功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

一体どこが建設的か(2022/10/01)

2022-10-01 09:21:57 | On the Road
▼きのう9月30日の外交部会です。
 韓国との日韓首脳「懇談」、日韓外相会談、いずれも日本国外務省は「建設的」と部会で説明しました。

 一体どこが建設的か。
 応募工の問題にしてもレーダー照射問題にしても、慰安婦問題にしても、韓国のユン政権はなにひとつ、真実の込められた解決策を提示していません。

安倍元総理を喪ったからこそ自己改革せねばならないのに気弱なままでいる政府です  怒りを込めて発言せざるを得ません

安倍元総理を喪ったからこそ自己改革せねばならないのに気弱なままでいる政府です  怒りを込めて発言せざるを得ません

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

▼ユン大統領が当選したとき、外交部会で「チャンスだ」と表現なさった議員が、「対日改善を言う韓国大統領は珍しい。生かすべきだ」という趣旨を発言されました。
 早速、これを喜ぶ発言も、大幹部からありました。
 自由にして民主的な党ですから、一切の議論を尊重します。徹底的に敬意を払います。
 護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 )の内部においても、それは同じです。

 しかし見解は違います。
 ユン大統領はアメリカに言われて、日本に歩み寄るかのような擬態を見せているのであって、なにか公平な歴史観、国家観、外交観があって仰っているとは考えられません。
 それを厳しく問いました。

▼日本の外交、日本の政府は、今こそ明確な歴史観、国家観を、日本国民とアジア、世界に明示せねばなりません。
 そうしないと、アジアにおける第二次世界大戦が終わらないから、申しているのです。
 韓国は感情的に、中国は戦術的に、いつまでも先の大戦の世界に生きています。日本はいつまでも、それに付き従っています。

 だからこそ、アジアではいまだに朝鮮半島は分断され、独裁国家が中国、極東ロシア、北朝鮮と存在しているのです。
 欧州では西暦1989年にベルリンの壁が壊れ、90年に東西ドイツが分断を克服して統一され、91年にソ連が崩壊したのです。
 物事は簡単にはいきませんから、いまウクライナ戦争で、ロシアのプーチン大統領が歴史の揺り戻しを試みています。

 アジアにおいて間違いなく民主主義のリーダーである日本国は、まず指導者がアジアと世界の近現代史を自らの眼で概観し、そこから理念と哲学を導き出し、それを通じた国家間を持たねばなりませぬ。




▼安倍さん亡き日本政治はどうなるのかという問いかけが主権者から多く寄せられるので、ここであえて踏み込んで、露骨に、かつコンパクトに話しています。
 また、軍事紛争が烈しくなっている今、日本の防衛のカギのひとつはサイバー戦能力です。
 それへの問いには、この数十秒で答えています。






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