「きょうも怒りの背中です」（2022/10/04）

( きょうもまた、気づかないうちに護る会メンバーの杉田水脈代議士が撮ってくださいました。
　杉田さんからは「きょうも怒りの背中です」というメッセージが添えられていました。
　杉田代議士に感謝しつつ、正確には「きょうも怒りを抑えつつ冷静に問うべきを問う背中です」ということであります )

北朝鮮の弾道ミサイルに対して「建物が堅牢でなくても、そこへ避難しろ」とは、日本政府は一体、何を言っているのか

▼今朝10月4日火曜の朝8時からの国防部会では、政府から説明が終わると一斉に多くの議員から手が上がりました。
　たまたま、國場幸之助・新国防部会長が最初にわたしに当てていただいたので、当たった瞬間に考えたのは、「質問を短くしないと、他の議員の質問時間が無くなる」ということでした。

　そこで、なるべく簡潔に問いました。かつ、山のように問いたいことがあるなかで質問を絞りました。

(1)政府はミサイルに対して破壊措置命令を出さなかった。
　　　なぜなのか。
　　　北朝鮮が変則軌道で撃ったために捕捉できなかったのか、あるいは命令が間に合わなかったのか。

(2)今朝のJアラートは、いつもの通り、信じがたい内容だった。
　　　たとえば「建物が堅牢でなくても、外に居るひとは建物の中に入ってください」
　　　は?　は?
　　　何を言っている。
　　　被害を増やすではないですか。

　　　ずっと「シェルター、あるいはシェルター・ダッシュ(シェルターに準ずるもの)を作れといってきたのに、
　　　なぜできないか。すぐに完璧な物を造るのではなく、まずは既存設備を活かせ」という国家危機管理の要諦、
　　　すなわち危機の緩和(ミティゲーション)がまるで分かっていないからです。

▼きょうの国防部会(まだ続いています。議論の真っ最中です)では、これ以外に陸上自衛隊での性的被害問題、防衛力の根本的見直し、日米豪の防衛大臣会合がテーマとなりました。

　たとえば性的被害問題でも防衛省をあらためて厳しく問うています。
　また、防衛費の増額について、わたしが「財務省の陰謀」として、この動画で指摘している問題も、烈しい議論になりました。

　すべてを総合して、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」でお話しします。
　収録は明日10月5日水曜です。

　志ある主権者に、水面下の動きを直にお伝えする必要性を、ますます感じています。ここでお会いしたいと深く、考えています。

北朝鮮の弾道ミサイルが太平洋に着弾（2022/10/04）

( きょうの国防部会は、ふだんよりずっと参加議員が多いです。
　いつもの国防部会や外交部会は、ほとんど護る会 ～ 日本の尊厳と国益を護る会 ～ の議員ばかりです。
　しかし今朝は、北朝鮮が日本列島を飛び越すミサイルを長駆、撃ったので、急に参加議員が増えています。
　増えたこと自体は歓迎しますが、防衛とは準備なり、でありますから、ふだんから今日ぐらい参加してほしいものです )

北朝鮮の弾道ミサイルが不埒にも日本の空を侵して太平洋に着弾したことについて、政府の説明があり、それに対して問いました

▼北朝鮮がきょう10月4日の朝7時22分に、弾道ミサイルを発射し、7分後に北海道と青森の上空から太平洋へ抜け、発射から22分あとの7時44分に、日本からおよそ3000キロ東の太平洋上に着弾しました。
　上記は、報道による情報ではなく、今朝8時から現在も開かれている、自由民主党の国防部会・安全保障調査会の合同会議で、防衛省の官房長が、わたしを含め自由民主党本部で部会に参加している議員に説明した内容です。

▼不肖わたしは、こうした政府側の説明が終わったあと、怒りを込めて発言しました。
　それは次のエントリーで概略を記します。