ。

おらの目(貧乏人)から見れば、S・S氏は『名を棄てて実を採った』否、『名を棄てて命を採った』んじゃろな。

幾ら昇り詰め言を弄しても 所詮、安倍 晋三たちの太鼓持ち

 繰り返すが、S・Sの存在抜きに橋本徹・日本維新の会共同代表を語る事はできないであろう。

ほんで、今後の大阪に於けるS・S氏の力が、隠然としたものに、なりゃなきゃ良かと思っとるが、マグマのように沸々と滾っているものがあるのじゃろな。

大阪ちゅうとこは、おらの姉夫婦と姪・甥たちが住んでいるけんど、全国基準が当て嵌まらんとこや、ちゅうのは大阪人には申し訳ないが、ぼんやりイメージできとる。

 

 しかし、この稿でおらが書きたいのは、そんな事ではなく、彼ら(橋本徹氏他)の存在意義=究極の目的が、安部首相始めとした復古主義者たちの露払いであり、太鼓持ちにしか過ぎない、という事であり、ちょっとばかりその言動を注意深く観察すれば透けて見える事である。

 で~、2大メディア媒体、つまり新聞とテレビであるが、急速な携帯端末の進歩によりネット利用者の拡大に伴って新聞の購読率とテレビの視聴率が芳しくなく、その凋落は激しいと言われて久しいが、そうは言っても未だその影響力は侮れない。

 そんなメディア環境の変化にも関わらず橋本徹氏は、己の自信過剰なマスコミ対応に寄りかかり、数多の学者や政治家やおらみたいな市井の戦争経験者を身内に抱える多くの国民と多くの女性、そして全世界を敵に回す愚を犯してしまった。

もっとも彼の頭の中には、例の己の出自に関わる週刊朝日の記事で、朝日新聞を徹底的に叩き、天下の朝日新聞に頭を下げさせた成功体験があったに違いない。

 ところが、自分が何を言ってしまったかの本質を、彼は後になって理解し始め狼狽した。

仲良しだった?はずの『みんなの党』や安部内閣からも、「あんたの意見とは違うから、組まないも~ん」と言われ、海外メディアも、一様に厳しい反応を示し、彼は窮した。

外国特派員協会での弁明も、弁護士出身らしく多弁ではあったが、説得力はなかったし、実際、各特派員たちは、本社へ辛辣な記事を送ったのである。

 さぁ、そんな弱り目の彼の援護者は誰か?

・・・・・・何の事はない、あの石原の暴走老人であるから、火に油を注ぐ結果になったのは当然である。

 直近のJNN世論調査(6月8日・9日)では、橋下氏の従軍慰安婦や風俗業をめぐる説明についての意見では、納得できないが62%、オスプレイ訓練を一部大阪府八尾市で行うという提案へは、評価できないが56%になっている。

この数字を素直に見れば、橋本氏は慰安婦問題での劣勢を、オスプレイを沖縄から本土に初めて持って来る事により、俺は国の事を誰よりも考えている大物政治家だぞ、とアピールするつもりだったのだろうが、何より、地元八尾市に何の話もしていないのは、民主主義のイロハも知らない御仁と断じざるを得ない。

 で、ついでに、7月に迫った参議院選挙の比例でどの政党に投票するか、との設問には以下の通りの結果が出た(多い順)。

★①自民党=39%、★②民主党=7%、★③共産党=5%、★③公明党=5%、★⑤みんな=4%、★⑤維新の会=4%、★⑦社民党=1%、★⑦生活の党=1%。

 客観的に見れば、自民党の一人勝ちだが、野党の動向で驚くのは共産党が5%で3位に入り、維新の会は4%で、共産党の後塵を拝している事で、橋本氏の歯ぎしりが聞こえてきそうですな。

移り気なテレビ・新聞(マスコミ)の悪癖で決まる橋本氏の運命

 これまでの例に倣えば、メディアは『水に落ちた犬を叩く』か、『水に落ちた犬は無視する』かのどちらかであり、橋本氏の凋落は決定的である、とおらは断じる。

 そもそも、弁護士でルックスも良く、頭の回転が早く、弁が立つ、と言っても、そもそもそれは胡散臭いタレントS・Sの司会番組で顔が売れ、そのS・Sの押しで大阪府知事に伸し上った人物であるという事は、見過ごす事の出来ない事実である。

そしてその時は、府知事選の間際まで、「知事選に出る事は2万%無い」と言っていた御仁である。

居並ぶメディアの前で公然と「2万%無い」と言った時点で、庶民的感覚を持ったメディア人であれば、「その言葉は嘘である。何故なら数学的(算数)に有得ない2万%なんて単位を、選挙間際に言う人物が、小学生達にその意味を説明できるのであろうか」との、当然と言えばあまりに当然な質問をするはずであり、それさえ出来なかった連中は、橋本氏の提灯記事を書くのに汲々していたのである。

つまりマスコミは、橋本・大阪府知事誕生の片棒を担いだのであるが、それがいかに罪深いかを今もって理解していないようである。

 あれこれ書いても仕方ないが、マスメディアの質の劣化は覆い隠しようがないし、それはどんどん加速している気がする。

実例を、読者のみならず多くの人の大ブーイングを覚悟で書けば、NHKニュースウォッチ9のキャスター大越健介氏を例に上げよう。

好き嫌いの問題ではなく、不偏不党を率先して守らなければならない国営(国民)放送局であるNHKのニュース番組を、いつからイチ(一)キャスターが私物化して、時には権力者の太鼓持ち(提灯持ち)になって良いと、国民(視聴者)が認めたのであろうか。

時の権力者(政治に限らず)に擦り寄り、その人たちの動向や考え方を彼らの都合の良い方向(気分の良い方に)に誘導し質問し導き出す行為は、対象者の陰(負)の部分を半永久的に人々の耳目から遠ざけ、擁護隠蔽する行為に他ならない、とおらは考える。

この問題に関連して書けば、いわゆる国技と呼ばれる『大相撲』や『柔道』の前近代的な組織運営の問題が誰の目にも明らかなのに、それなのにその問題の本質、つまりその世界の権力者に一番べったりなのがNHKであり、及び腰なのは恥ずかしい限りで、イギリスのBBCあたりと比較すれば彼我の差のギャップに、ただただ唖然とするばかりである。

 

 その意味において、先に書いたJNNの世論調査のみならず、報道各社では大体大差ない数字が並んでいるのであり、橋本氏及び石原氏(日本維新の会)の今後のメディア露出タイミングは、負の局面が多くなるだろうし、それと同時に小澤一郎氏(生活の党)が急速にメディア露出が減り、影響力が無きに等しい現況になったのと同じ現象がこれから始まるだろう、と自信を持って断言しておこう。

 つまり、橋本氏は一躍マスコミの寵児としてその政治家人生を歩み始めたが、いかに関西人のおもろい人を選ぶ(ほら、セクハラ知事じゃった横山ノック氏も芸人やったなぁ)独特の選挙行動傾向でも、あまりにえげつなく見苦しい自己弁明を続けると、俄かに、「あいつはあかん」と、そっぽを向くのが関西人のええとこやないかい。

そないな訳で、大阪人に期待しとりまっせ(東北なまりから、関西弁になったでぇ)。

 おらは、どんくさくとも誇りある東北人じゃが、おらの姉と甥・姪がしっかり関西人として腰を据えとる大阪府は、橋本氏による不幸せ(府市合わせ)を始めとした道州制はいかんし、それが全国に蔓延したら、あえぐ国民が多くなる事だけは、はっきり言っておく。

 おらが住んでいるのは、東日本大震災で自治体単位での被災率が全国最大じゃった女川町であるが、そんな中でも唯一の救いは、震災前の国による平成の大合併策動に乗らずに、隣のガリバー市である石巻市と合併をしなかった事である。

小さいながらも、一自治体として県も国も対応してくれたが(現在も)、石巻市に吸収合併された近隣の旧・牡鹿町や旧・雄勝町、旧・河北町や旧・北上町など、各々、石巻市の小さな一地域になってしまって、旧・町地域に住む親類からも聞くんじゃが、その地域の人々の悩みは、女川町のそれよりかなり深刻である。

小さい地域の民意など、後回しにされるのが実態であり、それに嫌気がさし故郷を離れる人々が増えている。

 おらたちの地域に根差した生の暮らしを、橋本氏の言うような行政効率一辺倒(民間の利潤追求型)の道州制がまかり通る事になったら、小泉純一郎・元首相が改悪した郵政民営化によるユニバーサルサービスの断崖化以上の行政サービス劣化が、より深刻な形で国民を襲いまっせ。

それは、都市部に住む人々の暮らしにも多大な影響がでるっちゅう事でっせ。

もっとも、仮に道州制が導入される事態になったにしても、果たしてそれまで橋本氏が、今日のようにマスコミの記者諸兄をバカ呼ばわりして威張っていられるだろうか。

日本の明るい未来のためにも、彼の退場を望むものである。


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3 コメント

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Unknown (.)
2013-07-21 10:54:50
マスコミ大好きなんですか?wwwwwww
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靖国参拝 (中村麗子)
2013-12-27 16:58:06
安部総理を指示したことには失望、やはり橋本さんは世界感が欠乏していると思った。
東条英機は世界平和に貢献した?
若者の英霊は戦犯と合祀され喜んでいますか?
彼らは軍国主義政治で否応なしに戦争へ、死へと追いやられた。断れば憲兵隊に厳しい罰を受けた。

国家間の摩擦から戦争に突入したのは日本、中国、韓国のみならずフィリピンベトナム、スリランカなどアジア諸国に被害を与えている。

東条英機などA級戦犯は国際裁判で処刑、昭和天皇が靖国参拝をやめて理由はなぜ?
天皇もお参りできない靖国、安部総理は平和を祈り命を国にささげた御霊にお参りと言いましたが
そこには間違った判断で日本を泥沼に引きずり込んだ東条英機が合祀、言い換えればドイツの首相がヒットラーのお墓参りをするのと同じ、
日中韓が冷え込んだ状況の中更に凍らせるような行動、中国、韓国民は日本人と違い感情激しく何かをされると倍返死、攻撃の手は緩めない、トップに立つ人はその国の国民性も把握するべき。国際裁判で裁かれた人たち、日本は戦争賠償金を払っている、ということはこの戦争は日本に非があることをすでに認め謝罪しながら 戦犯を祀る靖国参拝、矛盾している。

靖国参りは東条英機にもお参りしたと事は明白

慰安婦問題は貴方と支持、よく言った応援しました。
強硬姿勢は正しいことなら成功、がこれは正しい。東条英機は日本の英雄、当時の若者の良き指導者>
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中村麗子様へ (はげたま(禿げ頭)おっさん)
2013-12-27 23:14:02
半年前の古い記事にコメントがあった事を、Gooからのメールで知り驚いています。躰調を崩しブログの更新がままならずに来ましたが、当然世の中は廻っていて、様々なニュースが列島を駆け巡りました。特に年末になって日本の今と未来を暗示するニュースが重なり、暗澹たる思いにさせられています。猪瀬問題では、驕り昂ぶった醜い小心者の彼の本質が白日の下に晒されましたが、彼は何かに怯え隠そうと懸命です。都知事辞任で済まない真相を、検察が明かす事ができず徳洲会の事件だけに矮小化した結末に終われば、以前に証拠の捏造までして国民の信用を失った検察は、決定的に権威を失墜し、日本は法治国家としての威厳を失うでしょう。そうならないよう、祈る思いで事件の推移を見守っています。そして、安倍晋三という戦後生まれの総理大臣が、突き進もうとしている危険極まりない道を、国民は許してはならないと声を大にして言いたい。大雑把に言えば、特定秘密保護法→日本版NSC→武器輸出三原則破り→靖国参拝→共謀罪→解釈改憲による海外派兵→憲法改悪=9条の骨抜き→軍事国家=戦争のできる国、が彼の頭の中にあるのでしょう。靖国参拝に対する内外の強い批判と懸念も馬耳東風、自民党のご主人様であるアメリカでさえ懸念していますが、意に介さない風を装っています。もっとも、アメリカは自国の利益最優先ですから、その真意は別にあると見るべきですが・・・。いずれにしても、戦後68年間、営々として築いてきた日本の民主主義の危機が、すぐそこに迫って来ています。2014年、おら達国民一人ひとりが、真剣に何が国益=国民の幸福かを考えなければならないと思っています。人はパンのみで生きていけるのではないのですから。
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