ゆのひらんおばちゃん Part3

創業70年の土産屋を 2023年3月末で閉めました。『夫婦で余生を どう生きるか』を模索していきます。

故人が好きだった『ゆでもち』

2024-08-04 | 思い出
当地の最長老のお爺さんが亡くなりました。99歳でした。昨年、車の運転免許証を返納したばかりでした。

今年の春だったか、郵便局に来たついでと言って納骨堂の年会費を持って来てくれました。

家はかなり上にあるので車で送らせてもらいました。昔は大きな藤棚の下に住んでいましたが、水害後に別の場所に引っ越していました。

その家の下で降りていただくと『この階段の手すりは わしが作ったんで』と うれしそうに話してくれました。それが最後の会話でした。

町の方に引っ越した ある方から『あの お爺さんに何かあったら知らせてね』と言われていたので連絡をしました。その方も葬儀にみえていました。

湯平に来るたびに お爺さん宅に会いに行かれていました。よほど恩義があったのでしょう。昔 お爺さんと住まいが近かったそうです。

斎場で『お爺さんは ゆで餅が大好きだったから お供えに作って来たの』と言い、夫にも二枚渡して下さいました。お別れの日に そんな心遣いが出来る人に私もなりたいと思いました。



義父も甘いものが好きでしたから お仏壇に供えました。その後私達で いただきました。

湯平を離れても、湯平に心を寄せてくれて ありがとうございます。







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2 コメント

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Unknown (kumaneko48 )
2024-08-05 03:21:23
大往生ですね。
とても良いお方だったのでしょうか。
私の母方の祖父は91歳で亡くなりましたが、死に目に遭えず。

厳しく激しい父とは真逆のもの静かで優しい祖父が、私は大好きでした。
『榊』をみると、神道で、神職に就いていた祖父を思い出します。
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Unknown (nykaneko1156)
2024-08-05 22:31:37
祖父母、父母を看取り、だんだん自分達が それに近づいているのを感じ始めています。

よく働き、加工食品を食べず、節制した生活をしていた昔の人は長生きですね。
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