goo blog サービス終了のお知らせ 

にゃりんたが行く

バツイチママの徒然草~思いのままに・・・
人生色々あるけど、今日も上を向いてがんばろっ♪

子供が欲しい part2 私の為?

2008年06月30日 14時16分03秒 | モラハラ
        お陰さまで順位が安定しております。驚きっ!!         にほんブログ村 家族ブログ 離婚・別居へ



今までのエピソードはこちらからどうぞ  目次 




泣きはらした目で出かけたくないと言っている私に、執拗に出かけようと誘うK。

もう言い出したら聞かないのは分かりきっているので、私は諦めたように

「じゃあ・・・とにかく支度するから。」

と、うつ向いたまま答えました。

しかしKは上機嫌で、

「そっか♪分かった♪・・・ゆっくりでいいからな♪」

と言い、またコーヒーをすすったのでした。

私はもう一度冷たい水で顔を洗うと、洗面台の鏡で顔を見ました。

やはりパンパンに腫れている目。

Kに分からないように小さくため息をつくと、私はそのまま化粧を始めたのでした。





行きたくない気持ちがどうしてもある為、支度はいつもより長くかかってしまいました。

しかし、Kは

「今日はお前の好きにしていいんだから。」

と言って、珍しくニコニコしていたので、いつものように急かされることもなく、気持ちが悪いくらいでした。

何とか支度を終え、

「・・・支度できたよ。」

と声を掛けると、Kは嬉しそうに車の鍵を持って先に玄関を出て行きました。

私はもう一度戸締りを確認すると、急いでその後を追ったのでした。

車に乗り込むと、Kはゆっくり車を走らせながら、

「で?どこに行こうか?」

と、また聞いてきました。

その日はいい天気でしたが気分的にあまり遠くには行きたくなかったので、私は隣駅にあるショッピングモールの名前をぼそっとつぶやきました。

するとKは

「え~そんなとこ いつでも行けるだろ?」

と言ったのでした。

しかし急にそんなことを言われても、どうしていいか分からない私は、

「じゃあ 久しぶりにみなとみらいの方にでも行ってみる?」

と、言ってみました。

付き合っていた頃、良く行っていた場所。

しかし、Kはまたもや

「う~ん。」

と うなるだけで、いい返事をしません。

私はますます気持ちが暗くなって来ましたが、本当に行きたいところなど全くないので、どうしていいか分かりません。

仕方がないので、私以外の人でもいれば気も紛れるかと

「Kの実家は?」

と言ってみました。

するとKは私の口から意外な言葉が出たことに驚いたようで、

「・・・お前、何言ってんの?実家なんか行く訳ないだろ?何で出かけようって言ってるのにわざわざ実家なんだよ?」

と言って不思議そうな顔をしていました。

いよいよ困った私はふと外を見ていると、あてもなく走っているはずの車が、どうやら高速道路に向かって走っているように思えたのです。

(高速?・・・もしかしてあそこに行くつもりかしら?)

ピーンと来た私は、

「じゃあ、お刺身でも買いに行きたい・・・かな?ちょっと遠出になっちゃうけど・・・。」

そうつぶやくと、Kは嬉しそうに

「そっか♪よし分かった!!ちょうど高速も見えてきたことだし、行ってみるか♪」

と言ったのです。

(正解だった・・・。)

私は内心そう思いながら、Kの行こうとしているところが分からず不機嫌にさせなくて良かったと思ったのでした。





高速に乗って、少々渋滞にハマりつつもたどり着いた、いつも行く市場。

Kは本当に機嫌が良く、私はそれだけでも救われる思いでした。

沢山並んだお店を一つ一つゆっくり見ながら歩く私達。

そうしているうちに、私の気持ちも上向いてきました。

買いたい物を買って、近くのお店で食事をして、どれもKの機嫌を損ねることがなかったので、ずっと機嫌は良いまま。

私も自然と笑顔になって行きました。

そろそろ帰ろうかという話になった頃、Kが突然

「ちょっと、もう1回(市場の中に)行って良いか?」

と言い出したのです。

「・・・いいけど?」

私はそう答えてKと共に再び市場の中へ入って行きました。

Kは市場の中を把握しているかのようにさっささっさと歩いて行くと、鮮魚のお店の前で立ち止まりました。

そして物色をしています。

そこはさっき買い物をしたばかりのお店。

買い忘れたものがあったのかと不思議に思いながらKの隣に並ぶと、Kが品物を指さしながら

「なぁ、あれ買わないか?」

と言ったのです。

Kが指さしたのは手作りの美味しそうな干物。

焼き魚が大嫌いなKがそんなことを言うなんて、と驚いていると、

「実家に買って行ってやりたいんだ。」

と言い出したのです。

「え?でも食べるかな?」

とっさに答えつつ、また実家に買って来たものを届けずにダメにして叱られる可能性が高いものだっただけに、私は警戒していました。

「だって、お義母さん、Kよりもっと魚嫌いでしょ?」

私がそう言うと、Kも納得したように

「まぁ・・・そうだな。」

と言いました。

しかし、次の瞬間、密かに安心している私に

「でも、こんなに肉厚で油がのってそうな魚だったら食うんじゃねぇか?」

と言い出したのです。

こう言い出したらKが買わないというはずがなく、絶対に買わずにはいられない状況です。

私は仕方がなく

「でも・・・買うなら絶対に今日届けなきゃ。分かってる?」

と言ったのです。

するとKはにっこり笑って

「帰りに寄ればいいじゃねぇか。どうせ車で来てんだから。」

と言ったのです。

「・・・じゃあちょっとだけにしておこうね、食べられるかどうか分からないんだし。」

私はそう言うとお店の人に声を掛け、干物を選んで包んでもらいました。

するとKが横でまだ何か物足りなそうな様子で魚を見ています。

そして、私が品物を受け取り、お金を払っていると、私の耳元で

「お前の実家は?」

と言ったのです。

私は

「へっ?」

と、思わず声を出しました。

弟の結婚の件で母と確執が出来て以来、年賀状を出したくらいの連絡しか取っていない私の実家。

そんなことはKも分かっているはずなのに、突然そんなことを言い出したのです。

確かに私の父は魚が大好きで、干物など毎日のように食べていましたし、Kもそのことは知っていたので、そういう言葉が出ても不思議ではないのですが・・・。

けれど状況から考えたら、ありえないことだと思いました。

私はKの言葉を聞いて一気に嫌な気持ちになり、曇った顔をしてしまいました。

するとKもそんな私の気持ちが分かったのか、

「・・・いらねぇか。」

と言って、そのまま出口のほうに歩いて行ったのでした。







一体 誰の為に出かけたのでしょうか???

結局、Kの行きたかったところに行くことになってしまうのです。

この日の話はもう少し続きます。

なるべく早く書き上げられるように、後押ししてくれると嬉しいです

       にほんブログ村 家族ブログ DV・モラハラへ        今週も張り切って更新したいと思います♪





勝手に宣伝  モラハラって何?どうすればいいの?に答えてくれる1冊。

Q&Aモラル・ハラスメント―弁護士とカウンセラーが答える見えないDVとの決別
橋本 智子,谷本 惠美,矢田 りつ子,熊谷 早智子,水野 紀子
明石書店

このアイテムの詳細を見る


子供が欲しい part2 伝わらない思い

2008年06月27日 16時01分08秒 | モラハラ
       いつも本当に有難うございます♪        にほんブログ村 家族ブログ 離婚・別居へ



今までのエピソードはこちらから  目次 




禁煙してから1週間近く経った初めての週末がやってきました。

もうその頃にはだいぶ落ち着いて来ていて、Kが目の前でタバコを吸っていても気にならなくなって来ました。

また、禁煙パイポを口にすることも少なくなってきて、気持ちも落ち着いて過ごせるようになって来ました。

そんな私にKは

「お前は凄いよなぁ。ここぞという時の底力が違うよな~。さすが俺の奥さんだ♪」

と満足そうに言っていました。

私もほめられて凄く嬉しい気持ちでいました。

そして、私はその週末に期待していました。

1週間とはいえ、もう全く吸っていない状態なのですから、夫婦生活で もし子供が出来ても何の問題もないはずです。

その週末は出かける約束もしていませんでした。

Kは私の努力を認めてくれているんだから、きっと・・・そんな気持ちで週末の夜を迎えました。

仕事から帰ってきたKは、疲れてはいたものの比較的機嫌が良く、何かにつけて私を呼び、近くに居させると、手を握ったり抱きついたりして来ていました。

私の期待はますます高まっていました。

仲良く夕食をとり、Kの好きな番組を寄り添って観ていると、Kが

「そろそろ寝るか。」

と声を掛けてきました。

私はうなづくと、ドキドキしながら戸締りを確認したり、火の元を確認したりしました。

そんな自分を恥ずかしいと思いつつ、少しウキウキしている状態でした。

Kは先に寝室へ入って行きました。

私も急いで寝室に向かい、一緒にベッドへ入ったのです。

Kはいつものように私に腕枕をさせると、にっこり笑って

「お休み♪」

と言ってキスをしました。

いよいよかも・・・そう思っていると、Kは次の瞬間、くるりと寝返り、私に背を向けるような格好になりました。

私は思わず

「何でそっち向いちゃうの?」

と声を掛けました。

Kはその声に驚いたように首だけこちらを向いて、

「え?なんで?」

と言いました。

「何でって・・・。」

私はそう言いかけてから、何と言っていいか分からなくなり、ごにょごにょと口ごもってしまいました。

Kはその様子で察してくれたのか、

「分かったよ~。」

と言いながらこちらを向いてくれました。

そしてぎゅ~っと私のことを抱きしめると、そのまま再び

「お休み~♪」

と言って目を閉じてしまったのです。

(え?寝ちゃうの?)

そう思って、必死に

「ねぇ・・・ねぇ・・・」

と、私に抱きついたままのKをゆすってみるのですが、Kは何の反応も示さずに目を閉じたままなのです。

そして、そのうちKから軽い寝息が聞こえ始めました。

それはあっという間にいびきに変わり、私の体に抱きついている腕の力がふわりと抜けました。

完全に寝てしまった状態です。

そんなKのいびきを聞いていると、私は段々悲しくなってきました。

期待していた自分が無性に恥ずかしくなってきたのです。

(バカみたい。)

そう思った瞬間に涙があふれてきました。

しかし私がそうやって泣いていても、Kは気がつくはずもなく、本格的ないびきをかきながら、ぐっすり寝ているのです。

とても虚しい気持ちでした。

最初の妊娠以来、1度もない夫婦生活。

子供が欲しいという気持ちが大きかったので、自分でも気がつきませんでしたが、それ以前にこのままの状態でいいのだろうかと、急に不安になりました。

考えたら結婚して1年も経たないうちにレス状態になっていたのです。

しかし、その一方で、妊娠してからはお互いに入院したりして体調が悪かった時期が重なったのだから、仕方がないのでは?と思いました。

確かにそれ以前から、あまりなかったことは確かでしたが、それでも全くではなかったのだから・・・と思い、自分で自分を励ましていました。

(そのうちきっと・・・チャンスはあるはず。)

そう思い、暗い部屋の中で涙を拭うと、私は強引に目を閉じて布団をかぶったのでした。

そして、いつの間にか眠ってしまいました。







翌日、朝ゆっくり目に目が覚めた私。

起きてすぐ顔を洗いに洗面台に向かいました。

目の悪い私はコンタクトをしないことには、朝何も始まらないのです。

冷たい水で顔をばしゃばしゃと洗い、タオルで顔を拭うと、洗面台の鏡に映った自分の顔を見てぎょっとしました。

泣きながら寝てしまったせいか、ありえないくらいパンパンに腫れてしまっているまぶた。

とりあえずコンタクトを入れて見てみましたが、やはりひどい状態でした。

(そんなに泣いたつもりはないんだけどなぁ。)

そう思いながら、洗面所からキッチンに向かおうとした時、ちょうど寝室からKが出てきました。

「おはよう。」

と言いながら、半分目が閉じた状態でふらふらと歩いてきたK。

しかし次の瞬間私の顔を見て、驚いた顔をしました。

「・・・どうした?泣いたのか?」

一気に目が覚めたという感じで、私の側に近づいてきたKに、私は何と答えていいか分からないでいました。

するとKは私のことをぎゅっと抱きしめて、

「ごめんな、全然気がつかなくて。」

と言ってくれたのです。

私は一瞬、

(え?まさか私が昨日泣いていた理由を察してくれたのかな?)

と思ってしまったのですが、Kは私を抱きしめたまま、

「よし、今日はにゃりんたの為に、にゃりんたが行きたいところに連れてってやるよ♪
そうすればお前の気持ちも紛れるだろ?」


と言って、私の背中を優しくトントンしました。

どうやらKは私が、禁煙が辛くて泣いていたのだと思ったようでした。

しかし私も本当のことは言えず、そんな風に思いが伝わらない状況がもどかしくてたまりませんでした。

私はKから静かに離れると、

「コーヒー入れるね。」

と言ってキッチンに向かいました。

コーヒーメーカーに1人分のコーヒーをセットし、スイッチを入れている間、Kがトイレを済ませてダイニングの自分の席に着きました。

大きなあくびをしながら、目をこすっています。

私は冷蔵庫から牛乳を出して、Kのマグカップに注ぎました。

そして、あっという間にコーヒーが落ちると、マグカップに注いでKに差し出しました。

猫舌なKは、カップに少しだけ口をつけると 温度を確かめ、そしてごくごくっと飲みました。

そしてにっこり笑うと、

「・・・なぁ、今日はどこに行きたい?」

と聞いたのです。

しかし、私はそんな気分ではありませんでした。

そして何よりそんな腫れあがった目で出かけるのは絶対に嫌でした。

なので、私はKのそんな問いかけに、

「う~ん・・・。」

とあいまいな返事をしました。

そしてKに背を向けて前日やり残していた片付け物をし始めました。

Kは私の態度があまり乗り気でないと分かったようで、私の背後から少し低い声で、

「何だよ、せっかくどこか連れてってやるって言ってんのにさ。
なぁ、どこ行きたい?」


としつこく聞いてきました。

私は仕方がなく作業していた手を止めてKの方に振り向くと、

「・・・今日はあまり出かけたくないなぁ。ほら・・・目がこんなだし、外になんて出れないよ。」

と言って作り笑いをしました。

するとKは立ち上がって私に近寄り、頭をなでると、

「大丈夫だよ、俺はいつもお前のことを見てるから分かるけど、他の人が見たって目が腫れてるなんて分かりゃしないって。
それに車で出かけるんだから、大丈夫だよ。だから、出かけようぜ♪」


と言ってにっこり笑い、

「で、どこ行きたい?」

と、また聞いてきたのでした。






はぁ・・・今回はとても辛いところでした。

思い出してとても嫌な気持ちになりました。

さっさと忘れたいと思います。

そして、今後も書こうという意欲につながりますので、良かったら1日1回、クリックお願いします。

      にほんブログ村 家族ブログ DV・モラハラへ          他の離婚ブログもチェック♪




そして、勝手に宣伝  ミネコさんの本

こんなオトコ要らねぇ!!―箱ミネコの「モラハラ」リコン日記
箱 ミネコ
マガジンランド

このアイテムの詳細を見る

子供が欲しい part2 禁煙成功

2008年06月25日 12時23分43秒 | モラハラ
        順位の確認ついでにポチッとね♪          にほんブログ村 家族ブログ DV・モラハラへ



今までのエピソードはこちらから  目次 



翌日から私は、もうKが目の前でタバコを吸っていようが何だろうが、ひたすら耐える姿勢で、禁煙を実行していました。

そんな私を前に、もうすっかり気などは遣ってくれずに平気でタバコを吸っているK。

禁煙を始めた時には正直、3日持つだろうかと我ながら心配ではありましたが、何とか持ちこたえていました。

Kの言葉でもう弱音は吐けなくなり、それはそれでとても辛かったのですが、禁煙は自分との戦いなのだからと自分に言い聞かせていました。

しかし、またもや難関がやってきました。

禁煙をしてからの2日間は食材もあり、家から1歩も出なくても過ごせていたのですが、さすがに3日目となると足りないものも出てきて、買い物に行かざるを得なくなって来たのです。

外に出ればタバコが買えてしまう状況。

そこをどう我慢するかという感じでした。

タバコを目にすればすぐさま買ってしまいそうな衝動に駆られるはず。

それを我慢できるか、自分でも本当に不安でした。

とにかくタバコを売っている場所を避けて行こうと決め、午後私はアパートを出たのでした。

私達の住んでいた街は、比較的静かな土地でしたが、駅前に立つ高いビルの影響か、風がとても強く、アパートを出て駅方面へ向かっていくと木枯らしのような強い風が私の横を吹き抜けて行きます。

向かい風に立ち向かうような気持ちで、私はゆっくり歩いて行きました。

とにかく

(ここまで我慢したんだから、ここで買っては負けなんだから。)

と言い聞かせ、最初のタバコポイントを通過すると、私はホッとしました。

そして、いつも行くスーパーにたどり着いたのです。

食材を選び、あれこれかごの中に入れ、そろそろレジに並ぼうとして空いているレジにかごを置こうとした瞬間、ふと見上げるとそこには高々とショーケースのようなものに入れられたタバコがズラリと並んでいたのです。

しかもそこには私が吸っていたタバコが、一番手前のよく見える位置に置かれていたのでした。

私はごくりとつばを飲み込みました。

「・・・どうぞ?」

いつまでもかごをつかんだままぼ~っとタバコを見てしまっている私を不思議そうな顔をして見ていた店員さんが声を掛けてきました。

私は慌ててかごを置くと、急いで前に進み、なるべくタバコから遠ざかるようにレジの先端で会計を待っていました。

しかし目に入るのはタバコ。

(いけない・・・いけない・・・)

そう自分に言い聞かせて目を反らしながら、じっと耐えていました。

そんな風に会計を待つ時間がとても長く感じました。

するとようやく店員さんが金額を告げ、私は支払いを済ませると、急いでかごを持って買ったものを袋に詰め、逃げるようにしてエスカレーターに飛び乗ったのでした。

そして足早にそのスーパーを後にしました。

(やったぁ!!買わなくても大丈夫だった!!)

アパートへと帰る途中、私は自分がタバコを買わずに帰って来れたことに嬉しくなりました。

凄いことだと思いました。

浮かれた私は、いつものように帰るとすぐKにメールをし、その報告をしました。

前日の件で多少心にわだかまりはあったものの、それでもこんなに努力をしていることは伝えたい、分かって欲しい、と思っていたのでした。

しかしメールを送信してすぐに

(どうせこんなメールを送っても何とも思ってくれないんだろうな・・・。)

と思ってしまう私。

はぁとため息をつき、また禁煙パイポを口に入れると、買ってきたものを冷蔵庫にしまい始めました。

すると、ダイニングテーブルの上に置いてあった突然携帯が鳴りました。

着信音でKからだと分かると、私は作業の手を止めてすぐに出ました。

すると、携帯から Kがどこかざわついているようなところを歩いているようで、はぁはぁ言いながら、移動している様子が伝わってきました。

Kが何かを言う前に、

「どうしたの?」

と声を掛けると、Kは息を弾ませながら、

「メール読んだよ。・・・よく頑張ってるなぁと思って。」

と言ったのです。

「え?」

まさかそんなことを言われると思っていなかった私は、何だかぽかんとしてしまいました。

そんな様子が分かったのか、Kは

「何だよ、何びっくりしてんだよ。ただそれが言いたくて電話しただけ。」

と優しい声で言ったのでした。

そしてすぐ、

「じゃあ、俺 今あんまり時間ないから切るな?」

と言ってせわしなく電話を切ってしまいました。

私はびっくりしつつも、Kがこうして電話をしてくれたことに凄く嬉しくなり、舞い上がっていました。

Kはなんだかんだ言ってもちゃんと私のことを見ていてくれるんだ・・・分かってくれるんだ・・・と思うと、禁煙に対しての意欲もむくむくとわいてきたのです。

全てがいい方向に進んでいるような気がしました。

まだ辛い禁煙でしたが、その後私は禁煙を始めてから初めて穏やかに過ごせたのでした。







短めですが、今回はここで。

ようやく一番辛いところを脱した感じで禁煙が成功していました。

我ながら良くやめられたなぁと改めて思ったりします。

ほとんど執念でしたからね。

そんでもって、いつもの通りお願いいたします。


        にほんブログ村 家族ブログ 離婚・別居へ    更新意欲向上の為に、ワンクリックプリ~ズ♪

完・あなたは・・・モラ子???

2008年06月23日 14時04分00秒 | モラハラ
         ご協力有難うございます♪♪           にほんブログ村 子育てブログ シングルマザー育児へ




H美さんからの怒りのお手紙と、その後しばらくしてからの謝罪のお手紙。

それまでの私だったら、多少

(疲れる人だな

と思っても、ついうっかり許してしまいそうになっていたはず。

元々は私が文通をやめたいと言い出したことに対してのH美さんが憤慨してしまい、怒りのお手紙を書かれたのですから、それは仕方がないことだと思ってしまったでしょう。

そして、彼女はそのお手紙の後に、言い過ぎたことを反省して謝罪のお手紙を下さったのですから、許すも何も、こちらのほうが申し訳ないことをしたという気持ちになったと思います。

しかし、その頃の私はモラ元・旦那の支配下から離れ、まっとうな道を歩み始めていたので、そんなH美さんの行動に、

「この人、おかしくね?」

と思えるようになっていたのでした。

だって、良く考えたら・・・

私は、この先仕事をしながら一人で子育てをしていかなければならない状況で、じっくり手紙を書く時間が取れないので、文通をやめたいと言ったのです。

しかし彼女はそんな私に、あんたの都合で勝手にやめるなんてと憤慨しておいて、連絡はするなと怒りまくり。

そしてその後、謝罪はしたものの、文通できないと言っている相手に対して、文通を続けて欲しいと要求してきたのです。

なんか・・・勝手に盛り上がって勝手に決めてるのはH美さんの方ではないだろうかと思ったのです。

そういうH美さんの言っていることが何だか元・旦那を思い出させて、私の中の警戒音が思いっきり鳴ってしまい、再びそのまま放置することにしたのでした。

ダッテ、モラッポイシ。








あれから2年半近く。

もう既にH美さんとのことは私の記憶の彼方にあるかな~ないかな~状態でした。

この頃では文通をしていたことすらあまり思い出さなくなっていたくらいですから、もちろんH美さんのことなど思い出すはずもありませんでした。



と・こ・ろ・がっ!!

先週、いつものように自宅マンションに帰った時、集合ポストを覗いて郵便物のチェックをしてみると、そこに見覚えのある、あの書きなぐったような文字の封筒がっ!!  

そう・・・なんと、H美さんからのお手紙だったのですっ

良く見てみると、住所の欄には転送されたことを示すシールが貼ってあります。

彼女は以前私が住んでいた家の住所でお手紙を出して来られたようでした。

引っ越したことも知らないということは、最後にやりとりしたのはいつだっけ?・・・などと考えて、その手紙が2年半近く振りだということに気がつき、思わずのけぞってしまった私。

「一体、何の用っ??」 

一瞬、

(そのまま送り返してしまおうかしら?)

と考えましたが、それよりもこんな年月が経ってまで、彼女が何を言ってきたのだろうかという好奇心ワクワク に勝てず、開封することにしました。

ドキドキしながら中身を取り出してみると、小さな便箋が1枚だけ出てきました。

そして、こう綴ってあったのです。

「この手紙がまだこの住所に届くかどうかと心配しながら書いています。
あの時は本当にごめんなさい。
とても後悔しています。
私はにゃりんたさんと文通したいと思っています。
今でもまだそう思っています。
良かったら返事ください。








「・・・・・はい???」   

この期に及んで、まだ文通したいと訴えるH美さん。

もはやモラ子を通り越して、ストーカーチックになってきましたが・・・。

はっきり言って怖いです。




スタッフゥ~ スタッフゥ~
ちょっ、誰か~なんとかしてぇ~~~~~~!!
(狩野英孝・風)





しかしながら、このお手紙を頂いた時、ふと

(もう一度文通は出来ないと手紙を書こうかしら?)

と思ってしまった私。

そんなことをついメイさんにこぼしたら、メイさんは大きく手を振って

「やめなさいよ~~~~。 
そんなことしたら、構ってもらえたと思って喜んじゃうわよ、そういう人は。」


と言われました。

おっと危ねぇっ!!うっかり罠にハマるところだったわ。

ということで、再々放置することに致しました。





いやぁしかし、最後の手紙を受け取ったときは、本当にびっくりしました。

こういうしつこさを持った人がいるので、未だに元・旦那からも何かされるのではないかと、かなり心配ではあります。

嫌ですね。

・・・と、そんな最近の出来事でした。





本当に凄い反響があって、ちょっとびっくり~な私に、相変わらずの応援クリックお願い申し上げまする。

       にほんブログ村 家族ブログ DV・モラハラへ    初の快挙ですぅ。本当に有難うございます!!

続・あなたは・・・モラ子???

2008年06月22日 12時08分13秒 | モラハラ
        クリック感謝します♪         にほんブログ村 子育てブログ シングルマザー育児へ




思ったより反響が大きかった(様な気がしますランキングのクリック有難うございました)ので、サクサク続きを行きたいと思います。






H美さんに、この先文通は続けられないという内容の手紙にディズニーシーで買ってきたストラップを添えて送った時、私は正直言ってホッとしていました。

その頃はH美さんから来るお手紙に、重い気持ちになっている自分を認めようとせずにいたのですが、これでH美さんとのやりとりも終わると思うと、何だかすっきりしたような気持ちにもなっていました。

・・・まぁ実際にはそんな気持ちになっている自分に罪悪感を持ってはいましたけど。

他のペンフレさんは、文通を終わりにしたいと言う私を責めるどころか、励まして下さって、本当に文通を続けて来られてよかったと思っていました。

そして、H美さんからも、もの凄い早さで返事が来たのでした。

いつものように普通に開封して読んでみると、書きなぐったような文字で、私に対する怒りの言葉が満載でした。

「にゃりんたさんから手紙を受け取って、私は本当に嫌な気持ちになりました。あなたの都合で勝手に文通を終わらせるなんて、本当に信じられません。今までの私達の●年間は、なんだったのでしょうか?」

と、始まり、

たった1個のこんなストラップなんかより、文通を続けて欲しかったです。」

といったように、不満全開で文句のオンパレ~ド。  

そして、散々怒りに満ち満ちた文句を並べてくれた後、

「にゃりんたさんがそういう人ならもう仕方がありません。今後一切連絡はして来ないで下さい。」

と、捨て台詞のように締めくくられていました。(計・便箋2枚半)

読んでいて目が点になりました。

その頃はまだモラハラという言葉も知らず、世の中には分かり合えない人がいると知らない頃ですから、

(私の書き方が悪かったのだろうか・・・?分かってもらえないのだろうか・・・?)

と悲しい気持ちになっていた私。

しかし、もう一度手紙を出そうにも、何と説明していいのか分からず、もうどうすることも出来ないと思った私はそのまま静かに放置していました。






ところが・・・H美さんからのお手紙はそれで終わることがありませんでした。

何と、それから3ヵ月後くらいに、見覚えのある、あの書きなぐったような文字のお手紙が・・・。

紛れもなく、H美さんからでした。

恐る恐る封を開けてみると、便箋1枚に

「あの時の私は、あまりにも突然文通をやめると言われたので、どうかしていました。
あなたを傷つけてしまったのではないかと反省しています。本当にごめんなさい。
もし、まだ私のことを友達と思ってくれるなら、また文通してくれますか?良かったらお返事ください。


と書いてあったのです。

この頃、少々正常に戻りつつあった(?)私は、こんなH美さんの行動に、初めて疑問がわいていたのでした。遅ッ!!







またつづく。






引っ張りすぎてごめんなさい。

つうか、単に時間がなく細切れになっているだけです・・・。

それでも続きが気になってしまう方は、是非クリックお願いします。

     にほんブログ村 家族ブログ DV・モラハラへ           いつも本当に有難うございます♪

あなたは・・・モラ子???

2008年06月20日 09時23分40秒 | モラハラ
      いつも応援有難うございます♪          にほんブログ村 子育てブログ シングルマザー育児へ




ブログを始めた頃、私は文通が趣味だという記事を書いたことがありました。

(ちなみにその記事はこちら 文通!

あの記事を書いた頃はまだ何人かのペンフレさんが存在していたのですが、離婚でバタバタしていましたし、タロスを保育園に入れて自分も仕事をして・・・などと新しい生活に精一杯で、なかなか返事をすることが出来なくなり、自然とやりとりが遠のいている状態でした。

しかし、中にはそんな状況でも何とか文通を続けているペンフレさんが、ほんのわずかですがいらっしゃったのです。

その中に、H美さんという2つ年上の方がいました。

彼女は本当に初期の頃からのペンフレさんで、元々同じ県に住んでいたのですが、ご結婚されて地方に行かれてからもやり取りが続いていた方なのです。

でも・・・実は私、彼女のことがあまり好きではありませんでした。

H美さんは文通を始めた頃から頻繁にお手紙を下さいました。

多分誰よりも頻繁にやり取りをしていたのではないかと思います。

しかし、H美さんから寄せられるお手紙の内容は、ほぼ職場の愚痴、友達の愚痴、生活や家族への不満。

彼女はフリーターでしたが、とにかく職をコロコロ変え、その場でトラブルに巻き込まれては(いや、トラブルを作り出しては???)愚痴三昧のお手紙を送って来てくれていました。

何年も何年もそんな風な内容の手紙が届き、私は(うんざりしつつも)時には共感し、時には慰め、時には意見をしたりして彼女との文通が何だかんだと続いていたのです。

そのうち彼女は心療内科に通うようになりました。

ちょうどその頃、元・旦那も心の病にかかり、私が支えなきゃという気持ちが大きかったせいか彼女のことも放っておけず、私は必死に返事をし、立て続けに来るお手紙に、他のペンフレさんへの返事を後回しにしてまで出しているような状況でした。

しかし相変わらず内容はネガティブなものばかりで。

さらりと受け流せない私には、かなり辛いものも正直ありました。

彼女にはそんな私の気持ちが伝わるはずもなく、相変わらずぐいぐいとお手紙が送られて来ていたのでした。

そのうち私が離婚でバタバタし始め、なかなか返事を書くことが出来なくなって来ました。

ところが、通常 文通はやり取りですから、相手からのお手紙が来て初めてこちらからの返事を出すというのが暗黙のルールだと思うのですが、彼女は私があまり手紙を書けなくなっても構わず、相変わらずのペースで立て続けに手紙を送ってくれていました。

返事の書けない私はH美さんから来たお手紙を目にしただけで、かなり心苦しい気持ちになっていたのですが、他のペンフレさんはいつまでも返事は待ちますと言って静かに見守って(?)下さっている中、彼女からの手紙は逆に毎日のように届くこともありました。

・・・今考えるとどうしてそんな相手と長いこと文通を続けていたのかしら???

あの頃の私はこの先 仕事もして育児もしていかなければならない状況で、もうじっくり手紙を書くことも出来なくなってしまうことは目に見えていました。

当時はほとんどのペンフレさんへのお返事を滞らせたままになってしまっていましたし、その中にはH美さん同様、長くお付き合いして下さっていたペンフレさんもいて、このまま黙って放置している訳には行きません。

なので、思い切ってその辺りの状況の説明と、心苦しくも文通を終わりにしたい旨を綴って、心ばかりの品(ディズニーシーで買ってきたストラップ)を同封し、そのペンフレさん達に順番に送ったのでした。

もちろんH美さんにも同様、送らせていただきました。

他のペンフレさんは、とても残念がって下さいましたが、私のこの先の状況を分かって下さり、逆に私のことを励まして下さって、涙が出そうなくらい嬉しかったのです。

しかし・・・H美さんは、違っていたのでした。






つづく。






・・・ちょっぴり引っ張ってみました。

先が気になるよ~と思われる方はクリックして下さると、意欲がわいたりします。エヘッ

        にほんブログ村 家族ブログ DV・モラハラへ    心から感謝します!!頑張ります!!

子供が欲しい part2 攻撃と非協力

2008年06月17日 14時25分30秒 | モラハラ
        心から感謝しています!!         にほんブログ村 家族ブログ DV・モラハラへ



今までのエピソードはこちら  目次 





居間を鋭く睨みつけ、そのままずんずんと居間に向かった私。

そして居間の入り口に仁王立ちになりました。

するとKはいつも通りに自分の定位置にどっかりと腰を下ろして、今まさにタバコに火をつけようとしているところでした。

相変わらず私の目からは涙がダラダラと流れています。

Kは私の方に振り返ると、その形相に驚いたのか、動きが止まっていました。

涙を流したまま もの凄い表情で立っている私と、驚きで目が点になっているKとでしばらくお互いの顔を見合った状態でいると、そのうちKが

「な・・・何だよ・・・。」

と言ったのでした。

相変わらずその場を動かず、Kを睨みながらダラダラ涙を流している私は、無言でKにプレッシャーをかけていました。

するとKはそのプレッシャーに耐えかねたのか、その後はくるりと顔を元に戻してしまいました。

私に背を向けたまま、それでもタバコに火をつけるK。

私はその姿を見てカ~ッとなり、居間にずんずん入っていくと、Kの左脇の方で仁王立ちになりました。

Kは火のついたタバコをくわえながら、私の顔を今度はうんざりした様子で見上げ、

「何だよ・・・。何なんだよ。」

と言って来たのです。

私はそんなKの様子に怒りが抑えきれず、すぅっと息を吸うと、一気に

「ちょっと!あんたに優しさってないの???
人が禁煙して苦しんでるってぇのに、目の前で吸うってどういうことよっ!!
あたしにけんか売ってんの???」


とまくし立てました。

そして言った直後にわぁわぁと声を上げて号泣したのでした。

Kはその勢いに驚いたのか、唖然とした表情で私を見上げていましたが、すぐにタバコの火を灰皿でもみ消すと、意外にもしゅんとした表情で

「ごめん。」

と言ったのです。

そして私の腕をつかんでその場に座らせると、優しい口調で、

「そんなに辛いのか・・・。」

とささやくように言ったのでした。

しかし、気が立ちまくっている状態でその言葉を聞いた私は、Kを睨みつけると、

「辛いなんてもんじゃないっ!!
タバコ吸ってたらわかるでしょっ!!
考えてみればわかるでしょっ!!」


と興奮しながら言ったのです。

するとKは静かに

「いや・・・俺はお前ほどニコチン中毒じゃないから、やめようと思えばすぐにでも出来るよ。」

とさらりと言ったのです。

その言い方にまたカ~ッとなった私は、

「じゃあ、あんたもやめてみなさいよっ!!!」

と喚き、狂ったように泣いていると、Kは

「それはできないな・・・」

と言いかけて、置いてあったお茶を1口飲むと、

「俺は仕事してるから。外でストレスが溜まるから、タバコはやめられない。
第一、禁煙はお前の始めたことだろ?」


ときっぱり言ったのです。

そして、私を抱きしめると、背中を優しくさすりだしたのでした。

しかし私はその手を払いのけると、座った姿勢のまま一歩Kから遠のくように下がり、離れたのでした。

そしてKをにらみながら泣き喚いていました。

Kはそんな私の姿を見て、大きくため息をつくと、もう一度私の腕をつかみ自分の側に引き寄せました。

そして、

「お前さぁ、辛いのは分かるけど、そうやって人が吸ってるからって辛い辛いって言ってると、いつまでもやめられないよ?」

と静かに言ったのでした。

私は顔をそらしていましたが、Kはそんな私に

「人が吸っているのを気にして、やめられないようじゃ、ムリだろ。
第一俺が気にして目の前で吸わないようにしても、他の人は遠慮なんてしてくれないんだぞ?」


と言ったのです。

(違うっ!!私はそんなことを言ってるんじゃない!!)

心の中でそう叫んでも、もはやパニック状態になっている私は、自分の思いをKに伝えることが出来ず、ただひたすらしゃくりあげながら泣くだけでした。

悔しくて悲しくて、何だか自分でも訳の分からない状況でした。

そしてそんなKの言葉に何も言えずひたすら泣いている私を前に、Kは小さくため息をつくと、すっと立ち上がり、居間を出て行ってしまいました。

そしてキッチンから換気扇の音がしたかと思うと、ライターをつける音がして来たのです。

私の居た位置からはその様子は見ることができませんでしたが、明らかにタバコを吸っているのが分かりました。

私はとてもショックでした。

私の苦しみを分かって欲しい・・・ずっとではなく、せめて私が落ち着くまでは私の目の前で吸わないで欲しい・・・ただそれだけのことなのに上手く伝えられず、何だか追い詰められた気持ちでした。

しかしその一方で、確かにKの言うとおり誰かが吸っているからと吸いたい気持ちになっていたら、いつまでたっても禁煙など成功するはずがない・・・。

それは甘えなのかもしれないと思ってしまった私。

そして、何よりこの禁煙は私がKに本気で子供が欲しいと思っていることを分かってもらう為に始めたのもあったので、何が何でも成功しないと・・・と思っていたのでした。

そう考えると自然と涙が止まり、落ち着きを取り戻した私。

しかしKは、タバコを吸い終わると居間には戻らず、洗面所で歯を磨き、居間にちらっと顔を出して

「俺、もう寝るから。明日はいつも通りだから。おやすみ。」

と言ってそのまま寝室に入って行ってしまったのでした。







この時は本当にひどいと思いました。

でも、大きく考えればKのこの一言で意地になり、禁煙出来たような気がします。

いつもながら、応援お願いいたします。

                  
           にほんブログ村 家族ブログ 離婚・別居へ         心から感謝します。有難う♪

子供が欲しい part2 禁煙中の衝撃

2008年06月14日 21時51分30秒 | モラハラ
        あなたのクリックに支えられています!!            にほんブログ村 家族ブログ 離婚・別居へ



今までのエピソードはこちらから  目次 




私にとって気の遠くなりそうな長い1日が何とか終わり、また次の日の朝がやってきました。

起きた瞬間、またもや習慣的にキッチンに向かうとぼ~っとした頭で換気扇をつけ、いつもタバコを置いてあった場所に手を伸ばしてしまうのです。

しかし、あったのはタバコのサイズより少し小さめの細いパイプ。

私は苦笑するとそこにあった禁煙パイポを口にくわえ、Kのお弁当作りを開始したのでした。






朝の忙しい時間帯は、何とかタバコのことを考えずに済み、そのままKが家を出るまで、どうにか耐えられました。

Kも何となく私の前でタバコを吸うのは気がひけたのか、

「俺は車の中で吸えるからいいよ。」

と言って、家では一切吸わずに出かけて行きました。

Kがいなくなった後の部屋でぽつんと1人になった私。

途端にタバコのことが頭を巡り、また前日のように吸いたい衝動に駆られ始めたのでした。

もう他の事は後回しにし、好きなことでもやっていないと、またいてもたってもいられなくなりそうでした。

(そうだ、趣味の懸賞ハガキを書こう!)

そう思い立った私は、早速居間に向かい、懸賞の雑誌とハガキを取り出して、書き始めたのでした。

しかし、5分も経たないうちに何故か先ほどよりももっとタバコが吸いたくなってきてしまったのです。

あわててはがきを書くのをやめると、ため息をつきながらキッチンに戻り、後片付けをし始めました。

考えないようにしようと強く思っても、やはり考えていることはタバコのことばかり。

禁煙がこんなに辛いとは、正直言って思っていませんでした。

いや、こうなることは多分予想が出来ていたので、それまでやめる気などなかったのです。

Kはそんな私のことを見破っていて、

「俺には(禁煙)できても、お前は絶対にムリだろうな・・・。」

とよく言っていました。

もう辛くて辛くてどうしようもなく、気がつくと涙があふれてくるという状況で、自分でもどうしていいか分かりませんでした。

それでも、タバコを買いに行くことはせず、Kのタバコを口にすることもせず、ひたすら

(禁煙に成功すれば、妊娠できる。)

と、もはや執念のように思っていたのでした。

そしてその日もKの帰る時間まで何とか我慢した私。

Kが帰ってきてもタバコが吸える訳ではないのですが、それでも気が狂いそうな自分を何とか保っていられると、帰りを心待ちにしていたのでした。

インターホンが鳴り、Kだと分かると私は玄関に飛んで行き、チェーンを外して勢い良くドアを開けました。

「お帰り!!」

そう言うと、Kは小さい声で

「ただ今。」

と言って、部屋に上がりました。

Kはとても疲れた様子で、何となくピリピリしていました。

しかしその日の私は自分のほうが手いっぱいで、そんなことを気遣う余裕などありませんでした。

Kは無言でいつものように着ていたものを脱ぎ、居間にどっかり座ると、ついていたテレビのチャンネルを替え始めました。

私はとにかく自分のやることに集中し、夕食の支度をし始めたのです。

しばらくして、居間にいるKがなかなかお風呂に入らないことに気がついた私は、キッチンから居間へと歩いて行きました。

すると、Kは居間でいつものように、普通に、タバコを吸っていたのです。

しばらく居間の入り口で立ち止まったまま、私は思考が停止していました。

そんな私の気配に気がついたKが、振り返って私の顔を見ながら、全く自然に

「あ・・・風呂だろ?今入るよ。」

と言って、再び大きくタバコを吸い込みました。

そして、立ち上がりながら大きく息を吐くと、灰皿でタバコをもみ消し、そのまま私の横を素通りしてお風呂場に向かいました。

お風呂から勢い良く流れるシャワーの音がし始めると、私は我に返りました。

そして、次の瞬間何も考えずに寝室からKの着替えを持ってきて、お風呂場に置きに行ったのでした。

再びキッチンに戻って来たところで、今見たショッキングなシーンを思い出していました。

(何で?何であんなに平然と???
私がどれだけ辛い思いをしていると思っているんだろうか?
せめて少しは気を遣ってくれてもいいんじゃないの???)


そう考えると同時にゆるくなっている涙腺が全開になり、また泣き始めてしまいました。

涙をダラダラ流しながらも、食事の支度をなんとかこなし、テーブルに並び終えると同時にKがお風呂から上がってきました。

さっぱりとした顔で髪の毛をバスタオルで拭きながら歩いてきたK。

私はうつむいたままダイニングのイスに腰掛けました。

Kも鼻歌を歌いながら機嫌のいい雰囲気で席に着きました。

「いっただっきま~す♪」

弾んだ声で箸を持つと、いつものようにお味噌汁を一口飲み、その後ご飯をががっとかき込むK。

私はその間もうつむいていましたが、ようやく もそもそ と箸を手に取ったのです。

Kにも私が泣いていることは分かっているはずですが、何も言わず、いつもどおりに食事を進めていました。

そのうち、

「食べないの?」

とKが声を掛けてきました。

私は声を掛けられたことで一気にまた涙がぼろぼろぼろっと落ちてしまったのですが、首を横に振ると、ご飯を一口、口に入れました。

そのまま黙々と2人で食事をすると、Kはこれまたいつも通りのスピードで食べ終え、お茶を一口飲んで、そのままグラスを持ったまま

「ごちそうさま。」

と立ち上がり、居間に戻って行きました。

私はダラダラと涙を流しながら、義務のようにおかずやご飯を口に運んでいました。

半ば味が分からず、もうただ口に入れているだけで食事をしていた私の心の中は

(どうしてKは泣いていても何も言わないんだろう?)

とそればかりを考え、悶々としていました。

その内、段々腹が立ってきてしまったのです。

何だか自分ばかりが辛い思いをしているような気がしてやりきれず、更にそんな私の目の前で平然とタバコを吸っているKの神経が理解できず、イライラもピークに達していた私は、食事の途中でしたが、箸を置き、勢いよく立ち上がると、Kのいる居間をにらみつけました。

そしてずんずんと居間に向かったのでした。



  


普通は禁煙に苦しむ妻の前で平然とタバコは吸いませんよね?

ああ・・・書く度にあの辛さがよみがえる・・・。

今日は眠いから誤字があったりしたらごめんなさい。

でもこちらはクリックしてください。

       にほんブログ村 家族ブログ DV・モラハラへ    明日に向かって頑張ります♪

子供が欲しい part2 壮絶な禁煙初日

2008年06月11日 15時09分48秒 | モラハラ
        あなたの善意に感謝します!!         にほんブログ村 家族ブログ 離婚・別居へ



今までのエピソードはこちらから  目次 






家中の自分のタバコを全て捨ててアパートに戻ると、私はダイニングのイスに腰掛け、呆然としていました。

(勢いにまかせてそんなことをして、果たして本当にやめられるのだろうか?)

急に不安になったと同時に、もう何となくタバコが吸いたくなってきてしまったのでした。

私は急いで以前買った禁煙パイポを探しに、居間にあるローチェストの引き出しをあさり始めました。

そしてすぐに見つけると、箱を開けて口にくわえたのでした。

私がそれまで吸っていたのはメンソールの軽いタバコ。

ミント味のパイポを吸い込むと、何となく気持ちも落ち着きましたが、やはり物足りなく感じてしまいます。

しかし、そうして私は何とか午前中を乗り切りました。

でも最初の難関はやってきました。

お昼になり1人で食事を済ませた後、私はそわそわし始めたのです。

食事の後の一服・・・これはタバコを吸っている人には欠かせないひと時でした。

常に口にはパイポをくわえ、何とか気を紛らわせようとしていましたが、その時点でもう くじけそうになっていました。

買いに行きたい・・・でも住んでいたアパートは駅が近い割りに周りには何もない住宅街の中にあり、タバコなどは近くに売っていなかったのです。

買いに行くには駅の近くのスーパーか、その先のコンビニまで行かなければならず、その為に身支度をして出かけ、帰って来るには相当な時間が掛かりました。

それを考えると何となく面倒くさい・・・と、その頃はあまり日中外に出る気力がなかったので、そう思ってしまうのでした。

そんな自分がよく分かっていたので、私は敢えてギリギリまで自分を甘やかし、そしてスパッとタバコを捨てたのでした。

でも、そうは言っても時間が経つにつれ段々と辛くなってきます。

私はその日はとにかく昼寝をして紛らわそうと決め、何もせずにベッドに潜り込み、無理やり寝ることにしました。






夕方、目が覚めると既にあたりは薄暗くなり始め、時計を見ると夕食の支度に取り掛からなければならない時間でした。

慌てて起き上がると、いつものように一服をする為にキッチンの換気扇の下に自然と足が向きます。

(あ~寝すぎちゃった・・・)

ぼ~っとした頭でぼんやりそう思いながら、いつもタバコを置いてある場所に手を伸ばすと、そこにはタバコがありません。

私ははっとなり、一気に目が覚めたのでした。

もうタバコを捨ててから8時間近く経っていました。

家にいてこんなに吸わなかったことはありません。

しかし私は流産した時入院していた間、タバコは一切吸えなくても割と大丈夫だったので、自分に

(大丈夫、大丈夫、吸わなくても大丈夫。)

と言い聞かせ、禁煙パイポをくわえながら、食事の支度に取り掛かりました。






しかし、それからKが帰ってくるまでの間、私はずっとイライラしっぱなしでした。

冗談じゃなく、地面を転がりまわりそうなくらい、いても経ってもいられない状態でした。

目の前に置いてあるKのタバコ。

そっと手を伸ばして箱をつかみそうになりながら、私はため息をつきました。

私は自分のタバコの銘柄以外、全く吸えなかったのです。

再び入院中を思い出して、あの時禁煙できたのだからと必死に思い込もうとしても、ますます吸いたくなる衝動が襲ってくるのです。

たった1日でこんなに辛い思いをしなければならないことに、思わず涙が出てきました。

すると、せきを切ったように後から後から涙が出てきて、いつの間にか私は号泣していたのでした。

その時、Kからの帰るコールが鳴りました。

私は涙を拭うと、目の前に用意してあった子機のボタンを押し、電話に出ました。

するとKが暗い声で

「今、●●だから。なんか買って帰るもんはあるか?コンビニ寄るけど。」

と言ったのです。

その口調は疲れてくたくたになり、機嫌が悪くなっているようでした。

しかし、私は涙声で

「・・・何にもいらないから、早く帰ってきて。」

と訴えたのです。

するとKはそれまでとは打って変わってぎょっとした声で

「どうした?なんかあったのかっ?」

と言ったのです。

私は小さく

「いいから早く帰ってきて・・・。」

と力なく訴えると、そのまま電話を切りました。

電話を切ってから10分ほどでKは慌てて帰って来てくれました。

私はダラダラと涙を流したまま玄関に迎えに出ると、Kは訳が分からないといった様子で

「どうしたんだっ!何があったんだっ!!」

と言い、乱暴に靴を脱ぐと、私の両肩をつかみ、そのまま玄関から部屋に押し戻すような感じで上がってきたのでした。

私はKの顔を見ると、安心して更に涙が出てきて、もうどうしようもない状態でした。

Kは私を居間に連れて行き、静かに座らせると私の肩に手を掛けたまま顔をのぞきこんで

「どうしたんだよ?」

と言ったのです。

私は震える声で、

「・・・タバコ捨てちゃった。」

と言うと、我慢が出来なくなり、そのままわんわん声を上げて思いっきり泣きました。

Kはぎょっとした顔をして、

「タバコ捨てたってなんだよ?意味がわかんないだろ?ちゃんと話せよっ!!」

と言うと、つかんでいた私の肩をゆすりました。

そう言われてもしばらくは狂ったように泣くしかなく、Kもどうしていいのか分からない状態で、オロオロしているのが分かりました。

困った様子で、とにかく私のことを抱き寄せ、泣いている私の髪をなでるK。

次第に落ち着いてきた私は、ようやく顔を上げると、

「ごめん・・・。」

と言って立ち上がり、洗面台のところまで歩いて行くと、冷たい水でざぶざぶと顔を洗いました。

タオルで顔を拭っていると、Kが心配そうに側に来て、

「大丈夫か?」

と声を掛けてくれました。

私は今度はKをその場から押し戻すような感じで一緒に居間に戻りました。

2人で静かに座ると、私は

「・・・実は禁煙しようと思って、今朝思い切って家中の私のタバコを、ゴミに出したの。」

と言ったのです。

Kは驚いた様子で、

「えええ~~~~~~~っ!!本当かよ~~~っ!!」

と叫んでいました。

私は、黙ってうなづくと、

「で、それから吸ってないの。」

と続けました。

多分Kも私がそんなことをするなんて全く考えもしていなかったのだと思います。

私は

「パイポで我慢してたんだけど、病院に入院していた時(吸えなかった時)と違って、すっごく辛いの。
自然に涙が出てきて、どうしようもなくて。」


と言いました。

するとまた勝手に涙があふれて来るのです。

Kは唖然とした表情で、何も言えないという感じでした。

私は涙を流しながら笑顔を作ると、

「ごめんね、びっくりさせて。
でも、こんなに辛いと思わなかったから・・・。
今日はもう早く寝てしまいたいから、早くお風呂に入っちゃってね。
食事の支度するから。」


と言って静かに立ち上がりました。

するとKは

「お・・・おうっ。」

と言って、私に言われたとおりに急いで服を脱ぎ、そのままお風呂場へと向かったのでした。

それでもKが帰ってきて気が紛れたのか、その後は涙も一旦止まり、何とか普通に過ごせることが出来た私。

Kも私を気遣って、その日は帰ってから1本もタバコに火をつけませんでした。

食事が終わり、2人して居間で休憩している時も、Kはタバコに手を伸ばす事はありませんでした。

私はそれに気がつき、

「キッチンで吸っていいよ?私は見えないところにいるから。」

と声を掛けました。

自分の辛い思いをKにまでさせるつもりはなかったのです。

Kは少し申し訳なさそうに、でも少し嬉しそうな顔をして、

「そう?じゃあ・・・。」

と言って自分のタバコを手にすると、いつも開け放したままの扉を後ろ手で閉めながら居間を出て行ったのでした。









思い出しただけでも凄い辛い日でした。

こんなに狂いそうになったのは生まれて初めてでした。

そのくらいこの禁煙は私にとって大変なことだったのですぅ。

もう二度とこんな経験はしたくない私に、ねぎらいのクリックプリ~ズ

       にほんブログ村 家族ブログ DV・モラハラへ         更新意欲が向上してます♪   
      

子供が欲しい part2 壮絶な禁煙の始まり

2008年06月09日 17時42分12秒 | モラハラ
       ポチッとしてみてね♪        にほんブログ村 家族ブログ 離婚・別居へ


今までのエピソードはこちら  目次  



無事にお正月休みを終え、本格的に仕事に復帰したK。

暮れまでは体調面で考慮してもらっていたKですが、年明けからハードな仕事に復帰するとあって、出勤の前日は何となくブルーな感じでした。

しかし、そんなKをさりげなく励ますと、何とか仕事に出かけて行ってくれたのでした。

私はKを送り出すと、こちらから出せなかった年賀状の返信をしたり、ちょこちょこと片付け物をしたりしながら、自分のペースで動くことが出来、まるで本当のお正月が来たような気分でのんびりと過ごしていました。

また年末年始の疲れが出たせいか、何となく体調もすぐれなかったので、横になったりしながらゆっくり家事をしたりしていました。

この頃からKが仕事に出かけ、1人で家にいることが幸せだと感じるようになってきた私。

しかし、そんな自分がとても冷たい人のように思え、そんな風に思ってはいけないと自省したりしていたのでした。





年末に産婦人科に行き、年明けから子作りを開始しても良いと言われたことで、私は再び妊娠に向けての意欲がわいていました。

妊娠するまでは続けるようにと言われた基礎体温もきちんと計り、次の排卵日を心待ちにしていたくらいでした。

初詣で絵馬に子供が欲しいという願いは、Kと相談して書き込んだので、当然Kもそのつもりだろうと思い、期待していたのでした。

しかし、その頃までの夫婦生活はというと、前の年に妊娠が分かって以来、一度もありませんでした。

妊娠が分かってすぐに出血があり、流産の危険性があったので、その頃はもちろんそれどころではありませんでしたが、更に年末までは原因不明の妊娠状態が続いており、こんな状況で妊娠しないように気をつけてくださいと先生に言われていたのもあったので、夫婦生活どころではなかったのです。

ところが、只でさえ淡白なKはそれでも全然平気な顔をしていました。

夜一緒にベッドに入っても、何事も無く挨拶を交わし、すぐに寝てしまう状況でした。

それでも私は、Kが私の体を気遣ってのことだと信じていました。

逆に、男性として夫婦生活がなくても大丈夫なのだろうか?とそんな心配すらしていたのです。

しかし、それまでとは違って夫婦生活も解禁になったというのに、Kはいつもと変わらず、夜はベッドに入るとそのまま寝入ってしまうのでした。

夫婦として仲は良いと思うのに、そういう甘い時間は少なかった私達。

寄り添って眠りにつく時に、Kは私に触れることはありませんでした。

唯一Kが求めてくることといえば、私に腕枕をさせること。

普通なら逆だと思うのですが、私はKに毎晩腕枕をしてあげていたのでした。

体を使うきつい仕事をしてきているKは、毎日くたくたになって帰って来ていたので、疲れているのだから仕方がないと思う反面、私はまた色々と想像し始めてしまうのです。

(どうやったらKが子作りに応じてくれるのだろうか・・・)

Kがあまり積極的でないように感じていた私は、何だかとても焦って来てしまい、毎日妊娠することで頭がいっぱいになってしまうのでした。

(そういえば前回、子供が欲しいと思った時も、Kはあと2年くらい作らなくてもいいと言っていたっけ。)

それを思い出して青くなる私。

その時にKに言われたタバコはその時点で本数を減らすどころか、まだこそこそと吸っている状態だったのです。

タバコのせいで流産したのかもしれない。

タバコを吸っているからKは子作りに積極的でないのかもしれない。

そう思いつつも、若い頃から1日2箱以上は吸っていたタバコをやめるなどとは どうしても考えられませんでした。

しかし、今のままでは、きっと前回のようにあと2年くらいは・・・と言われてしまうかもしれない。

やめなければ・・・やめられない・・・その狭間で悶々としながら生活をしている状態だったのです。

そんな風にして、何日も何日も悩んでいたのでした。






そしていよいよ排卵日が近づいて来てしまいました。

私は色々考えた挙句、とにかくKに伝えなければという気持ちになり、いつもどおりにKが食事をし終わった後、くつろぎながらテレビを観ているところへ、近づいて行きました。

直前までドキドキしながら、それでもなるべく自然に、明るく、Kに

「今日体温が下がったよ。」

と言ってみました。

近くには体温表を置いて、様子を見ていましたが、Kは知らん顔をしてテレビを観入っていました。

しばらくその場にいても、全く反応を示さないK。

もしそれが聞こえていなかったにしても、私はもう一度言う勇気はありませんでした。

何だかとても惨めな気持ちになり、そのままぼんやりとKの観ている番組を一緒になって見つめていました。

そして就寝の準備が整い、いつものようにKを腕枕をしていると、Kはいち早くいびきをかき始めました。

私は薄暗い天井を見上げながら、やはりその晩も当たり前のように夫婦生活がなかったことにショックを受けてしまっていました。

心は焦るものの、どうしていいか分からない私。

やはり子供は作れないのだろうかと、半ば絶望的な気持ちにさえなっていたのでした。






翌朝、Kを見送って1人になった私。

相変わらずKがいなくなると、途端にタバコに火をつけていました。

しかし、前の日の夜の出来事を思い返すと、タバコを口にする度に罪悪感に襲われていた私。

(もうタバコをやめられないなんて言ってられない。
自分が弱いから、子作りが出来ないんだ。
やめなければ私の気持ちは分かってもらえない!
それに仮に子供が出来たとしてもまた流産してしまうかもしれないんだから。)


そう思った瞬間、キッチンの脇にあった小窓からゴミ収集車のメロディが聞こえてきました。

私ははっとなり、それまで吸っていたタバコをもみ消すと、シンクで水をかけ完全に消しました。

そして、灰皿はもちろん吸いかけのタバコの箱、ストックしてあった新しいタバコなど、家中にあった私のタバコ全てをレジ袋に入れ、弾かれるようにして外に飛び出し、ちょうど収集車にゴミを投げ入れていた係りの人に手渡したのでした。

その係りの人は、私から袋を受け取ると、そのまま普通に収集車に放り込み、何事もなくその場を去っていきました。

私はとぼとぼとアパートに帰ると、自分のしたことに自分で驚いていました。

でも、そうやって私の禁煙は始まったのでした。








何だか書くのにとても時間がかかった割りにいつもより短めです

何だかそんなに必死な自分がある意味怖い・・・と書きながら思ってしまいました。

頑張りますので応援よろしくお願いします

        にほんブログ村 家族ブログ DV・モラハラへ    何とか頑張ってます!!