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にゃりんたが行く

バツイチママの徒然草~思いのままに・・・
人生色々あるけど、今日も上を向いてがんばろっ♪

この先モラハラ記事を書くにあたって

2008年06月05日 09時55分53秒 | モラハラ
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と、何だか大げさな題名になってしまいましたが、まぁさらりと流していただければ幸いです。

このところ私の中では、とりあえず昨日UP  した分までは何とか順調に書き進めて行けている状態です。

しかしながら今、タロスを妊娠するところまでのエピソードを下書きし始めているのですが、ここでどうしても書く手が鈍っています。

それは、私にとってデリケートな話題に触れなければならないところに来ているからです。

これまでも妊娠・流産のエピソードの中でさらりと書いてきた部分なのですが、この先はどうしてもそのあたりを書いていかなければ話が分からない・・・という状況なので、思い切ってその前に記事にしたのですが・・・。

・・・って何のことか分かりませんよね?






私、実はセックスという言葉がとても苦手です。

こうして文字にして書いているだけで、とても嫌な気持ちになってしまいます。

行為自体が出来ないとか、過去に何かあったとか、そういうことはないのですが、元々この言葉に凄く抵抗があるのです。

このことは多分、私の周りでも知っている人は少ないのではないかと・・・もしかするといないに等しいかもと思います。

何が苦手なのか、全然分かりません。

Hとか性行為とか夫婦生活とかそういう言葉は比較的平気。

でも、この言葉だけはなぜかとてつもなく抵抗があります。

だから、友達と下ネタの話になる時も、自分ではその言葉を口にすることはないですし、話自体は何とか平気でもその言葉が出てくることに嫌悪感が生まれます。

いい年をしておかしいですよね?

今時は若い子だって、そんな言葉に抵抗がない子だって多いと思うのに・・・。

そんな自分も、若い頃はもっと年を重ねれば何でもないことになっていくのだと思っていました。

でも、一向に苦手意識は変わりません。

苦手というより、何だか罪悪感のようなものを感じる程です。

自分でもおかしいとずっと思ってはいるのですが、それによって現在は支障があるわけではないので、とりあえずはこのままって感じでいます。





そのことが、この先の記事でどう関与するの?という訳ですが、そういった事情から、行為自体の事を、今後モラ記事の中では「夫婦生活」と表現させていただこうと思っています。

夫婦生活は、まさに夫婦生活を営む上で、とても重要だと思います。

しかしながら元・旦那との結婚生活では、このことにも傷つくことがありました。

もう忘れたいので思い切って書いてしまいたいという気持ちになっているので、自分自身の嫌悪感を少しでも取り除き、書き続けられるよう、このようなぼやけた表現をしたいと思います。

歯切れの悪い、よく意味の分からない記事になったらごめんなさい。





という訳で、公表するのもか~な~り勇気のいった私に、「了解したよ~」ぐらいの気持ちでクリックしていただけると、うれすぃ~です。
 
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<追記>

モラル・ハラスメント被害者同盟の管理人さんより、告知がありました。


みなさまへ

6月5日付の朝日新聞社会面「もっと知りたい!」でモラハラが再度取り上げられました。
前回の記事がどのような反響だったかという内容です。
この記事ができたということは、相当大きな反響だったということだと思います。
これで沢山の方たちがモラハラを知って、人生が変わることでしょう。

モラハラを広げるため、これをご覧になった方は他の掲示板等に転載をお願いします。


※ただし、一部の地域では載っていないかもしれません、とのことですので、皆様よろしくお願いいたします

結婚生活・・・混乱の年明け(5)

2008年06月04日 10時09分25秒 | モラハラ
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今までのエピソードはこちらからどうぞ  目次 




Kの実家に行った翌日の2日は、鎌倉の大きな神社にお参りに行きました。

付き合ってすぐの頃から毎年欠かさずこの神社にお参りに行っていた私達。

渋滞が激しく、またこの時期、付近の駐車場の値段が異常に高いということで、車で行くのが困難だというのはあるのですが、一年に一度だけ、Kが珍しく電車で行くと決めているこのお参り。

それが私達にとっての初詣でした。

2日とはいえ、そこは全国的にも有名な神社。

参拝客の制限が出るくらいの凄い人出なのです。

人ごみなど大嫌いで、しかも寒いところなど行きたがらず、待つのも大・大・大嫌いなKが、この日ばかりは文句も言わず、むしろウキウキと出かけるのです。

長い行列を待ち続け、ようやく本殿にたどり着いてお参りを済ませると、私達は必ず絵馬を買ってお願い事を書いて来ました。

付き合っていた頃は、両親に早く認めてもらえますようにとか、早く結婚できますようになどと書いていましたが、不思議とその年にお願いしたことは必ず叶っていたのです。

なので、私もKもこの絵馬に書けば願いが叶うと信じ、どんな願い事をするかを2人でウキウキ考えて、Kがその願い事を丁寧に書いていくのが決まりのようになっていました。

その年は、前年に「子供が出来ますように」というお願い事をし、妊娠はしたものの、流産してしまったので、きっとお願い事が具体的でなかったことがいけなかったのだろうという事になり、「子供が出来て無事に生まれますように」というお願いをすることにして、Kが力強く書き、絵馬を奉納する場所の中でも一番上の段に掛けて来たのでした。

2人で絵馬の前でも手を合わせ、しっかり祈って来たのでした。

そして私は心の中で、密かに

(今年こそKと穏やかに暮らせますように)

と強く願ったのでした。

お参りを済ませた後は沢山のお店が並んでいる狭い小道を駅に向かってゆっくり歩きました。

途中、いろんなお店を覗いては、珍しいものを見つけ買いたがるK。

でも、お正月だからと財布の紐がいつにも増してゆるくなっている私は求められるとおりに支払いを済ませ、駅に着く頃には両手に沢山の荷物を持つことになっていました。

それでもKがニコニコしていてくれるとホッとする私。

こんな風に2人で笑い合える時間が、とても幸せでした。





そして後は電車に乗って帰るだけとなった私達。

混雑している切符の券売機に並んでいると、Kが突然

「おい、会社用の年賀、買ってないだろ?」

と言い出したのでした。

確かに毎年新年の顔合わせの時には社長に渡すお年賀を、鎌倉で買って持って行っていたのですが、私もうっかり忘れて駅まで来てしまったのでした。

「そうだった・・・(気がつかなくて)ごめんね!」

私は普通に謝ると、Kはニコニコしながら、

「しょうがねぇなぁ。もう1回戻るか。」

と言って、元来た道のほうへ向かって歩いて行きました。

私も荷物を両手に持ちながらKの後を追いかけて行きました。

毎年、決まったお菓子店のお菓子を買っていたので、Kはそのお店の前まで来ると、何の躊躇もなくお店の中に入って行きました。

そのお店の有名なお菓子はKも大好きだったのです。

いつも会社のお年賀を買う時に、自分の好きなお菓子を買っていたので、私は一瞬

(ああ、それで思い出したんだなぁ。)

と思いました。

ニコニコしながら店内のショーケースの中を覗き、店員さんにお菓子の中身のことや賞味期限を聞いてまわるK。

私はその後をくっついて回っていました。

しかし気に入ったものがなかったらしく、しばらくすると私に

「適当に選んどいて。」

と言って、店の外に出て行ったのでした。

私は

(またか)

と思いつつ、無難なお菓子を選んでKを呼び、

「これにするからね。」

と確認をすると、Kは何でもいいよという風に軽く返事をし、

「アレも買っておいて。」

と言うのでした。

私は黙ってうなづくと、店員さんに年賀用のお菓子とKの好きなお菓子を別に包んでもらったのでした。

無事買い物が終わり、また駅に向かって戻っている途中、Kがあるお店の前で足を止めました。

そこは有名なお菓子屋さんで、大きなデパートにも出店しているようなお店だったのですが、私達は一度も入ったことのないお店でした。

Kは黙ってそのお店に入って行くと、中を物色し始めました。

私は慌てて後を追うと、Kは私の方に振り返り、

「なぁ、お前はどれにする?」

と聞いて来たのでした。

お店に入った時点で、もう買う気満々のK。

私は仕方がなく一緒にショーケースを覗き込みました。

すると、Kはいきなり

「お袋・・・親父・・・あと妹たちだろ・・・。」

とつぶやき始めたのです。

私は驚いて

「え?」

と聞き返してしまいました。

しかしKは平然と

「生ものだから人数分でいいだろ。」

と言い出したのです。

(Kはもしかして、また実家に行こうとしているの???
なんで?行ったばかりなのに・・・。)


そう心の中で思っていても、Kはもう既に店員さんに声を掛けて、ショーケースに並んだ商品の名前を一つずつ言って、取り出してもらっているのです。

前日に行って気まずい思いをしたKの実家・・・できれば行きたくない状況でしたが、今更私が何を言ってもKの機嫌は悪くなるだけ。

なので、仕方がなくお金を支払い、満足そうにお店を出るKの後について、駅に向かったのでした。

ところが、慣れない電車で移動したり、人ごみに紛れて疲れてしまったのか Kはアパートに帰るとすぐにベッドに横になり、寝てしまったのでした。

目が覚めたのは夜中近くになってしまい、更に翌日には他のところに出かけてしまったので、結局実家にお菓子を届けることが出来ませんでした。

それにそのお菓子は自分達の分も買ってきてあった上、他のお店でも色々と買ってきたものがあったので、全く手をつけることもなく賞味期限も過ぎてしまい、捨てることになったのでした。

とはいえ、捨てる前には一応確認をする私に、Kはむすっとした顔をして

「お前は甘いものが好きなのに何で食べちゃわね~んだよ!食っちまえばいいだろ?」

と言うK。

その言い草にさすがに頭に来た私は

「他にも沢山あるのに、そんなに食べられるわけないでしょ?自分で買ったんだから自分で食べなさいよ!」

と言ったのでした。

そんな私の言葉を聞いて、ムッとしつつ黙ってしまうK。

そうやってまた雰囲気が悪くなり、私はうんざりしてしまうのでした。








こんなことが日常的だった我が家。

次回からはお正月を脱し、また別のエピソードを書き進めます。

良かったら応援してください。

頑張ります。

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結婚生活・・・混乱の年明け(4)

2008年05月30日 14時29分01秒 | モラハラ
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今までのエピソードはこちら  目次 



何事もなかったかのように姪っ子の相手をするKと、黙々とお雑煮の支度をしている義母を交互に気にしながら居心地の悪さを感じつつ、ただただダイニングのイスに腰掛けて、義父が観ているTVのお正月特番をじっと見つめる私。

頭の中はKの発言の真意が分からず、その理由をずっと考え続けていました。

程なくして義母はお碗を2つダイニングテーブルに置くと、

「お父さん、K、先に食べちゃって。今順番に もち焼いてるから。」

と、声を掛けました。

義父はその声に反応し、自分が座っていたソファからダイニングのほうへとゆっくり歩いてきました。

しかし、Kはきゃっきゃと楽しそうに声を上げる姪っ子の両腕を持ってニコニコしながら、

「俺は後でいい。」

と言ったのです。

すると、義母は

「片付かないから先に食っちゃえって言ってんだろ?」

と静かに言いました。

あまりおもちが得意ではなく、また自宅を出る時にお雑煮を食べて来ているKは渋々ひざの上の姪っ子を下ろし、お碗を自分の方へ引き寄せると、箸でぐるぐるとかき回し始めました。

そんな様子を横目で見ながら、もう何とも言えない気持ちでいました。

私以外は至って普通な状態だったので、その中に1人、悶々とした気持ちを抱えているのは苦痛でした。

やがて全員にお雑煮が行き渡り、どんな味だったかも全く分からないまま食事が終わると、めいめいに自分の好きなことをし始めるKの家族。

私は居場所がなく、いつまでもダイニングに腰掛けたまま、ボケッとテレビを観る振りをしました。

夕飯の手巻き寿司の時間まで、そんな状態でいないといけなかったのです。

義父は寝室でごろりと横になり、居眠りを始めました。

義妹夫婦も別室で少し昼寝をすると言って出て行ってしまいました。

Kもソファに横になりながら、テレビを観てあくびをしています。

義母もソファの近くの床に座ったまま、テレビを観ながら眠そうにしています。

さすがにまだそんな状態で横になることも出来ず、ひたすら固まったようにダイニングに居続けた私。

時間がとても長く感じました。

そんな状態でしばらくすると、義妹達がいる部屋から姪っ子の泣き声がしてきました。

しばらく続いたかと思うと、そのうち義妹が姪っ子を抱っこしながら居間に戻って来ました。

義妹は、義母に向かって

「も~、全然昼寝しないんだよ。」

と言ったのです。

義母は手を伸ばして、姪っ子を受け取り、静かに抱くと

「今朝遅くまで寝てたんだから、無理だろ?」

と言いました。

すると、そんな様子を見ていたKが

「じゃあ、Kちゃんとコンビニでも行ってくるか!」

と言って、手を伸ばし、姪っ子を抱き寄せたのです。

そして姪っ子を抱っこしたまま立ち上がり、私のいるダイニングまでゆっくり歩いてくると、私に向かって

「ほら、行くぞ。」

と声を掛けました。

私はその声に即座に反応し、立ち上がるとバッグをつかみ、先に玄関に向かったKの後を追って行きました。

正直言ってその場にいるのも限界だった私は、Kがそう言ってくれて、とてもほっとしていたのでした。






Kの実家のマンションを出て、姪っ子を真ん中に私とKとで両側から手をつないで歩いていると、通りすがりの人が、まるで親子でも見るような微笑ましい目で私達を見て行きました。

近い将来、こんな風に自分の子供と歩ける日が、私達にも来るんだろうなぁと考えながら、温かい気持ちになりつつも、やはり何だかしっくり来ない私。

年越しそばの失敗をわざわざ義母に言ってしまったKの真意が分からず、いつまでも悶々としていたのでした。

私はチャンスとばかりにKに

「ねぇ・・・さっき何であんなこと言ったの?」

と聞いたのでした。

姪っ子の手を引き、転ばないように注意をしながらニコニコとゆっくり歩いていたKは、びっくりした様子で

「何が?」

と言いました。

私は

「おそばのことだよ。何でわざわざ失敗したなんて言ったの?」

と言いながら、Kのその平然とした態度にムッとしてしまいました。

Kもそんな様子に気がついたのか、曇った顔をしながら

「別に?だって本当のことだろ?」

と答えたのです。

私はますますムッとし、

「だってそんなことわざわざ言わなくたっていいじゃない。
せっかく用意してくれたおそばを失敗してしまって、私だって申し訳ない気持ちでいたのに。
聞かれたら答えるのは仕方ないけど、わざわざ言わなくてもいいでしょ?」


と言ったのでした。

すると、Kは私の言葉を無視して、一生懸命歩いている姪っ子を抱き上げると、

「さぁ、もうすぐだからね~。」

と言ってすたすたと先を歩いて行ってしまったのです。

私も歩く速度を速めてKを追いかけましたが、追いついた時にはコンビニのドアの前でした。

Kは扉を片手で姪っ子を抱いたまま、片手でドアを押し、中に入っていくと、姪っ子を下ろしました。

姪っ子はちょこちょことお菓子のあるコーナーに曲がって行ってしまいました。

私も後に続いて閉まりかけたドアを開いて中に入ると、姪っ子の後を追いかけて歩いているKの背中をトントンと叩き、

「ねぇ、聞いてるの?」

と言ったのです。

するとKは振り返り、眉毛を下げながら、

「ああ~もう、分かったよ~。本当にごめんな~。」

と優しく言ったのです。

そして、再びニコニコしながら姪っ子の手を引き、何個かのお菓子を手に取ると、そのまま私の前を横切って、レジに並んだのでした。

私はまたもや一瞬頭の中がパニックになってしまいました。

(何で?何考えてるの?悪いと思ってる???)

たかがおそばの失敗を暴露されたくらい、何でもないことなのかもしれません。

でも私は、とても嫌でした。

そのことを分かって欲しかったし、なぜそんなことを言ったのか、どうしても知りたかったのです。

でもKの不機嫌になるどころか あっさりした態度を見ていると、そんなことは他愛のないことで、そんなにこだわる私がおかしいのではないかと思えてしまい、混乱してしまいました。

訳が分からず、立ち尽くしている私に、Kは支払いを済ますと、

「行くぞ!」

と声をかけたのでした。

さらに大きなもやもやを抱えてしまった私は、コンビニを出て嬉しそうに姪っ子の手を引き歩いているKの後姿を見ながら、とぼとぼと歩いていきました。

緩やかな坂を登って実家のマンションの入り口にたどり着くと、Kはエレベーターのボタンを押しながら、

「お前さぁ、そんな顔してんじゃ、もう(実家に)いてもしょうがねぇから、帰るか?」

とまたもや優しい口調で私に語りかけたのでした。

気分的にはその場にいたくはありませんでしたが、正月早々、これから皆で手巻き寿司をしようと言っている時に、私が原因で帰るなんてことは絶対に出来るはずがなく、私は静かに首を横に振りました。

Kはうつむく私を覗き込むようにして

「けど、そんな顔してんじゃおふくろ達になんかあったかと思われるぞ?」

と言い、にやりと笑ったのです。

確かに自分でもそんな顔をしているとは思っていましたが、

(こうさせている原因は誰なのよっ!!)

と叫びたい気持ちを抑え、唇をぎゅっと噛んだのでした。

その時、エレベーターがやってきました。

Kは姪っ子を促すと、小さな声でしたが

「怖いおばちゃんだね~。」

と姪っ子に話しかけながらエレベーターに乗り込みました。

私はそんなKの態度にブチ切れそうになりながらも、

(今は怒っている場合じゃない!)

と、自分に言い聞かせ、心の中でため息をつきながらエレベーターに乗り込んだのです。

行き先の階のボタンを押すと、エレベーターの扉が静かに閉じました。

(とにかく気持ちを切り替えなきゃ)

そう思い、Kの実家に着くまでの短い時間で必死に気持ちを高めていました。

そして結局、その後は何とか気持ちを取り直し、Kの実家で和やかな時間を過ごしたのでした。

Kもその後、実家では私のことを色々気遣い、家族と溶け込めるよう振舞ってくれたので、私も楽しくいられました。

そんな風にして私の小さなもやもやは心に押し込めたまま、何事もなかったかのように封印されていくのでした。







こだわりすぎ?

でも一体何であの時あんなことを言ったのか、未だに理解できません。

ようやくKの実家での疲れたお正月編が終わりました。

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結婚生活・・・混乱の年明け(3)

2008年05月27日 17時57分43秒 | モラハラ
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今までのエピソードはこちらからどうぞ  目次 




2人して車を降りると、Kは黙って私が手にしている荷物をもぎとるようにして持ち、すたすたと歩いて行きました。

普段は荷物など持つのが大嫌いだと言っていたKでしたが、そういう時はなぜか持ってくれたりしました。

そういう事をしてくれると、Kが私のことを気にかけてくれていると感じるのでした。

しかし、私のショックは大きく、早く行かなければならないのが分かっているのに、足が前に出ないのでした。

Kはそんな私に気がついたのか気がつかないのか、しばらく行った所で振り返ると、立ち止まって私のことを待っていました。

これからKの実家に行くのに、しかもお正月早々にこんな顔をしていてはいけない・・・と思いつつ、気持ちが晴れない私。

ゆっくりKのいるところに近づいて行くと、Kは黙って持っていた荷物を反対の手に持ち替え、空いた手で私の手をとり、つないだのでした。

そして黙ってゆっくり歩き始めたのでした。

(言い過ぎたと思っているのかな?それともこれから実家に行くから仲良くしてないとダメだと思ったのかな・・・?)

Kのそんな行動の裏の気持ちをあれこれ推理しながら、それでも手をつないでくれたことで、私は少しずつ、気を取り直していました。

そして、ようやくKの実家の玄関の前に着くと、Kは私の手を離し、実家のドアを勢いよく開けました。

すると、奥の居間から、義妹の子が嬉しそうな顔をして、走ってきたのです。

当時姪っ子は2歳。

かわいい盛りで、Kは荷物を玄関に置くと、手を伸ばして姪っ子をひょいと抱っこし、靴を脱いで上がって行きました。

私はKの置いた荷物を持って、その後に続いて奥の居間へと向かったのでした。





「遅かったねぇ。」

お正月の挨拶をするよりも先に、義母が私達に声を掛けました。

先に居間に入って行ったKはニコニコしながら姪っ子を抱いたままソファに座り、姪っ子の相手をしていました。

私はキッチンに、持ってきた煮物の入れ物を出しながら

「すみません、お待たせしてしまって・・・。」

と言いました。

きっと激しく言われるだろう・・・そう思い、身を固くした私。

しかし、義母は何も言わず、私が作ってきたキンピラと煮物のタッパーを開け、一口づつ味見をしました。

その様子に緊張する私。

しかし、義母は黙って器に盛り、温め直し始めました。

私はほっとして、持って来た紙袋を折りたたみ、Kの近くに行きました。

その時、別の部屋にいた義妹の旦那(=I)が居間に顔を出しました。

「あ、お義兄さんたち来てたんですね。」

ニコニコしている I に義母は、

「音がしてんだから(来たのが)分かるだろ!何とぼけてんだよ。全く!」

と相変わらず厳しい言い方をしていました。

I はいつものこと・・・といったように、へらへらと笑い、ソファに腰掛けて自分の娘と遊んでるKに挨拶をしに行きました。

義母は乱暴にテーブルに煮物ときんぴらを並べると、

「さ、始めようか。」

と皆に声を掛けました。

私と義弟の I 以外はほとんどがお酒の飲めないKの家族。

それでもお正月だからと、コップにビールを1杯ずつ注ぎ、めいめいでグラスを持つと、義母に促されて義父が

「あ・・・じゃあ・・・あけましておめで・・・とう。」

と小さい声でつぶやきました。

「おめでとう。」

そのすぐ後に大きな声で義母が言うと、皆も口々におめでとうと言い、ビールを飲みました。

Kはそれまでの態度とは全く違い、1人はしゃぐように話し始め、しばらくKを中心に和やかなムードで食事をしていました。

そんなKの様子を気にしながら、私は少し緊張しつつ、食事をしていました。

結婚して義母とは普通に接することが出来るようになったとはいえ、やはりまだ何となくKの実家は居心地が悪かったのです。

しばらくすると、隣にいるKが私の太ももの辺りをとんとんと合図しました。

私はその合図に立ち上がり、自分のバッグを取りに行くと、再び席に着きました。

そして、ひざの上に乗せたバッグの中からお年玉袋を取り出し、テーブルの下でKにそっと渡しました。

Kはテーブルの下で確認しながら、まず目の前にいる義両親にお年玉袋を一枚ずつ差し出し、

「少ないけど。」

と言いました。

義両親は嬉しそうに受け取りましたが、義母はちらりと I を見ると、大げさに

「あら。お年玉もらっちゃったわ~。」

と言ったのでした。

しかし、見て見ぬ振りをしている I にカチンと来たのか、

「I、お前はくれないのかよ?」

と言ったのです。

私は目の前で行われている義母の I への攻撃にハラハラしてしまい、ちらっとKを見たのですが、Kは全く自分に関係ないかのように知らん顔をして私の作った煮物を口に入れていました。

私はいたたまれず、姪っ子に

「こっちにおいで~。Kちゃんがお年玉くれるって。」

と声を掛けると、I のひざの上にいた姪っ子が嬉しそうにKの近くに歩いてきました。

Kは姪っ子の頭をなでると、でれでれした顔で

「はい、どうぞ。」

と渡していました。

姪っ子は義妹に促されて頭を深く下げると、そのかわいいしぐさに義母の顔もほころび、さっきまでの雰囲気の悪さは何とか回避できました。

再び雑談をしながら食事をしていると、義母が

「そろそろお雑煮作ろうか?」

と言い出し、立ち上がりました。

私も立ち上がりかけると、もう既に義妹が立ち上がり、さっさとキッチンに向かって行ったのです。

私も後を追おうとすると、義妹が

「あ、いいですから。」

と言いました。

義母と義妹がキッチンに立った瞬間にもう2人の空気が出来上がっていて、私が入り込む隙がなかったので、私は食器戸棚からお椀を出し、並べたりしていました。

そんな風にしていると、Kが何かを思い出したかのように、

「そうだっ!!」

と大きな声でつぶやいたのです。

その部屋にいた誰もがKのことを一瞬注目してしまうと、Kはゆっくり

「お母さん、実はさ、こいつ、年越しそば茹でるの失敗したんだよ。

と言い出したのです。

私は作業の手が止まってしまいました。

驚くというより、あまりにも思いがけないKの言葉に、一瞬で頭が真っ白になったという感じでした。

義母は私と同じく、

「はぁ?」

と言って、一瞬Kの言葉が理解できないような顔をしていましたが、その後私の方を見て

「失敗って?」

と言ったのです。

するとKが

「いやぁ、茹ですぎてせっかくのそばがぽろぽろだったんだよ、なぁ?」

と言って私の方をニコニコ見たのでした。

私は顔が引きつるのが分かりました。

(何で?何でわざわざ今言うの???)

私は泣きたい気持ちになってきました。

せっかく義母が用意してくれたおそばを台無しにしてしまったのは私のせいだけれど、聞かれてもいないのになぜそこでKが失敗したことを言ったのかが理解できませんでした。

義母は静かに

「そう・・・。」

と言い、作業を続けていました。

私は思わず

「すみません・・・。」

とだけつぶやきましたが、義母は何も言わず黙々とお雑煮を作っています。

そしてKもその後は何事もなかったかのようにまた姪っ子を構いだしたのでした。







ああ・・・あの日がよみがえる~

もう書いたら忘れます。

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結婚生活・・・混乱の年明け(2)

2008年05月25日 17時34分13秒 | モラハラ
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今までのエピソードはこちらから  目次  




何となく気まずい雰囲気の中、アパートを出発した私達。

Kの実家へ向かう車の中はもっともっと重苦しい空気が流れていたように感じました。

お互い話す事もなく、押し黙ったままの状態。

穏やかで幸せだった年末に思いを馳せながら、年明け早々 どうしてこんな気持ちにならなければならないのだろうとガッカリしつつ、何とかしてKの実家に着くまでにはこの状況を良くしなければと思ってしまう私なのでした。

悶々としている気持ちを何とか腹の底に押し込めて、とりあえず何でもいいから話しかけて、Kの機嫌を伺うのです。

しかしそんな時Kはたいてい、あまりいい反応ではありませんでした。

はっきり怒っているわけでもなく、かといっていつものテンションの高いKはそこにはおらず、しつこくしてはいけないと分かっていながら、

「ねぇ?どうしたの?」

と聞かずにはいられないのでした。

けれどKは相変わらず押し黙ったままで、黙々と運転を続けています。

Kの実家が近づくにつれ、居心地の悪さが増し、更に何とかしなければという気持ちが強くなってくる私。

次第に焦り始めるのでした。

しかしKの気持ちがいまいち分からないので、どうしたらいいのか分からない状態で、何度も

「ねぇ、なんか言って。」

などと話しかけてしまうのでした。






実家への道のりもあと半分くらいのところまで来た頃、ドリンクホルダーに置いてあったKの携帯の着信音が流れ始めました。

Kはすばやく携帯に手を伸ばすと、そのまま腕をスライドさせて私の目の前に差し出したのです。

こんな日のこんな時間に掛かってくるのは1人しかいない・・・。

Kもそう思ったのでしょう、何も言わず私に差し出すと、出ることを催促するかのように数回腕を突き出しました。

私は仕方がなく受け取ると、携帯を開いて表示を見ました。

やはり思った通り、Kの実家からでした。

何を言われるのかある程度想像出来てしまった私。

Kもきっとそれが分かっているから、自分では出ずに私に出させようとしたのだと思いました。

しばらく携帯を手にしたまま出るのをためらっていると、Kはまっすぐ前を向いたまま

「何やってんだよ、早く出ろよ。」

と静かにつぶやきました。

その言葉に渋々電話に出ると、いきなり

「いまどこ~?」

という少し甲高いような義母の声が飛び込んできました。

私はその声で一気に焦ってしまい、

Kをちらちら見ながら

「あ・・・お義母さん・・・すいません、えっと、今は・・・。」

とわざとKにも内容が分かるように言ったのですが、Kは全く反応を示さず、まっすぐ前を見ながら運転しています。

私は仕方がなくきょろきょろしながらどう言ったら義母に場所が分かってもらえるか考えました。

そして、

「えっと・・・●●線の辺りです。」

と言ったのでした。

義母は

「そう。来ないのかと思ったけど、じゃあ後どのくらい?」

と聞いてきました。

その声は何となくイラついた感じがして、私はドキドキしてしまいました。

私は携帯のマイクの部分を手でそっと覆い、Kに、

「後どのくらいで着くって(聞いてる)・・・。」

とささやくと、Kは何の反応も示さず、黙々と運転を続けています。

しばらく待っても何事もなかったかのように知らん顔をしているK。

私は仕方がなく

「えっと・・・あと15分くらいでしょうか。」

と必死に答えました。

義母は納得してくれ、

「わかったよ。」

と短く言うと、いつものように急にがちゃりと電話を切りました。

(最初はこの切り方に驚いたっけ。)

と、付き合っていた頃は義母の一呼吸置かずにすぐ電話を切ってしまう行動に慣れず、義母が怒っているような気がして仕方がなかった私。

それでもその頃には義母はいつもそうだということが分かり、すっかり慣れていました。

私はゆっくり携帯を耳から離すと、ぱたりと閉じて、また元のドリンクホルダーに戻しました。

するとKがゆっくりと息を吸うのがわかりました。

そして

「お前、あと15分って言ってたけど、そんなんじゃ着かねぇよ。」

と言ったのです。

「え?」

私はそう言いながらKの方に視線を向けると、Kは相変わらずまっすぐ前を向いたまま、あごで前方をくいっと指したのでした。

ゆっくり視線を向けると、そこは赤いランプの列。

いつもならすんなり通れるような道なのですが、お正月という特別な日だったせいか、なんと渋滞の列が出来ていたのでした。

私はその様子を見て、固まってしまいました。

順調に行けば私が言ったとおり15分ほどで実家には着くような距離。

しかし、程なくして私達の車もその渋滞の最後尾にたどり着き、完全に停止してしまいました。

「どうしよう・・・もう一回電話しようか?」

私はつぶやくように言うと、自分の携帯をバッグから取り出そうとごそごそと探し始めました。

するとKは

「言っちまったもんはしょうがねぇだろ。もういいよ。」

と静かに言ったのです。

「・・・でも・・・。」

義母達は私達の到着を待っているのだから、遅れそうなら連絡を入れておいたほうがいいのでは?と思った私。

只でさえ義母から電話がかかって来てしまったことで、気が重くなっていたので、その時点で私はとても焦っていました。

Kはかけなくても良いと言うけれど、やっぱりかけ直したほうがいいんじゃ・・・などと考えていると、Kは

「それに・・・」

と切り出しました。

「大体、おふくろに●●線なんて言ったって、分かる訳ないだろ?
もっと分かりやすい説明はないのかよ?
お前が説明する時っていっつもそう(分かりにくい)な。」


Kはそう言うと、片手でタバコに手を伸ばし、口にくわえました。

私はガ~ンと音がしそうなショックを受けつつも、体は反射的にライターをKのタバコに近づけ、いつものようにKに火をつけてあげました。

運転中はそうやってKが運転以外に労力を使わないように注意をしていた私。

Kの言葉にショックを受けているのに、体はそうやって反応してしまうのでした。

しかしそんな風にしていても、私はKの言葉に、とてもうろたえていました。

(いつも人には分かりやすく説明をするように心がけてはいるけれど、そうじゃなかったんだ。)

もう、Kの実家に行くどころの心境ではありませんでした。

そのことで頭がいっぱいになってしまい、他の事は何も考えられませんでした。

Kはその間もハンドルを握りながら静かにタバコを吸っていました。

車はそろりそろりと進み、しばらくすると順調に走り出したのです。

渋滞は大したことがなく、結局は実家に着いたのは私が言った15分を少し超えたくらいだったようでした。

Kは実家の近くに車を止めると、

「何とか間に合ったな。」

とポツリとつぶやいたのでした。









文句を言うなら自分で説明すればいいだろ?

という気持ちも、その時には余裕がなく、考えることも出来なかった私。

少しずつKが私を批判し始めた様に思います。

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モラハラ関連のお知らせ またまた新聞に!!

2008年05月25日 10時01分18秒 | モラハラ
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昨夜は体調不良で早く寝てしまったため、休日にはありえない早さで目が覚めてしまった私です。

そんな中、またまたモラル・ハラスメント被害者同盟の管理人様よりメールをいただきましたので、ご紹介させていただきます。


なんと、先日こちらでも紹介させていただいた、5月23日付けの朝日新聞社会欄「もっと知りたい!」に掲載されたモラハラ記事が、関西方面にも本日25日(日)掲載されることになったそうですっ

管理人さんメールによりますと、

大変反響が大きな記事で、テレビのワイドショーやラジオでも取り上げられました。
新聞記事は調停等への資料にはもってこいです。
関西にお住まいの方はチェックをお忘れなく。


だそうです。

私も実際23日の記事は、実家に行き、無事読むことが出来ました。
かなり大きく載っていて、とても分かりやすかったです。

是非、関西方面の方は読んでみてくださいね



それと、もう一つ。

その前に告知しました、TBSの報道番組「イブニング・ファイブ」の件につきまして、あっと驚くようなゲストが登場しますとありましたが、それに関しては、ゲストご本人のご希望により、登場シーンはカットされていたそうです。

事前に分らず告知されたことを管理人さんは謝ってらっしゃいましたが、

ノ~プロブレム (このくらい英語でかけっ!!
ですわ~っ!!

(正直言って、誰がゲストだったのかわからなくて内心焦っていた私。そしてそれを誰にも聞けず、そのままにしていたので、判明してすっきり



たいして貢献も出来ず、あまり同盟のほうにもお邪魔することの少ない私にまでも毎回とても丁寧に情報を下さる管理人さん。

サイトの管理だけでなく、様々な活動もされていて、本当に寝る時間があるのだろうかといつも思っています。

世の中にはこんな方がいらっしゃるのですよね。

本当に素晴らしいし、尊敬してしまいます。

それでいて、とても親しみやすいイメージなので、勝手に親近感を持ってやりとりさせていただいている私。

少しでもお役に立てるよう、今後もこういった告知と、遅々として進まないモラハラ記事更新に努力したいと思います




そんな訳で、頑張りますので、応援してくださると嬉しいです。ニヒッ

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こちらもお陰さまで参加してくださる方が増えました

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モラルハラスメント

モラハラ関連のお知らせ 新聞掲載

2008年05月23日 06時56分30秒 | モラハラ
       いつも有難うございます♪        にほんブログ村 家族ブログ DV・モラハラへ


皆様おはようございます

取り急ぎ告知させていただきま~~~す

以下、モラル・ハラスメント被害者同盟の管理人さんよりメールでお知らせがありました。





みなさまへ

5月23日付の朝日新聞社会面「もっと知りたい!」でモラハラが取り上げられました。
モラハラ被害者同盟も取材に協力いたしました。
この記事で「見えないDV」がもっと広く社会に知られることを期待します。

モラハラを広げるため、これをご覧になった方は他の掲示板等に転載をお願いします。





我が家は残念ながら新聞をとっておりません。

なので、会社が終わったら実家に行って読みたいと思います。

(・・・確か朝日新聞とっていたような???

皆さんも是非読んでみてくださいね





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結婚生活・・・混乱の年明け(1)

2008年05月19日 16時33分35秒 | モラハラ
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今までのエピソードはこちらから  目次 




無事、年越しそばも食べ終わり、2人でテレビのカウントダウンを観ながら新年を迎えた私達。

付き合っている時、思い出の場所で初日の出を観に行ったことがあったので、事前に

「観に行かない?」

と聞いてみたところ、不機嫌そうな顔と共に

「あんなクソ寒くて人でごった返しているところに わざわざ出かけて行って太陽なんか見たって何もおもしろくねぇだろ!」

と言われてしまったので、そんな計画も全くなく、その後はそのままいつも通り眠りについたのでした。

元旦の朝はゆっくり目に起き、ぼ~っとしながらテレビを観ていると、Kが起きて来ました。

お正月といえど、朝一番でコーヒーを飲む習慣のK。

そんなKの為に、私はKがトイレに行っている隙を見てキッチンに移動し、Kのマグカップにコーヒーを注ぎました。

コーヒーが苦手な私は飲まないので、落とすのはちょうどKのマグカップ1杯分。

そこに牛乳と、少しの砂糖を入れたコーヒー。

猫舌だけれど、あまりぬるすぎるのもダメなKだったので、Kの好みに合わせて、いつも気を遣いつつコーヒーを入れていました。

そして、私と入れ替わりで居間に座ってテレビを観始めたKの前に

「おはよう。」

と声を掛けてカップを差し出しました。

Kはニコニコしながら

「ありがとう♪」

と言ってカップを受け取り、そのまま口をつけました。

そんなKに向かって、私は

「食べる?」

と声を掛けました。

・・・私達の結婚が決まってからのお正月は、毎年元旦にKの実家に顔を出していました。

年末から実家に泊まっている義妹達と、義父母は元旦の昼くらいに皆で揃って挨拶を交わし、お雑煮などを食べていたようですが、私達はいつも夕方くらいに顔を出し、その後夕飯として皆で手巻き寿司をするというのが恒例になっていました。

しかし、その年は新年の挨拶の時に並べる煮物やきんぴらを私が作ることになってしまい、皆が揃って挨拶をする時間(お昼頃)には実家に行っていなければいけませんでした。

なので、例年通りに自宅でお雑煮を食べて・・・などとやっていると、時間がなかったのでした。

しかし、一応Kには食べるかどうかを確認しなければならなかったので、そう聞いたのですが、Kは普通に

「え?食べるよ。」 

と言うのです。

もしかしたら状況が分かっていないのかもと思い、

「でも、食べてたら(実家に)行くのが遅くなっちゃうよ?」

と声を掛けてみたのでした。

しかし、Kは何も言わず、ただじっとテレビを見つめたままでした。

私の思惑とは違い、食べると言われてしまった事で、焦りだした私。

急いでお雑煮の準備をし、前日に作ってあった煮物を温めなおしたりして食事の準備をしました。

その間に片付け物をしたり、着替えを出したりして元旦からめまぐるしく動いていました。

ようやく出来上がり、Kに声を掛けると、Kがニコニコしながらゆっくりダイニングに入ってきました。

席について2人でお茶の入ったグラスを持ち、新年のお祝いの言葉を口にしながら乾杯すると、Kはゆっくり食べ始めました。

しかし私は時計を気にしながら焦る気持ちで箸をつけたのでした。

そんな私の様子に気がついたのか、不思議そうな顔でこちらを見るK。

私は

「もうこんな時間だから、早く食べて支度しないと実家で待ってるんじゃない?」

と言いました。

Kは時計をチラッと見ると、

「ほんとだ、こんな時間かよ!!」

と言ったのです。

「でしょ?まずいよね?」

私はますます焦ってきました。

するとKは

「・・・だったら食べなくても良かったのに。

とつぶやいたのです。

私は唖然としながらも、

「え?だって食べるって言ったじゃない。
私が『その後遅くなっちゃうよ?』って言ったら、何も言わなかったじゃない?」


と言うと、Kはムッとした顔をして、

「最初から(遅れちゃうと)そう思うなら、『食べる?』って聞かなきゃいいじゃん。」

と言ったのです。

「・・・お前っていつもそうなんだよな。
遅れるのが分かってるのに、何で『食べる?』とか聞いてくんだよ。
そんなの聞かなくたって分かるだろ?」


私はそう言われると、しゅんとしてしまうのでした。

そして箸が止まってしまっている私に向かってKは

「何だよ、急いでんなら早くしろよっ!」

と言い、凄い勢いでお雑煮を食べ出したのでした。

そして、もそもそと箸を動かし始めた私。

Kは黙々とお雑煮を口に運びつつ、

「全くこういう事言うと、お前はいつもそうやって落ち込むよな。
それで俺がいつも悪者みたいだよな。」


とつぶやくように言ったのでした。

私は何となくもやもやした気持ちで

「ごめんなさい。」

とつぶやくのが精一杯でした。





そして、何となく喉を通らない気分のまま無理やりお雑煮を流し込んだ状態で食事を終え、居間でテレビを観ながらタバコを吸っているKを尻目に、片付け物を済ませると、化粧をしたり着替えたりとバタバタ準備をする私。

新しい年の始まりからもうこんな気分になるようなことがあるなんて・・・と内心では激しく落ち込み、もうKの実家になど行きたくない気持ちでいましたが、そんなことはできるはずもありません。

そんな風に色々と考えているとうっかり準備の手が止まり、ぼ~っとしてしまいそうになりながら、何とか気を取り直して準備をしていました。

(そうだ、こんなことくらい たいしたことじゃない!) 

私はそう思うと、もう考えないことにしました。

そして、何とか準備が終わりに近づいたころ、ふと見るとKが居間でどっかり座ったまま、まだ着替えも済ませずにタバコを吸いながらテレビを観ていました。

私は一瞬思考が停止し、しばらくその場でKの様子を見てしまいました。

Kは特別急ぐ訳でもなく、優雅にタバコを吸いながらそこに座っているのです。

我に返った私は、Kに後ろから

「ちょっとっ、何で着替えてないのっ?」 

と、声を掛けました。

するとKは

「ぇあ?・・・ああ。」

と気の抜けるような返事をしながらタバコをもみ消すと、ゆっくり立ち上がってその場で着ているものを脱ぎ始めたのでした。

私は急いで寝室に出してあったKの着替えを持ってきて、Kの足元に置いたのです。

何だかそんな様子を見ていたら、イラっとしてきた私。

「私もう支度できてるんだよ?」

とっさにそう言ってしまいました。

するとKは呆れたような顔をして

「お前が何にも声掛けないからだろ?
支度出来てるのかどうかなんてわかんないだろ?」


と言ったのです。

そして憮然とした態度で、黙々と着替えを済ませました。

テーブルに置いてあったお財布をジーンズのポケットにしまい、鍵を乱暴につかむと、玄関に向かって行きました。

テーブルの上にはタバコとライターがそのままになっています。

私は

(ふざけんなっ!!)

と言いたい気持ちを、

(新年なんだし、これからKの実家に行かなくちゃいけないんだから。)

という理由でぐっとこらえつつ、Kの残して行ったタバコをつかむと、自分のバッグにねじ込み、急いで荷物を持って、戸締りをしてアパートを出たのでした。







確かに聞かなきゃいいことでした。

でも、聞かなきゃ聞かないで絶対に後で嫌な思いをしそうだったのです。

考えすぎではないこの空気。

分かって頂けるでしょうか?

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モラハラ関連のお知らせ  書籍&雑誌発売♪

2008年05月19日 11時05分43秒 | モラハラ
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またまたモラル・ハラスメント被害者同盟の管理人様より、先程メールをいただきましたので、早速告知させていただきます

そらぁもう、届きたてほやほやの情報ですよ~。

以下、メールよりコピペです



みなさまへ

いつも「モラル・ハラスメント被害者同盟」を応援してくださりありがとうございます。

この度、私のモラハラ生活と離婚までの軌跡を綴った「家庭モラル・ハラスメント」が講談社+α新書から
5月20日発売されることになりました。
未公開のエピソードや「モラハラ被害者同盟」立ち上げ秘話も挿入。
モラ夫と戦う秘策やトンデモ調停委員との攻防戦など、ぎっしりお役立ち情報も押し込みました。
大枚880円をいただくに恥じない内容となっております。
書店の新書コーナーに並んでいると思いますが、書店にない場合はその場で取り寄せをお願いすると送料なしで受け取れます。

「Q&Aモラル・ハラスメント」「くたばれ!バカ旦那」「こんなオトコ要らねぇ!」とカップリングしていただきますと、大抵のネット書店ではどれと組み合わせても送料無料となります。

モラハラ被害者同盟管理人のおとぼけな、でもきっと泣いちゃう一冊ですのでどうぞお買い求め下さい。


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お知らせその2

同じく5月20日、「週刊女性」に「離婚日記」の箱ミネコさんの著書「こんなオトコ要らねぇ!」が記事となって掲載されることになりました。
一見おポンチに見えますが、実はとっても深い内容なのがこの「こんなオトコ要らねぇ!」です。
ふむふむと読んで、「おお、そうだったんだ!」とみんながモラハラを理解できる一冊です。
私がページ数の関係で書けなかった調停手続きもしっかり網羅されています。

さて、どんな記事になっているか楽しみですね!


5月20日は本屋さんの新書コーナーと女性週刊誌コーナーへ迷わずGo!





同じ日に同時にこのような形で本(雑誌)が発売されるというのは凄いですね

最近はこういった告知を頻繁にしているような気がします。

それだけ注目されているということですし、取り上げてくださるメディアの方々がいらっしゃるということなのですが、やはり一番はモラハラ同盟の管理人さんやミネコさんのように、モラハラを広めようと努力されている方のお力だと思います。

すばらしいなぁ~と本当に尊敬します。




私は既出のモラハラQ&Aとミネコさんの本は既に購入済みですが、なかなか時間が取れなく、残念ながらまだ全て読むことが出来ていません。

じっくり時間のある時に読みたいと思いつつ、今日に至ります。

ですが、やはりこの2冊も絶対に買ってしまうでしょう。

モラハラ同盟のトップページに書かれている管理人さんのあの有名なエピソード、実際の管理人さんの体験など、興味深い内容がぎっしり詰まっているようです。

そして、ミネコさんが取材を受けられ、どのように話されたのか、とっても楽しみですワクワク




ここを読んでくださっている方も、良かったら是非、ご購入をお願いします



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結婚生活・・・嬉しい出来事と穏やかな年末

2008年05月13日 17時41分01秒 | モラハラ
        お陰さまで順位が安定!これからもよろしく♪         にほんブログ村 家族ブログ 離婚・別居へ



今までのエピソードはこちら  目次 




母との電話によって母との溝が出来てしまった私。

それは私にとってかなり大きな衝撃でした。

年末の忙しい時期で、家のこともしなければならない時期だというのに、もう何もかもやりきれない気持ちでいっぱいでした。

しかし、逆にそのことを忘れようという気持ちと、私のことを守ってくれると言ってくれた大切なKの為に、家の事はしっかりやらなければという気持ちになり、いつも以上に大掃除を頑張っていました。

そんな中、産婦人科の検診の日がやってきました。

2週間に1回くらいのペースで通い続けていた産婦人科。

流産から3ヶ月近く経って、すこしずつ数値が下がって来ていたものの、完全には妊娠反応が消えておらず、そのこともずっと不安に思っていました。

原因が分からないというのは、とても不安だったのです。

妊婦さんでもないのに産婦人科に何度も何度も足を運び、すっかり慣れた道のりとなってしまったことに苦笑しつつ、毎回重い足取りで病院に向かう私。

年末近くだということで、いつも混んでいる病院はますます混雑していました。

その頃は院長の息子先生の評判が次第によくなってきていて、ガラガラだった先生の検診日にも沢山の人が来るようになっていたのです。

いつもなら座れる程度の混雑も、この日はそういう訳にも行かず、しばらく病院の外に出てぼ~っとしながら時間を潰したりして過ごしていました。

・・・ようやく自分の名前が呼ばれ、ドキドキしながら診察室に入って行った私。

するといつものようにニコニコしながら先生が座っていました。

毎回必ず受付を済ませた後にしていた尿検査の結果を先生が覗き込みました。

私は不安な気持ちでその様子をじっと見つめていました。

すると先生が

「うん、だいぶ下がったね。よかったよかった。」

とおっしゃったのです。

そして私の方に顔を向けると、

「(ガンに似た)病気の可能性もここまで下がってくれば心配ないですし、もう普通の人のレベルとほぼ変わらないので、来年からは子作りを再開されても良いですよ!」

と言ってくださったのです。

「え?」

どうせ今回も数値が下がらないと言われるのかと思っていた私は、思いがけない先生の言葉に一瞬ぽかんとしてしまいました。

そしてその直後、我に返り

「本当ですかっ!!」

と思わず大声を出してしまいました。

先生はそんな私にニコニコしながらうなづき、

「大変だったけどよく頑張りましたね。ずっと不安だったでしょう?もう大丈夫ですから。」

と言って下さいました。

嬉しさを隠し切れない私。

でも一番聞きたかったことを先生にぶつけたのでした。

「先生、こうなった原因は何だったのでしょう?」

「う~ん。」

先生は唸ると腕組みをしました。

「実際のところ、原因はわかりませんでした。
なぜ数値が上がったままだったのかということも分からなければ、なぜ自然に下がってきたのかも分かりません。
また今回がたまたまそうだったのか、もし同じようなことがあったとしても、同じようなことが起こるのかというのも分からないです。」


先生はそう言われると、真剣な顔つきになりました。

「ですから、妊娠って本当に色々あるんですよ。
すんなり妊娠をしてすんなり産んでしまう人もいれば、そうでない人もいるし、同じ人でも第一子と第二子では全く違うこともあります。」


私も先生の言葉にうんうんとうなづきながら真剣に聞き入りました。

「だから、逆に今回こういったことがあっても、決して次が同じということではないですから。
次の妊娠出産まで頑張りましょう!」


先生はそう言ってまたにっこり笑ってくれました。

「有難うございます、先生・・・。」

私は心から頭を下げ、診察室を後にしたのでした。

お会計を済ませ、病院から出ると、私は早速携帯を取り出し、Kにメールを打ちました。

数値が下がり、もう病院に通わなくても良くなったこと、来年になったら子作りしても言われたことなどを手短に打って送信しました。

そして、ウキウキした足取りで帰りの道を歩いていると、途中でKから電話が来ました。

私が飛びつくように出ると、Kはいきなり電話の向こうから

「よかったなぁ~~~っ!!」

と耳をつんざくような大きい声で言ったのです。

私は嬉しくなり、

「うん♪」

と返事をすると、Kは優しい声で

「今日は早めに帰るからな!!
じゃあ、俺仕事戻るから。」


と言ってくれたのでした。

仕事中、わざとその場を離れる用事を作って、ちょっとの隙に電話を掛けてくれたK。

もう嬉しくて嬉しくてスキップでもしそうな勢いで、私はアパートへと帰っていきました。






そして、そのまま穏やかに時は経ち、会社も年末のお休みに突入しました。

体調がようやく戻ったことで、それまで何となく悶々としていた気持ちが一気に晴れ、やる気満々だった私。

大嫌いな大掃除も難なくこなせていました。

Kも休みに入ったら網戸の掃除や窓拭きなどを手伝ってくれると言っていたので、休みに入ってすぐに頼むと、ちょっと嫌そうな顔をしながらも、やってくれました。

ついでに換気扇の掃除などもしてくれたのです。

不機嫌になることもなく、逆にやっているうちに楽しくなってきたのか、

「そういえばお前と付き合う前に、会社で熱帯魚の水槽を一緒に洗ったのを思い出すな~。
楽しかったよなぁ~♪」


と言ってはニコニコしていました。

そんな風に、いつになく穏やかで楽しい年末でした。

掃除の合間を縫って年末の買出しに行く時も、2人で手をつないで、ごった返すデパートに出かけてはニコニコと買い物をしました。

そんな穏やかな時間の中にいながら、その年は私もKも入院するような大変な年ではあったけれど、最後に2人して元気になれて良かった・・・と心からそう思っていたのでした。

そして、ようやく落ち着いた生活を送れる・・・そう思い、幸せいっぱいでした。

そんな風にして大晦日がやってきました。

年末の準備も早い時間に終わり、後は年越しそばを食べて除夜の鐘を待つだけとなった我が家。

前の年は年越しそばを食べるのが年明けの時間帯になってしまったため、Kにものすごく怒られてしまったので、それだけは気をつけていましたが、早め早めに準備していたお陰か、その年はそんな心配もなく本当に穏やかな時間が過ぎていました。

しかし、そんな気の緩みからか、私はある失敗をしてしまいました。

毎年、年越しそば用のおそばを義母が用意してくれていたのですが、いつもなら茹で上がったおそばなのに、その年はKが生のおそばがいいと言ったので、それを用意してくれたのです。

正直、生のおそばなんて茹でたことがなかった私。

茹で加減が分からず、思いっきり茹で過ぎてしまいせっかくのおそばがぽろぽろになってしまったのです。

私は焦りました。

(せっかく仲良くここまで来たのに・・・これじゃあKに怒られちゃう・・・どうしよう。)

私はざるに入った茹で上がりのおそばを前に立ち尽くしていました。

しかし、やってしまったものは仕方がない・・・。

家にあった乾麺のおそばを茹で直せば良かったのですが、その時はもう失敗してしまったことで頭がいっぱいで、そこまで思いつきませんでした。

しばらくその場で考えていた私ですが、こうなったら怒られるのを覚悟し、最後まで用意をしたのでした。

居間にいたKに声を掛けると、テレビを観ていたKが、

「こっち(居間)で食おうぜ♪」

と言ったので、私は居間までおそばを運んでいきました。

Kの目の前にどんぶりを出すと、Kは

「お♪いいにおいだなぁ~♪」

と嬉しそうに言ったのです。

私はドキドキしながら、恐る恐るKに

「ごめんなさい・・・実はちょっと茹でるのを失敗しちゃって・・・。おそばがぽろぽろになってしまったの。」

と言うと、Kから笑顔が消え、真剣な顔つきになりました。

私はますますドキドキし始めました。

そして黙って箸でどんぶりの中身をかき回していました。

Kはおそばをそっと箸ですくいあげると、

「見事に茹ですぎだなぁ・・・。」

とつぶやき、

「いただきます。」

と言って食べ始めたのでした。

私はKの様子が気になって仕方がなく、その場に固まったままでいると、Kは

「何してんの?食べないの?」

と言ったのです。

その顔は至って普通。

私はハラハラしながらもう一度

「・・・本当にごめんね。」

と言いました。

するとKはおそばを食べ続けながら

「やっちゃったもんはしょうがないだろ?」

と、ポツリと言いました。

「やっぱ作り直そうか?」

私はいたたまれなくなり、とっさにKにそう言いました。

しかし、Kは視線を口の中におそばをほおばり、視線をテレビに向けたまま、

「いいよ。」

と、ひとこと言ったのでした。

その後はKの様子が気になって仕方がなく、年越しそばどころではない気持ちでしたが、予想に反してKは食べ終わっても何も言いませんでした。

絶対にKが怒るのではないかと思い込んでいた私。

(ちょっと考えすぎだったかな?)

と思い、食べ終わったどんぶりを下げ、片付けると、私はキッチンで煮物を作りながら、心からホッとしていたのでした。








ようやく年末まで書き上げることが出来ました~バンザイ

このおそば事件・・・いつ怒られるかとひやひやでした。

穏やかに終わってよかった・・・かな?

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