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シンプルな映画『合唱ができるまで』

2007-01-12 13:33:41 | シネマる(劇場編)

Les Metamorphoses du Choeur

昨年の締めくくりは、この映画でした。2006.12.27鑑賞。単館上映。
やはり、合唱を細々と、ン十年続けている私としては、観ない訳にはいきません。

監督:マリー=クロード・トレユ
出演: クレール・マルシャン(指揮者)/パリ13区モーリス・ラヴェル音楽院合唱団

クリスマスの教会でのミサコンサートの為、週に1回練習する合唱団員たち。
彼らはアマチュア。特に上手なわけではありません。
いや、ホント。音が外れていたり、うまく歌えなかったり。まるで、我が合唱団の練習を見ているよう^^;
3つの世代のグループ(子供、ティーン、大人)に分かれて練習していますが、本番では合同。
それぞれの練習風景が淡々と綴られます。
予告編では辰巳琢郎さんのナレーションが付きますが、本編では皆無。
ナレーションどころか、インタビューさえありません。
こんなドキュメンタリー初めてです。
しかし、その簡潔な映像に引き込まれるのはどうして?
何の演出もありません。美しい風景も波乱万丈物語もなし。
それだからこそ、シンプルな合唱というものの良さを演出しているのかもしれません。

・合唱で必要とされるものは何でしょう?
聴く力。表現する力。全体のハーモニー。バランス。一人一人の責任感。集団の中の自分の位置。
↑思いつくままに、あげてみました。

・学ぶ、練習するとは何でしょう?
真剣になる。受け入れる。返す。修正する。簡単にあきらめない。目標を持つ。楽しむ。
マイナスの学びというものはありません。人生と同様に…。
そして、熱心な指導者がいらっしゃることは、この上もなく幸せなことです。


映画のラストは、ミサコンサート本番です。
ここでも、淡々と演出無しのワンテイク。(本番なので、当たり前ですが…^^)
アップを使ったりのあざとい演出のない単純映像は、この映画にふさわしいかも。
ラスト曲がエンドロールに重なって、本当にあっさりと終わります。
余韻を楽しむでもなく、終えた後の指揮者や演奏者の表情を追うでもなく…。

合唱とは、「ただ歌いたい」という各人のシンプルな思いが一つになってゆくものですか?



合唱ができるまで-公式サイト

合唱ができるまで - goo 映画

関係ないけど、ただ今、我が団で練習中の曲はBob Chilcott作曲『A Little Jazz Mass』
これがまた、とってもいい曲なんですよ^^ジャズとミサ曲の融合。
はい!頑張って練習しましょ♪


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