功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

「強制労働主張に乗ることに」 (2023/03/06)

2023-03-06 20:45:22 | 産経新聞

自民党の議員グループ「日本の尊厳と国益を護る会」の代表を務める青山繁晴参院議員は6日、韓国政府が発表したいわゆる徴用工訴訟問題の解決策について、政府は反対の立場を取るべきだとの認識を示した。解決策は韓国最高裁で敗訴した日本企業の賠償を韓国政府傘下の財団が肩代わりするとしており、「肩代わりを受容すれば、日本政府は朝鮮半島の人々を強制労働させたという話に乗ることになる」と語った。

国会内で産経新聞の取材に語った。

自民青山氏、徴用解決案反対「強制労働主張に乗ることに」

自民青山氏、徴用解決案反対「強制労働主張に乗ることに」

自民党の議員グループ「日本の尊厳と国益を護る会」の代表を務める青山繁晴参院議員は6日、韓国政府が発表したいわゆる徴用工訴訟問題の解決策について、政府は反対の立…

産経ニュース

朝鮮半島から日本への戦時労務動員を巡っては、「募集」や「官斡旋」などの形態があり、拒否すれば罰則が科せられた国民徴用令が朝鮮半島出身者に適用されたのは終戦直前の昭和19年9月だった。

青山氏は「徴用はごく一部だ。それ以外は応募して働いていた。事実関係を議論しないまま、肩代わり案に乗れば、いわゆる歴史戦で韓国の主張が正しいといった印象を世界に広めることになる」と指摘した。

また、慰安婦問題や平成30年に起きた韓国海軍駆逐艦による海上自衛隊哨戒機へのレーダー照射問題を挙げ「韓国側に裏切られたままだ。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領も解決していない」と述べ、「尹氏が『日本はパートナー』と言っただけで、がらっと態度を変えれば、北朝鮮やロシア、中国に対し日本は御しやすい相手だという情報を与えることになる」と強調した。



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アメリカの圧力の根っこ(2023/03/06)

2023-03-06 20:35:20 | On the Road
▼第二次大戦中の朝鮮半島出身の労働者をめぐる問題で、「賠償金を求める元労働者に、日本企業が払うべきおカネを、韓国の財団で肩代わりして払う」という韓国政府の案を、日本政府が歓迎するのなら、それは「日本企業が戦前の日本政府と組んで朝鮮半島のひとびとを酷い強制労働に従事させた」という虚偽の韓国の主張を、認めたことに直結します。
 日本はそういう国だと、またしても世界にみずから喧伝するのと同じです。

 日本の主権国家としての正義が実現されず、日本国民を裏切ることに加えて、世界の諸国に与える外交的損失の大きさを考えると、仮に「日韓関係の改善」があったとしても、現実的な選択としても、間違っているのです。

▼そんなことも分かりませんか、という話です。

そもそも根幹が間違っている  しかし絶望したらおしまい

そもそも根幹が間違っている  しかし絶望したらおしまい

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road


▼不肖わたしは、この事態をずっと懸念して、外務省のなかで見込みのある行政官・官僚に働きかけ、時の総理にも直接、諫言 ( かんげん ) を僭越ながら繰り返し申しあげてきました。

 そして昨年8月、すなわち安倍元総理が暗殺され、1期6年で議員を辞めたかったわたしがやむを得ず2期目の選挙に臨んだ、その翌月に、写真のように、米国ハワイ州真珠湾の米軍インド太平洋軍司令部 ( インド・ペイコム ) をいつものように自主・自費による出張で、訪ねました。

 知友のアキリーノ司令官は南方へ出張中で、参謀長や、太平洋艦隊司令官らにお会いしました。
 なぜか。
 アメリカが日本に絶えず、「日韓のあいだで、昔の話をめぐって喧嘩するのをやめろ」と圧力を掛けてくる理由の、大きなひとつが、軍事的要因だからです。

▼アメリカ軍は、中国軍にいかに向かい合うか、台湾侵攻をいかに未然に阻止するか、ここに今、全力を挙げています。
 すでに海軍の艦船数などの物量では、中国軍がアメリカ軍を上回ったという見方が、米軍や国防総省内部にある実状です。
 そのときに日米韓の軍事同盟のなかで、日韓が割れているのは、アメリカにとって頭を抱える事態なのです。

 だからもちろん、アメリカは韓国にも「昔の話を持ち出しては、日本との関係を悪くするのをやめろ」と強く迫り続けています。
 だから先の韓国の大統領選では、反日をやわらげる可能性のあるユン候補に、内政干渉にならないように慎重に対処つつテコ入れをし、ユン候補は実に得票率の差が1%もない、0.7%という、ほとんど誤差のような僅差で大統領となりました。
 アメリカの非公式な支えがなかったら、一体どうなっていたでしょうか。

▼韓国に対するアメリカの「日韓関係の改善を」という要求は、日本に対するよりもさらに強いと考えるべきです。

▼もろもろを考慮し、わたしはアメリカの圧力の根っこにある軍部を直接、訪ねて、「アメリカは若い国です。アジアの歴史は、アメリカのそれの10倍以上の長きにわたります。朝鮮半島と中国大陸の根深い歴史への理解が足りない。日米韓の軍事同盟で、中国に対峙できるという単純なことではない。韓国は根本的に、太平洋の向こうのアメリカよりも、地続きの中国に回帰する水面下の動きがある」と指摘しました。


 米軍の側が何と答えたか、何を話したかは、一切、明らかにしません。
 また、わたしが話したことも、上記はごくごく一部です。全体を、この公開情報のブログで明らかにすることはできません。

▼しかし日本の賢い主権者に分かっていただきたいのは、すべて事には、こうした構造的な原因、動機があるということです。
 わたしたちはそれを冷静に見つめる、見抜く眼を、一緒に持っていましょう。

 このブログには、懸念してきたとおりに、「絶望した」、「失望した」、「青山さんのところを通じて自由民主党員になっても意味が無い」という書き込みが、どっと溢れています。
 よおく分かります。

 わたしも、できるなら同じことを申して、膝を抱えていたい。
 しかし、どうでしょう、わたしは自由民主党の中にあって、このように真っ直ぐ、主張し続けています。
 それを認めるのもまた、自由民主党です。

 そして新しい議員集団である「日本の尊厳と国益を護る会」 ( 護る会 ) もすでに動いています。

 絶望したら、そこで、おしまいです。
 日本がやがて再起することだけを信じて、ひとつしか無い命を捧げてくださった、英霊のみなさま、あるいは沖縄の白梅学徒隊のような少年少女のみなさま、その御霊 ( みたま ) と共にあって、泥の中を、底なしの泥と承知のうえで、歩き続けます。
 どうぞ、わたしの背中の上に乗っかってください。一緒に歩けるひとは、どうぞ気を楽にして、わたしと手を繋いで歩いてください。

 今のところは、まだ歩けます。
 わたしは、たぶん意外でしょうが、我慢強いことが、数少ない取り柄です。





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ぼくらの国会・第483回(2023/03/06)

2023-03-06 20:05:48 | 青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会







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親韓派の攻勢 (2023/03/06)

2023-03-06 13:54:10 | On the Road
▼今朝、3月6日月曜の朝になると、「日韓関係の劇的な改善」という報道がどっと溢れています。
 労働者の問題で韓国に妥協するだけでは無く、ユン大統領が訪日したいという韓国側の要請を聞くんだとか、韓国を5月のサミットに呼ぶんだとか、もはや何でもありの情況です。

 その背後には、対中の軍事態勢を確立したいアメリカの意向が強く働いています。
 日本でも、「アメリカが日韓関係を改善しないと困ると言っているんだ」というのが、例によって、金科玉条になっています。

親韓派の攻勢は、アメリカの圧力を背景に、怒濤のように

親韓派の攻勢は、アメリカの圧力を背景に、怒濤のように

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road


▼しかし、韓国の不当そのものの反日は、実態として何ら、何も、変わっていません。
 いわゆる慰安婦をめぐる日韓合意なるものが、韓国から提案されたとき、民間の専門家だったわたしはアメリカ出張中でした。
 総理官邸の内部の人から「総理を止めて欲しい」と電話があり、安倍総理に電話すると、安倍さんは「今度ばかりは韓国が信用できる気がするんだ」と仰いました。
 わたしが「いえ、必ず、裏切られます」と述べると、総理は次の日の1日、もう一度、考えられました。

 それでも、この時も「アメリカが日韓関係の改善を期待している」ということを水面下での錦の御旗にして、安倍総理は、最終的に間違った判断をされ、結果は、みなさんご存じの通り、完全に裏切られ、偽の少女像が世界を舞台に増殖し、日本の尊厳は傷つけられ続けています。

▼ゆうべ、岸田総理に電話したとき、総理の煩悶が伝わってきました。
 煩悶のいちばんの理由は、アメリカの圧力だと考えます。

 こうした経緯は、日米同盟の現在と未来に、逆に根本からの暗雲となります。
 それはむしろ、中国の独裁主義を秘かに喜ばせるものです。
 韓国はその真の姿として、中国に大きく深く、接近しているのです。


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