~The Night Shadow Allows You~

月の水面に 映りし君の 愛でき姿は 己が命の 容なるかな

決め付けの心理

2009年05月03日 | diary
「決め付け」というのはステレオタイプの事なんだろうか?
まあ「かくあるべし」とある人には、その事は分からないのだろうなと思うところがある。

例えば「幸せ」という状態について、それはそもそも、ある人の内外の状態についていえる事なんだろうが、大きなお世話と感じるのは「外の状態」云々に関して触れられたときだろう。
経験上、大体その「外の状態」をとやかく云うのは、相対的価値観によるもので、さらにそれに発言者個人の感覚的要素が加わって、私としては畢竟、具合が悪い。

「幸せそう」とか「不幸せそう」とか、正直、他人がとやかく言うべきものではない。
「幸せそう」に見えて、内心大きな不安を抱え潰れてしまった人なんて星の数ほどいるだろう。
また己自身が「不幸せ」と感じるから、その哲を他人が踏まないようにさせるようにしようとするのも、本当の意味での思いやりではない。
「やってやる」事で、自分の満足、若しくは「不安の解消」をしようとしている事があるからだ(※)。


まあともかく、精神活動も多く、単純なルーチンワークに陥りやすい。
それが云わば、決め付けの心理であろう。

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※例えば親が小さな子を叱るとき、その心理というのは現れる場合が多い。
本来、子供を正すべき「叱る」という行為が、いつの間にか「ストレス」の解消になるからだ。
しかもこの場合、子供が歴然として態度を改めないようであれば、延々とそのルーチンワークを繰り返すことになる(!)。