功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

岸田総理への申し入れ書【テキスト版】(2021-12-07 16:50:39)

2021-12-07 18:13:10 | On the Road
令和3年12月7日
内閣総理大臣 岸田文雄殿
                                   日本の尊厳と国益を護る会 ( 護る会 )
                                             代表 青山繁晴
              北京冬季五輪の外交ボイコットを求める申し入れ
 中国の北京において、来年2月に冬季五輪の開催が予定されている。中国政府は、惨たる情況の証言が相次ぐウイグルだけでなく、チベットや南モンゴル、香港でも重大な人権弾圧を重ねており、国際社会から強い批判を浴び続けている。
 アメリカのバイデン大統領は、本日12月7日の日本時間午前3時にホワイトハウスのサキ報道官を通じ、中国国内の人権問題を理由に外交ボイコットを実行することを明らかにした。このままでは、各国の選手団にも影響が及ぶ懸念がある。
 日本政府はまず早急に、中国政府による人権侵害を一切容認しない立場を鮮明にすべきである。
 そして、この人権弾圧が終わらない限り、平和と人間尊重の五輪憲章に反するとして、北京冬季五輪における外交ボイコットがあり得ることを中国政府に伝達する。
 これに対し、中国政府から直ちに納得できる回答がない場合は、外交ボイコットを断行することについて時を置かず全世界に表明し、諸国に外交ボイコットへの参加を呼びかけるべきである。
 こうした手順がないまま日本の外交使節団を北京冬季五輪に派遣すれば、中国政府による人権弾圧を容認し、人間の尊厳を踏みにじる行為を認めない五輪憲章に背くことにもつながる。また、国際社会に誤ったメッセージを送ることにもなる。
 今こそ我が国は、アジアの民主主義のリーダーたる日本の主体的な判断によって上記の行動を起こし、自由と平和を重んじる民主主義諸国との連携を図らねばならない。
 これは、すべての人間の生命、尊厳、人権の擁護に直結し、日本の国益にもつながると確信する。また選手団の安全確保にも繋がる。
                                               以上
護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) は、自由民主党の衆参両院議員68人
( 令和3年12月6日現在 ) で構成する議員集団です。
 代表は青山繁晴参議院議員。


令和3年12月7日
自由民主党総裁 岸田文雄殿
                                   日本の尊厳と国益を護る会 ( 護る会 )
                                             代表 青山繁晴
          中国の人権侵害停止を求める国会決議の早期採択を求める申し入れ
 ことし6月の先進7か国首脳会議 ( G7サミット ) の首脳声明で、ウイグルの人権問題への懸念が示されるなど、諸国が、中国政府による人権問題を厳しく批判するなか、我が国の国会は、第204回通常国会で中国の人権侵害停止を求める国会決議の採択を見送った。
 こうした国会の鈍い動きは、中国政府による人権弾圧への日本の姿勢について、国際社会へ誤ったメッセージを送ることにもつながる。
 我が党は、先の総選挙における政権公約で「ウイグル、チベット、モンゴル民族、香港など、人権等を巡る諸問題について、主張すべきは主張し、責任ある行動を強く求めます」と掲げている。これを公党として、また政権党として実行せねばならない。
 国会決議は全会一致が原則となっているため、先の通常国会では最終の調整が難航した。この結果は与党の責任こそが重大である。12月の臨時国会において、調整を完遂し、中国による人権侵害の停止を求める国会決議を採択することを強く求める。
 早急に、岸田総裁の指導力のもと、与野党の幹事長と国会対策委員長が国会決議の採択に向けた調整を進めることを要請する。

                                                 以 上
護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) は、自由民主党の衆参両院議員68人
( 令和3年12月6日現在 ) で構成する議員集団です。
代表は青山繁晴参議院議員。



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岸田総理に手交した申し入れ書 (2021-12-07 16:19:39)

2021-12-07 16:29:59 | On the Road








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「アメリカや欧州がどうではなく、日本が主体的に決める」(2021-12-07 14:38:32)

2021-12-07 15:53:45 | On the Road
▼次の日程に向かっていますから、写真はあとです。


▼総理は、北京五輪の外交ボイコットについては「アメリカや欧州がどうではなく、日本が主体的に決める」、「五輪そのものの意義、日本にとっての五輪の意義、そして日本の国益を考えて決める」と答えられました。
 中国への配慮めいたことは、ひとことも仰いませんでした。
 ただし、あくまでも「これから決める」ことであるとも強調なさいました。

▼中国の人権弾圧非難決議については、あくまでも国会マターですから、護る会(日本の尊厳と国益を護る会)としても「国会で決めることですが、自由民主党総裁として指導力の発揮を」と求めました。
 これに対して、岸田総理は「茂木幹事長に、要望をちゃんと伝える」と仰いました。そして「そのうえで、幹事長や国対委員長にしっかり調整してもらいます」と答えられました。
 ふつうは、こうしたとき総理大臣は「それは国会のこと」と突っぱねるだけです。
 節は守りつつ、積極的な回答だったと考えます。

▼要望後に、総理官邸の1階で、ぶら下がり取材に応じましたから、報道もされると思います。
 ぼく自身は、明日に予定している「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の次回収録で詳しく語ります。

 このあとのエントリーで、申し入れ書2通を公開します。




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「マル政」の会議です (2021-12-07 12:56:48)

2021-12-07 15:46:28 | On the Road
▼マル政とは、新年度の税制改正について、政治的判断を要する項目の可否を決めていく会議です。
 ぼくが部会長代理を務めている自由民主党・経済産業部会にとっては、中小零細企業から大企業まで、すべての税制を決めていく重大な会議です。
 ただし、前回の「マルバツ会議」と違って、事前にかなり調整が終わっています。まさしく調整が政治的営為ですから。

▼ぼくは、このエントリーで速報しましたように、岸田総理との中国をめぐる交渉のために総理官邸に向かいますから、中座しなければなりません。
 したがって発言は控えます。
 発言できる時間がまだ回ってこないだろう時間に官邸へ出発しないと間に合わない心配があるからですが、もっと根本的なことは、政府側の答弁を聞けないのに発言だけして出てしまうということをやらないからです。
 いろいろな事情があってのことでしょうが、そういう議員が少なくないのは良くないと考えています。




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「青山さん、青山さん、マイク、マイク」(2021-12-07 11:51:47)【速報版】

2021-12-07 15:42:50 | On the Road
▼これは、靖國神社の正式参拝から自由民主党の本部に入り、武漢熱の対策本部に参加して発言しているのですが、なぜマイクを手に、妙な動作をしているか。
 実は、話し始めて、出席議員のなかから「青山さん、青山さん、マイク、マイク」という声が掛かり、見ると、電池切れで、一部の議員に聞こえていなかったのです。
 党本部でいちばん広い、小ホール並みの部屋ですから。

 党本部の職員が凍りつくので、とっさに「キタチョウセンの陰謀・・・ではありません」と言ったところ、意外なほどの大笑いとなって、ちょっと和 ( なご ) んだところです。



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