私はジーコについて何度か書いている。鹿島にジーコのスピリットが遺されていることを多くのメディアと日本人には理解できなかった。
サッカーが文化であるということを日本人はもっと意識すべきだろう。勝ち負けを通じて実現する「こと」がある。サッカーは単なる広告塔でも、スター市場でもない。自分たちの誇り、プライドなのだ。
リーグ戦で5勝分の勝ち点差をチャンピオンシップで覆して鹿島がクラブワールドカップの権利を浦和レッズから奪い得たことにオールドサッカーファンはいい気持ちではなかったはずだ。しかし鹿島はオセアニア代表を倒し、アフリカ代表を倒し、南米代表を倒し、王者レアルマドリッドを追い詰めた。鹿島にとって勝つことは自分たちの誇り、プライドなのだ。
プライドがあるから、侮辱には全力で抗議する。ラモスに対してレッドカードを出さなかったのはレフリーにFIFAの審判部からのインカム指示があったからだろう。FIFA審判部は鹿島を侮辱したのだが、日本人はそれが見えていない。鹿島サポーターは記憶しておこう。
主審の名前 海外メディアの証言 シカズインカム事件
ザンビア人のジャニーズみたいな名前のジャニー・シカズ主審
『Marca』
「元審判アンドゥハル・オリビエ氏は、Radio Marcaでこう語った。『すでにイエローカードを受けていた彼は、罰せられピッチから退場させられるべきだった』と」
『as』
「ラモスのシニカルなファウルはイエローになるべきだった。主審はカードを手にしたが、すでにラモスに警告していたことに気付き(退場させることに)怖気づいた」
『Mundo Deportivo』
「セルヒオ・ラモスは退場を容赦された。レアル・マドリーのCBは退場にさせられるべきだった。カゼミロがファウルしたのは自分だと審判を混乱させようとしているのは明らかだった。この混乱で試合は1分間中断されたが、結局誰にも警告は出されなかった」