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にゃりんたが行く

バツイチママの徒然草~思いのままに・・・
人生色々あるけど、今日も上を向いてがんばろっ♪

妊娠初期<14>

2009年10月07日 16時43分20秒 | モラハラ
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今までのエピソードはこちらから  目次 




※長々と更新が滞っておりましたが、またぼちぼち再開したいと思います。
まずは前回までのエピソードをお読みくださると嬉しいです♪
今後もゆっくりのんびり更新となる可能性が大きいですが、頑張って(思い出して)参りますので、よろしくお願い致します。








ようやく焼肉屋さんに向かって出発した私たち。

行きつけの焼肉屋さんはKの実家から車で5分ほどのところにありました。

車内は姪っ子のはしゃぐ声と、それに答える義妹とその旦那 I の声が妙に明るく響いていましたが、それ以外の私たちにはどこか微妙な空気が流れているようでした。

(どうしよう・・・なにか話しかけたほうがいいかな?)

と、そんな空気に焦る私。

しかしそんなことを考えているうちに、あっという間に焼肉屋さんについてしまったのでした。

狭い駐車場に入る前に、Kは義両親に声を掛け先に降ろしてしまうと、隣でぼ~っとしている私に

「何してんだよ?お前もさっさと降りろよ。」

と、声を掛けてきました。

私は足元に置いてあった荷物をつかみ、慌てて車から出ると、先にお店の中に入っていった義父母や義妹達の後を追う気になれず、駐車場の脇に立ってKが車を停めるのを待っていました。

ようやくKがエンジンを止め、車から降りてロックをし、私の立っているところに戻ってくると、

「どうした?気持ち悪いのか?」

と言いながら私の顔を覗き込んできたのでした。

私が静かに頭を振ると、Kは私の背中に手を置き、ゆっくりとお店の方に押し出すようにして歩き始めました。





お店に入ると、予約してあった奥の座敷の方に、義両親と義妹夫婦が一つのテーブルについていました。

4人が座ったらもうめいっぱいのテーブルなので、その隣のテーブルまでが私たちの席として予約の札が出されていました。

後から来た私たちは必然的に隣のテーブルに座ることになりました。

その時、義両親のまわりをチョロチョロと歩きまわっていた姪っ子が、

「Kちゃんと食べたいの。」

と言い出しました。

そして、私の向かい側に座ったKの隣にちょこんと座り、にこにこしていました。

Kもそんな姿に目を細め、

「そっか、じゃあ一緒に食うか。」

と言ってにこにこしていました。

そんな事をしているうちに、店員さんがおしぼりとメニューを持って現れました。

義母がメニューを受け取ると、それが義父の手に渡ったかと思うと、そのままKの手元に渡ってきました。

いつもこの焼肉屋さんに来る時は、Kが必ずオーダーを決めていました。

Kは慣れた手つきでパラパラとメニューをめくると、ぶつぶつ言いながらオーダーする品を選んでいました。

そして目の前に座る私に、突然

「お前大丈夫か?肉食えるか?」

と言ったのです。

その言葉に反応した義母が、すかさず

「何?あんた具合悪いの?」

と眉を上げながら聞いて来たのです。

私はもうその表情を見ているだけで緊張してしまい、

「あ・・・あの・・・つわりみたいで・・・。でも今は大丈夫です。」

と、しどろもどろになりつつ答えると、義母は

「ああそう。でもつわりならあんまり食べられなくてちょうどいいんじゃない?」

と言い、義母の目の前に座る義妹に目をやりながらにやりと笑いました。

そして、

「ほら、あんたはもうあんまり栄養摂らないほうがいいからね。もう少し(体型を)何とかしないと、出産に障るよ?」

と言って、またにやりと笑いかけて来たのでした。

その義母の言葉と表情が私にとっては気分のいいものではありませんでしたが、もう何も考えないことにして、にこにこしながらその場をやり過ごしていました。

Kが頃合を見計らって店員さんを呼びつけ、注文をした後、しばらくして飲み物が運ばれてきました。

Kの家族はKを含め、ほとんどお酒が飲めない人たちだったので、飲み物といってもソフトドリンクがテーブルの上にずらりと並べられました。

とりあえず皆でグラスを持ち、Kが

「じゃあ、お母さん、いつもありがとう・・・乾杯。」

と声を掛けると、皆が一斉に義母に向かってグラスを高く上げ、グラスを口にしたのでした。

その後、お肉が出てくるまでの間、その場所にKと姪っ子の話し声だけが響く中、何とな~く気まずいような雰囲気になって来たので、私はこの場で義母に渡すために 車から持って降りていたプレゼントを手渡そうとテーブルの下でごそごそしていました。

すると、Kがすばやくそれに気がついて、

「そんなの後でいいんだよっ!!」

と急に大きな声を出したのです。

その場にいた誰もが私に視線を向けたので、私は焦って動かしていた手を止めました。

するとKが私に向かって眉間にしわを寄せながら少し小さな声で

「こんなとこに持って来たら荷物になるだろ?肉の臭いだってついちゃうのに。
どうせ後で(実家に)寄るんだからそん時でいいんだよ!」


と言ったのです。

私はKのその言葉にうつむいていた顔を思い切り上げました。

(え?実家に寄るの?今日私 気分が悪いのに・・・。ここが終わったらすぐに帰りたいのに・・・。)

そんな気持ちを込めてKを見つめた私でしたが、Kはもう既に隣にいる姪っ子の方に視線を向け、ニコニコと相手をしていました。

いつもならそこでため息をつきたい気持ちを我慢しつつ、仕方がないこととして何とか気持ちを治めようとする私でしたが、気分が悪いのを我慢して来ていたというのもあり、私は次第に悶々とした気持ちになってきたのでした。

(早く帰りたいからこそ、実家で渡さなくてもいいようにわざわざ車からプレゼントを降ろして来たのに・・・。
Kだって私がプレゼントを手にしながら降りたのを見ていたはずじゃない。
だったらもっと早く教えてくれたらよかったのにっ!!)


そんな風に考え始め、何だか凄く腹が立って来てしまったのです。

一瞬ぶすっとした顔になってしまったのが自分でも分かり、私は慌てて隣のテーブルに座っている義母のほうをチラッと見ましたが、義母は義妹と楽しそうに話をしていて私のことなど全く気にする様子がなかったので、少しホッとしつつも目の前に座るKに目をやると、依然 姪っ子と楽しそうに戯れるKの姿に、イライラし始めたのです。

そんな時に

「お待たせしました!」

という声と共に、Kが頼んだお肉が席に運ばれてきたのでした。







久しぶりに更新してみて・・・なんかどうやって書いていたかすらも忘れている自分にびっくりです。

何か、前に書いたことも書いてしまったりしそうな気がします。

そんなことがあったら・・・すみません。サキニ アヤマットク。

久々なので皆様の反応が怖いところですが、温かく見守って頂けると嬉しいなぁと思います。


で、読んだついでにこちらもお願いします。

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私が今とても気にしていること

2009年01月19日 10時46分42秒 | モラハラ
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私には今、とても気にしていることがあります。

気にしているというか、迷っている・・・と言った方が的確かもしれません。




年明けに今年の目標として、モラハラ記事をもう少し頑張って更新する・・・と書いてから、実はまだ今年に入って1回しか更新できていません。

今まで何度となく私のメンタルな部分でそんなことがありましたが、今回はもっと大きな理由があります。




その理由は、タロスがアスペルガー症候群と診断されたことにあります。

それは、こんな時にモラハラ記事を書いているような気分になれないから・・・とかそんなことではありません。

タロスが直接の原因ではないからです。

では、なぜか・・・。






実は、私、元・旦那もタロスと同じアスペルガー症候群だったのではないかと思うのです。

メールで直接やり取りをさせて頂いた方や、リアル友達にはそんな話をちょくちょくしてきましたが、この場で書くのは初めてだと思います。

タロスは、元・義母から聞いていた元・旦那の小さい頃の様子にそっくりなんです。

私はまだ、アスペルガー症候群については 療育センターで小児科の先生や心理の先生に教えて頂いた知識と、ネットで調べた程度の知識しかありません。

だから、絶対にそうだとは言い切れないのですが・・・。

でも、元・旦那の様子を思い返してみると、すべてにおいてではありませんが、高い確率で納得が行くことばかりなのです。

アスペルガーは相手の気持ちの裏側を読むのが苦手だったりするそうです。

(アスペルガー症候群については、こちらをご参照ください  アスペルガー症候群

元・旦那とは、いつも話し合いが出来ませんでした。

そして、私が訴えかけても、不思議そうな顔をして、何を言われているのか分かっていないようなところがあったように思えます。

今考えれば考えるほど、そうだったのかなぁと思ってしまうことばかりなのです。

ただ、私たちの子供時代はまだアスペルガー症候群やADHDなどという障害があるとは全く分かっていませんでしたから、当然、元・旦那もそんな診断を受けることはなかったはずです。

もし何となくせよ、家族や本人が気がついていたとしても、義母が元・旦那を連れて診察を受けるなんていうことは絶対にしなかったと思いますし。

加えてあの義母の元で育ったのですから、彼は自分にある意味とても自信のない人でした。

だからこそ心の病になってしまったのかなぁとも思えるのですが。







もしも、そうだとしたら、私は過去の記事をこのまま書いていていいのだろうかという気持ちになっています。

彼が私にしてきた事は、もしかしたらアスペルガーの症状に関係するものだったとしたら?

彼自身がやろうと思ってしていたことではなかったのだとしたら?

そう考えると怖いのです。







あの5年弱の結婚生活で、確かに私は辛かった。

結婚生活はとても苦しく、耐え難いものだった。

彼の言うことに、やることに心底呆れ、疲れ、もうこの人とは絶対にやっていけないと感じ、私は結局彼の手を離し、離婚をしたのです。

でもそれは全て発達障害だなどと疑ってもいない頃のことです。






もちろん、アスペルガー症候群と、モラハラとは直接の因果関係はないかもしれない、とは思っています。

でも、伝わらないことのもどかしさや、辛さ、そして時々落とされる私自身へのストレートな物の言い方などは、充分に有り得るのではないかと思います。

今更そのことが分かっても、私は今離婚したことを後悔してはいませんし、戻りたいとも思いませんが・・・。

それでも過去記事を書くのはどうなんだろう・・・と考えてしまうのです。

それは正直に言うと、元・旦那に対してというより、タロスに対しての思いからなのです。






元々モラハラの記事は私が過去を乗り越えるための記事。

私自身が過去を見つめ、あった事を冷静に受け止め、そしてそこから脱して幸せな日々を送るための記事でした。

そしてそのことによって自分のことにきちんと向き合い、色んな事を乗り越えて来れた事は確かです。

そういう意味では私にとって大切なことでしたし、今現在もそうであることは間違いありません。





だからこそ、迷うのです。




実はこうやって記事にするのも、かなり悩んでしまいました。

そして現在もどうしていいのか分かりません。

私が今感じていることを、そのままこの文章に表せているのかすら、ちょっと自信がありませんし。

ここにこうして書いたからといって答えが出るのかすらもわかりません。






・・・けれどそんな訳で、過去記事が書けなくなっています。

続きが気になっていらっしゃる方もあるかと思いますが、自分の中ではっきり答えが出るまで、更新は出来ないと思います。

本当に申し訳ないことですが、場合によってはこれで過去記事に関しては書くのをやめてしまうかもしれません。

とりあえずゆっくり考えたいと思います。




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妊娠初期<13>

2009年01月05日 17時45分59秒 | モラハラ
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「もしもし?」

と携帯の向こうから聞こえてくる義母の声で、一瞬にして緊張をしてしまう私。

何度義母と電話しても何となく身構えてしまうのです。

けれどそんな素振りは全く見せないように、私は話し始めました。

「あ、お義母さん、すいません。」

私がそう口にすると、義母はすぐさま

「あんた達、来ないのかと思ったよ?」

と言ったのです。

いつもどこかつっけんどうな義母の言い方に、分かってはいても何となく起こられているような気がしてしまう私はいつも気後れしてしまうのですが、今回は自分のせいで遅れてしまっただけに、その緊張の度合いはいつにも増していました。

「すいません・・・。ちょっと色々していたので遅くなってしまいました。」

そういうと、義母は

「ふ~ん。そう。」

と言ったまましばらく黙ったかと思うと、

「電話くらい入れてもいいのにねぇ。」

と言ったのです。

私は言われた瞬間Kの横顔をチラッと見ながら

(ほら・・・やっぱり連絡入れたほうが良かったじゃん!)

と思ったのですが、もうそんなことを言っても始まらないのでとりあえずまた

「はい、すみません。」

と小さく謝ったのでした。

そして、

「それで・・・今そちらに向かっているんですけど、どのくらいで着くかわからないのですが、一旦車を停めて家(実家)に向かうと時間がないので・・・。」

と、そんな風にして私達が近くまで行った時にマンションの下まで全員で出てきてもらおうと思い、説明をしていると、話の途中でまたもや義母が

「ああ、分かった。下に降りてればいいんだろ?どのくらいで来る?」

と私の言葉を遮りつつそう言ったのでした。

「あ・・・えっと。」

私はそう言って携帯を耳から少し離し、口元を手で押さえてKに

「どのくらいで着くって言ってるけど・・・。」

とささやくように聞くと、Kは途端にムッとした表情で

「そんなんわかんねぇよ。この先で混んでるかもしんねぇし、行ってみないとわかんねぇ。」

と言ったのです。

(そんなこと言われても・・・)

私は困ってしまい、とにかく急いでその場を切り抜けるような方法を考え、再び携帯を耳にすると、

「あ、すみません。今日は休みの日なので道が読めないようなので、本当に近くになったら連絡入れますので・・・。」

と、必死に言ったのでした。

すると義母は明らかに不機嫌そうな声で

「あ、そう。じゃ、後で。」 

と言ってがちゃりと電話を切ってしまいました。

(え?何でムッとしてるの?お義母さん・・・。)

私はそんな義母の様子に、何だかショックを受けてしまい、しばらく呆然と携帯を持ったまま固まっていました。

そしてKはそんな私にも聞こえるように大きくため息をついて、

「ちょっと急ぐから。」

と、冷たい口調で言い放ち、車のスピードを少し上げて走らせたのでした。







そんな風に何ともいえない雰囲気のまま、Kの実家のすぐ近くまで来たところでKが

「そろそろしとけ。」

と言うので、私は再度電話を掛けました。

もうさっきのことがあるので、義母がどんな態度で出るのだろうとハラハラした気持ちでした。

しかし、いつもならほんの数コールで出るはずの電話が、長めに鳴らしていても誰も出ないのです。

実家には義妹達も来ているはずなので、義母が出ないにしても誰かしら出てくれるはずなのに・・・とそのまま続けて鳴らしていても、全く出ないのです。

私は一度電話を切って、Kに

「出ないよ?どうしたんだろ・・・。」

と言うと、Kは

「なら、ほっとけ。」

と言ったのです。

(ほっとけって言ったって・・・。)

元々は私が原因で、この日の予定が狂ってしまい、義母にも最後にムッとした態度を取られてしまい、只でさえ焦っているところにこの状況なので、私は必要以上にハラハラしてしまっていました。

そうしているうちに車はKのマンションの前にたどり着きました。

すると向こうから姪っ子が小さな手を振りながらこちらに走ってくるのが見えました。

その姿を見て先ほどまでとは全く違った表情で手を振りながら、

「やっぱりな。」

とKはつぶやいたのです。

私がKの横顔を見ると、Kは

「お袋のことだから待ちきれなくて下で待ってたんだろ。」

と言ったのです。

(そうだったんだ・・・。)

何となく安心したような、また分かっていたなら早く教えて欲しかったと思うような、そんな複雑な気持ちのまま、私も走ってくる姪っ子に向かって笑顔で手を振ったのでした。

姪っ子の後ろから義両親と義妹夫婦が歩いて来るのが見えたので、私は助手席のドアから外に出ると、近くまで来ていた義両親に向かって

「遅くなってすみませんでした。」

と声を掛けました。

そんな私に義父はいつもの穏やかな笑顔で

「やぁ・・・。」

と言い、近づいてきました。

しかし、そんな義父を押しのけるようにして後部のドアの前に立ち、無言で姪っ子を車に乗せると、義母はそのまま後部座席に乗り込み、どっかり座りました。

そして、義父に向かって

「時間がないんだから、早く乗りな。」

と言ったのでした。

その言葉に私も慌てて車に乗り込み、後からゆっくり乗り込んできた義妹夫婦が座った途端、Kは車を走らせました。

そして、焼肉屋さんに向かったのでした。







長いこと更新が途絶えてしまい、申し訳ありません。

何とか少しずつでも進めて参りますので、応援よろしくお願いいたします。

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妊娠初期<12>

2008年12月03日 16時48分32秒 | モラハラ
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今までのエピソードはこちらから  目次 


※本日の記事には多少 汚い描写がございます。
お食事中の方はご遠慮いただいたほうがよろしいかと思います。
申し訳ありません。





初めて経験するつわり。

それは本当に突然やってきました。

一度トイレにこもり、スッキリしたかのように思えた私は、Kに笑顔で

「じゃあ、支度しようね。」 

と言って、再び洗い物にとりかかり、さっさと終えると身支度を始めたのでした。

しかし、そうしているうちに、またあの車酔いのような感覚が戻ってきました。

「気持ち悪い・・・。」 

居間にいた私はその場にしゃがみこみ、さっきKが横にさせてくれた場所に、今度は自分で横になりながら、目をぎゅっと瞑っていました。

そんな私にKは

「大丈夫か?」

と心配しながら声を掛けてくれては、私の体に手を置いてさすってくれたのです。

そして

「本当につわりなのか?やっぱり病院に行ったほうがいいんじゃねぇか?」

と、オロオロしながら言ったのです。

「大丈夫、大丈夫。こんなことで病院になんて行ったら恥ずかしいよ?」

私は精一杯の笑顔でKにそう言うと、こみ上がってくるような吐き気と戦っていました。

吐き気には波があり、もう我慢できそうにないくらいの吐き気が来たかと思うと、少し経って治まって・・・というのを繰り返していました。

(このままずっとこんな感じなんだろうか・・・。)

よりによってこれから母の日のお祝いでKの実家に行かなければならないというのに、急につわりが来るなんて・・・と私は自分の体を恨みたくなってしまいました。

この状態で焼肉なんて、想像しただけでもまたトイレに駆け込みたくなる気分でした。

しかし、幸いなことに私が妊娠していることはもうKの実家には報告してある状況。

もし万が一キャンセルさせてもらっても、きっと義母は分かってくれるはず・・・。

そんな風にも考えました。

けれど、そんなことでキャンセルしたら、Kは怒らないだろうか。

そんなことが頭によぎると、なんとしてでも行かなければ・・・という気持ちになったのでした。

しかし気分は一向に良くならず、ふと時計を見ると、もうとっくにKの実家に着いているであろう時間になっていました。

特に何時に行くとは義母に伝えてはいなかったものの、多分Kも気にしているはずでした。

案の定、私の隣に寝転んでテレビを観ているKはなんとなくそわそわしているように思えました。

私はKの横顔に向かって小さく

「ごめんね。」

とつぶやくと、Kは

「いいよ、気にすんな。それより良くなりそうか?」

と穏やかな口調で言ってくれたのでした。

なので私はちょっと安心し、

「うん、夕方の予約の時間までには何とかなると思うから、実家に連絡入れてくれる?」

とKにお願いしました。

しかしKはちょっぴり曇った顔を私に向けると、

「焼肉屋に直接行くのか?俺の車じゃないと皆乗れないんだぜ?」

と言い出したのです。

その日はKの家族全員をうちの車に乗せて焼肉屋さんに向かうつもりでいたので、どうしても一旦Kの実家に寄る都合があったのでした。

私は

「ううん、そうじゃなくて、Kの実家で皆を拾える時間には出られるようにしようと思うからさ。
午後から行くって言ったのになかなか来なかったらお義母さんたちだって心配しちゃうでしょ?・・・だから。」


と説明すると、Kはますます曇った顔をして

「そんなこと言ったら気を遣って『だったら来なくていい』って言われるに決まってるだろ?
もしお前が本当に行く気なら出発するギリギリに連絡入れたほうが良いに決まってるだろ。」


と言ったのです。

私は、

(そうかなぁ・・・。)

と思いつつ、とにかく波が来ないうちに少しずつでも起き上がって身支度を整えて行きました。

それでもやはり辛いことには代わりはありませんでしたが、最初こそ私のことを心配しているような表情で私のことをちらちら見ていたKも、あまりにも時間を掛けて支度をしているからか、そのうちテレビをじっと観たまま振り返ってもくれなくなりました。

(早く支度をしなければ・・・。K、怒ってるかな・・・。)

焦りながら洋服を着替えていると、更に大きな波が押し寄せ、私は我慢できずにトイレに向かったのでした。

そんな私にさすがに驚いたのか、背後から

「にゃりんた?どうした?大丈夫か?」

という声が聞こえてきましたが、私は構わずトイレに駆け込んだのです。

もうこんなに気分が悪いのは若い頃に飲みすぎた時以上のもので、どうしたらいいのか分かりませんでした。

しばらくトイレにこもり、思い切り涙目でトイレをふらふらと出て行くと、Kがびっくりしたような 心配したような表情で、トイレのすぐ側に仁王立ちしていました。

そして私の顔を見ると、Kは優しく抱きしめてくれたのです。

そのことでとても安心した私は

「K、ごめんね。」

と言うと、Kは

「ううん、お前が辛そうなのが可哀想なだけだよ。」

と言ってくれたのでした。

そして、ゆっくり私から離れると私の手を引いて居間に戻り、私をまた横にさせてくれました。

しかしそれからしばらくして、不思議なことにさっきのような車酔いのようなムカムカした状態もすっかりなくなって来たのです。

(これなら大丈夫っ!!)

そう思った私はゆっくり起き上がるとちらっと時計を見たのです。

しかし、回復するまでに思ったより時間がかかってしまっていたようで、Kの実家に行って皆を拾い、予約の時間に焼肉屋さんに着くには、私の頭の中でも微妙な位の時間だというのが分かるほどでした。

「えっ!こんな時間なのっ?」

私が驚いていると、Kは居間に座り込んだまま

「そうだよ。・・・もう間に合わねぇかもなぁ。」

と静かに言ったのでした。

私はその場から弾かれるように戸締りを始めながら、Kに

「もう大丈夫だから、車にエンジン掛けて来て?」

と言って義母へのプレゼントと車のキーを手渡すと、Kを押し出すように玄関に向かわせたのでした。

Kは両手に渡されたものを持ちながら、振り返りつつ

「大丈夫なのかよ?」

と、私に言ったのですが、私が短く

「うん。」

と返事をすると安心したように玄関を出て行きました。

そして私は戸締りを終えるとすぐ、Kの後を追うように玄関を出たのでした。






私が車に乗り込むとすぐ、Kはゆっくりと発進させ、Kの実家に向かって走り始めました。

(間に合うだろうか???)

さすがに少し不安になった私。

運転しているKの横顔を見ながら

「ねぇ、間に合わないかな?」

と言うと、Kはまっすぐ前を向いたまま

「わかんねぇな。日曜の夕方は道が混んでるから、俺にも読めねぇ。」

と言ったのです。

私はバッグから携帯を取り出すと、登録してあるKの実家の番号を探し、電話を掛けました。

そんな私の様子をKはちらっと横目で見ていました。

数コールの後、がちゃっと音がして電話の向こうから

「もしもし?」

という義母の声が聞こえてきたのでした。







はぁ

毎回毎回襲われる嫌な気分・・・。

早く脱したいですね。

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妊娠初期<11>

2008年11月26日 16時57分40秒 | モラハラ
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連休も終わり、翌週くらいに母の日がやってきました。

私たちは付き合い始めてから、お互いの母親には必ず2人で何らかのプレゼントを買って毎年渡していました。

しかし今回は私の実家とは連絡すら途絶えている状態。

連休中に母の日のプレゼントを買いに出かけた時にも、私はその年は自分の母に贈るつもりは全くありませんでした。

当然Kもそのつもりだろうと思っていたのです。

ところが、Kは私が義母の分しか探していないのを感じたのか、

「なぁ、お前 俺のお袋のばっかり見てないで、お前の方のも考えろよ?」

と言ってきたのです。

あまりにもそういうことを平然と口にするKに驚いた私は、

「ええっ?だってうちの母のはいらないでしょ?」

と言うと、Kは私以上に驚いた顔をして

「お前、本気で言ってんの?それでいいの?」

と言ってきました。

私はその言葉にまた複雑な気持ちになりました。

私が流産した時に私の体調を心配してくれた様子の見えなかった母。

弟の結婚を姉の私にすら隠していた母。

そんな家族に対して、これ以上私が傷つけられるのは嫌だから、もう私の家族とは連絡を取らないほうが良いと言い続けていたK。

なのに、こういう時にはなぜかKの方が母の話題を出して来るのでした。

また私はKの言葉の真意が分からず、その場で黙ってKの様子を伺いながらあれこれ考え出してしまうのでした。

しかしKはさほど気にも留めず、物色を続けています。

私はぼんやりしながらしばらくKの後をとぼとぼ歩き、もう心ここにあらずという状態でいたのですが、そんな私の様子にさすがに気がついたのか、Kは足を止め、私に向かってはぁとため息をつくと、

「どうしたんだよ?」

と声を掛けてきました。

私が静かに首を振ってみせると、Kは少し呆れた風に

「実家には頼るなとは言ったけど、こういうのっていうのは、社会人としての礼儀だろ?いくら腹が立っていたからって、そういうもんじゃないだろ?」

とつぶやくように言ったのでした。

私はその言葉を聞いてますますもやもやした気持ちになりました。

正直、私の中ではKの言葉通り、私が実家と連絡を取れば私が傷つくことがあるかもしれないし、そんな家族のことをKはとても軽蔑していて、気にする必要がないと言ったから、連絡を取らないようにしているのに・・・という気持ちがありました。

けれどそんなことは絶対に言えない。

私は仕方がなく母の分のプレゼントも選ぶことにしました。

しかし気持ちがついて行かないので、比較的スムーズに決まった義母のプレゼントとは違い、母の日のギフトコーナーを何回見てまわってみても、なかなかこれといったプレゼントを見つけることが出来なかったのでした。

Kは相変わらずプレゼントを私に選ばせ、自分は興味のあるところだけを見ていましたが、いつもならこんなに時間が掛かっていたら機嫌が悪くなってしまうのに、その日は全くそんな事はありませんでした。

むしろニコニコと私の後をついてきていました。

私は途中Kの機嫌が気になり、何度も

「ごめんね、探してはいるんだけど何かいまいちで・・・。」

と声を掛けたりしていましたが、その度にニコニコしていたKは

「気にしないでいいよ。ゆっくり選べよ。」

と言ってくれていたのでした。

しかしその言葉でなぜか焦る私。

もう適当でいいやというなげやりな気持ちになり、その場で目に付いた鉢植えのカーネーションを贈る事に決めたのでした。

決めたプレゼントに対しては、ちょっと予想外だったのか、Kの表情も曇り気味でしたが、鉢植えなら発送してもらえば 直接渡しに行かなくても済むことに気がつくと、Kはナイスアイディアとばかりに喜んで私のことを絶賛してくれたのでした。

そんなKに様子にほっとしつつ、何とかその年のプレゼント選びを終えた私達。

そして、母の日の当日を迎えたのでした。

その日の午前中に久しぶりに私の母から電話があり、私達が贈ったカーネーションが届いたと母は大喜びしていました。

そんな母の様子を電話越しに感じた私でしたが、何とも複雑な気持ちになっており、受け答えもぎこちなくなってしまっていました。

ですが母が一言お礼を言いたいからと電話を代わったKはびっくりするくらいニコニコした優しい声で

「いやぁ大したもんでなくてごめんなさい。また時間がある時に食事にでも行きましょう♪」

と言って上機嫌になっていました。

そんなKの様子も、私はまた複雑な思いで見ていました。







その日は元々午後からKの実家に行き、プレゼントを渡した後にKの実家近くにある行きつけの焼肉屋さんにKの家族と行く予定になっていました。

もちろん義妹の家族も一緒でした。

焼肉屋さんには私が夕方の時間帯に予約を入れてあったので、前もって実家に行くのは午後になることを義母には伝えてあったにも関わらず、午前中に一度なぜか義母から連絡があり、

「あんた達が来るのって何時?昼は食わないのか?」

と言われたようなのです。

電話に出たKが面倒臭そうに

「俺らのメシはこっちで食ってくからいいよ。夜 焼肉だけ一緒。」

と短めに説明していました。

電話を切った後、Kは散々

「全く、何聞いてやがんだ。人の話くらいちゃんと聞いとけっつうの。」

と言って文句を言っていましたが、軽くお昼を食べる頃には機嫌も直り、いそいそと支度をしていました。

ところが、食事の支度をしている頃から何となく体調が悪くなってきていた私。

それまで悩まされていた下痢も、その頃はほとんどありませんでしたし、こんなに気分の悪いこともありませんでした。

もう4ヶ月に入っていた頃なのにそれまでつわりもなく元気いっぱいに過ごしていたのですが・・・。

あまりの気持ち悪さに片づけをする手も止まり、シンクの前じっとしている私に気がついたKが、

「どうした?大丈夫か?顔色悪いぞ?」

と側に寄って来てくれました。

「・・・なんか気持ち悪い。」

私がそういうと、Kは驚いたように私の両肩を支え、

「ちょっと、こっちに来いよ。大丈夫か?歩けるか?」

と言って、ゆっくりと居間へと促してくれました。

私はされるがままに横になり、そのまま少し目をつむりました。

(何か、変なもの食べたかなぁ・・・。食べ過ぎちゃったかなぁ・・・。)

けれどその日は焼肉を食べることになっていたので、お昼は本当に軽めに作っていましたし、食べ過ぎたということはありません。

次第に込み上がってくる吐き気に、何だか小さい頃車酔いをしていた頃を思い出しました。

そんな私の横に同じように寝転びながら、心配そうに私の腕をさすり、

「大丈夫か?病院に行ったほうがいいか?」

としきりにつぶやくK。

私はそんなKにしがみつき、

「う~ん、何かむかむかしている感じ・・・。」

と言っていると、もう我慢が出来なくなり、私は急いでトイレに向かったのでした。

しばらくトイレにこもり、ぐったりしながら居間に戻ると、Kはますます心配そうな顔で私を見つめ、

「大丈夫か?どうしたんだよ~。」

とオロオロし始めたのでした。

私がそんなKに

「うん・・・多分つわりだと思う。」

とつぶやくように言うと、Kは一瞬びっくりしたような顔をした後、急に納得のいったような顔になり、

「そっか・・・つわりか・・・。なら良かった。」

と安心したのでした。

けれど、このつわりの始まりがこの日の私にとっても、そして今後の私にとっても辛い日々のスタートとなったのでした。









実は今日、結婚生活を続けていたら記念日となる日でした。

去年だか一昨年だかはすっかり忘れていたこの日。

今年はこの記事を書いている最中に思い出しました。

だから、何?って感じですが。

年々思い出しても何も感じなくなって行くにつれ、逆に記事を書くのに思い出し辛くなっていることに焦りを感じます。

それでも何とか頑張って更新していきますので、どうぞ、応援してください。

                 
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モラ記事が書き進まない理由

2008年11月20日 07時01分09秒 | モラハラ
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いつもブログにお越し頂き、有難うございます。

本当に気が遠くなるくらい長くなっている過去記事(モラハラ記事)ですが、このところいつにもまして更新が滞っております。

いつもなら下書きをし始めると比較的すらりすらりと出てくるのですが、このところはその下書きをする気分にすらなれません。

そんな気分になれないのは今までもあったことなのですが。

それに確かにまだ何でもないこととして思い出すことは出来ませんし、この先私にとってどんどん辛い時期が迫ってきているのもあって、書き進まないというのはあります。

けれどここ最近の進まなさは輪をかけております。

モラハラ記事を気にかけてくださっている方も中にはいらっしゃると思うので、何とか早く書き上げたいと思いますし、何より自分自身いつまでもここに留まっていたくない気持ちが大きいので、さっさと書いてしまいたいという気持ちは充分にあるのです。

けれどその気持ちとは裏腹に、どうしても進まないのです。





その答えは多分、たった1つ。

最近私に好きな人が出来たからだと思います。






彼は私がモラハラ記事を書いていることを知っています。

で、特にそのことについて何かを言われたりしたこともありません。

私も今の状況になったからといって、モラハラ記事をやめるようなことはしたくないと思っています。

だから何の問題もないのですが・・・。






きっと心のどこかで思い出すのが嫌だと思っているんだと思います。

前を向いて歩いて行こうとしている時に、思いっ切り後ろを振り返り、辛いことを書く。

それは全く意識していないようでいて、やはりどこかにそういう気持ちがあるのだと思います。






でも、彼とお付き合いをしている中で、私自身がやはり変わってないなぁと思うことが多くあります。

ふと気がつくと、

(これって・・・前の私と同じ。)

と思うような考え方をしてしまったり、行動をしてしまったり。

そんな自分が嫌だなぁと思うことも沢山あります。

もうだいぶ抜け出せていたつもりだったのに・・・やはり恋愛となるとそういう部分が出てきてしまうように思います。






だからこそ、私はちゃんと過去の自分を見つめて、過去から抜け出さないといけないんだろうなぁと、この頃はそう思うようになりました。

何よりそれは、他の誰でもない自分自身の為に。

これからどんなことがあっても揺るぎない自分でいる為に。

しかし、かといって向き合うのも私の中では容易ではない状況ですので、またのんびり更新になってしまいますが、書き上げるまでは続けて行こうと思うので、どうぞ気長に待っていていただければと思います。

絶対に書き上げますからっ 






そんな訳で今後ともよろしくお願いいたします。





・・・それから、いつも私のずうずうしいお願いを聞いてくださり、ランキングのクリックにご協力頂き、本当に有難うございます。

毎回お願いをしているのはとても恐縮ですが、私には皆様の1回1回のクリックによって、本当に励まされています。

いつもいつも感謝しております。

そんな状況ですので、押していただければ頑張る気持ちになれますので、今後ともよろしくお願いします

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妊娠初期<10>

2008年11月18日 16時11分56秒 | モラハラ
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今までのエピソードはこちらからどうぞ  目次 




Kから子機を受け取って、恐る恐る

「もしもし・・・。」

と口を開いた私。

もう何を言われるだろうとドキドキしながら、胃の痛むような思いで義母の言葉を待っていましたが、せっかちな義母はすぐに

「あ、もしもし?こんばんは。」

と優しい声で言ったのでした。

更にドキドキしながら次の言葉を待っている私を側にいたKが少し不安気に見ていましたが、思いのほかすばやく明るい声で

「何?子供が出来たって?それはおめでとう。」

と、義母は言ってくれたのでした。

私はその様子に拍子抜けしてしまい、

「あ・・・ありがとうございます。」

と棒読み状態で言ったのでした。

「体調は?」

すかさず義母がそう言うと、

「あ、今のところ大丈夫です。」

と短めに答えた私。

それでもまだ心臓はバクバクしていました。

義母は

「そう・・・じゃあ体に気をつけなさい。じゃあね。」

というと、こちらが何か言葉を発する前にがちゃりと電話を切ってしまいました。

私はじっとこちらを見ながら様子を伺っているKの顔を見ると、

「おめでとうだって。」

と言って、テーブルの上に子機を置きました。

その言葉を聞いてKは嬉しそうな顔をすると、

「だろ?お袋だって嬉しいんだって。」

と言ったのでした。

電話での義母の様子はとても喜んでいるという感じではなく、いつものようにただ淡々と話をしていただけのように思えた私でしたが、Kがそういうのだからそうなのかもしれないと思いました。

しかしKのそんな様子には何となく違和感を感じた私は、無表情のまま

「でも・・・なんで急に?もう少し経ってから言おうって言ってたのに・・・。」

とつぶやきました。

義母に何か言われるかもしれないからと、病院へ行くことすら渋った発言をしていたKなのに、なぜ安定期前のこの不安定な時期に報告なんてしたのだろう・・・と、そのことが頭をよぎったのでした。

ましてまだ私の体調は完全とはいえず、正直言って心配ないと胸を張って言えるような状態ではなかったのです。

しかしKは何事もなかったかのように、

「あ?だけど喜んでもらえたんだからいいじゃねぇか。」

と言い、コップに口をつけてぐびぐびとお茶を飲み干しました。

(言っていることが何か違う・・・)

普段の生活の中でも、幾度となくこんなことがあるようになっていたのですが、私はそれでもこんな時もきっとあるんだと、そのたびに否定してきました。

けれど、この時はなぜなんだろうということばかり頭を巡ってしまいました。

「でも・・・もしお義母さんにまた『騒ぎすぎ!』って言われたら私またショック受けてたよ?」

思わずそう口にするとKは鼻でふふんと笑いながら

「ばかだなぁ、そんなことお袋が直接お前に言う訳ないだろ?」

と言ったのです。

(何で?何で今そんなこと言うの???)

そう思いながら、Kの言葉に衝撃を受けてしまった私に向かって、Kは何事もなかったかのように

「さぁ、もう風呂沸かして来いよ。今日はお前の用事もあったし、長い時間出かけて疲れたからなぁ。」

とつぶやいたのでした。

私はもの凄く もやもやした気持ちでいましたが、Kの明日の仕事を考えると、やはり早く寝かせてあげなければと思い、のっそりと立ち上がり、重い足取りで浴室に向かいました。

浴槽を洗いながら、頭の中はずっと今日の出来事を振り返ったり、Kの発言の真意をぐるぐると考えていました。

しかし、やはりもやもやするだけで、真意など分かるはずもありませんでした。

浴槽を洗い終え、お湯を張る準備をしてから浴室を出ると、Kは居間にどっかり座ったままテレビを観てげらげらと笑っていました。

そんな久しぶりに上機嫌なKの後姿を見ながら、考えるのに疲れてきた私は小さくため息をつき、

(もう、考えても仕方ないか・・・。)

と思ったのでした。

とにかく義母は喜んでくれた様子。

そして欲しかった本も買えて、今日はもうそれでよしとしなければ。

何より、もうこれ以上 私が場の雰囲気を壊して疲れたくない。

そんな風に考えて、私はKのいる居間へと向かったのでした。








そうして前日は一見穏やかに終わったはずでしたが、結局 翌日からはまた同じような日々の繰り返しでした。

私はというと、朝が早いKに持たせるお弁当を、更に早起きして作り、Kを送り出してからちょこっと家事をし、あとは横になって過ごしていました。

Kに合わせた生活は、私にとっては寝不足の毎日。

けれど、私のように昼間横になっていることの出来ないKの事を思うと、自分がそうして横になっていることに、勝手に罪悪感を抱いてしまっていました。

Kは普段

「掃除なんてしなくたって死にやしない。
飯や洗濯はしてもらわないと困るけど・・・。
そんなことより自分の体の方が大事なんだぞ?」


と常に言ってくれていました。

しかしその言葉を鵜呑みにしてあまり掃除をしないでいた時、仕事がピークに忙しくてイライラの絶好調だったKに、

「お前さぁ、いくら俺が体を大事にしろって言ってたにしたって、こんなに毎日変わりなく汚ぇのは何でなんだよっ!」

と怒られてしまったことがあり、私はまたいつそう言われるかとびくびくしていました。

なのでそうやって昼間自分が横になっていることに申し訳なさを感じていた私は、Kが帰ってきてどんなに不機嫌でも、何とか機嫌を直させようとそればかり考え、とにかく少しでも早くに寝かせてあげるように毎日必死になっていたのでした。

とにかくあと少し、あと少しの辛抱だ・・・と現場が佳境に入ると共にぴりぴりしながら過ごしていたのでした。

もうピークの時期には祈るしかないような気持ちでいました。

そんな毎日に疲れていた私は、唯一買って来た雑誌を隅から隅まで読み漁り、その雑誌についてきたふろくで、赤ちゃんの育ち具合を照らし合わせては1人でニコニコしていました。

トイレに行けば出血していないかを毎回確認してはホッとし、順調に育ってくれているお腹の中の赤ちゃんのことを思い、何とか気持ちを盛り上げていました。







そのうち5月に入り、私の体調もようやく安定して来ていました。

それと同時にKの仕事もひと段落ついたようでした。

また若干の穏やかな日々が訪れました。

連休はどこに行っても混むから、という理由で遠出をしたくないというKでしたが、それでも家で1日ゴロゴロしているのが耐えられないというKに連れられ、用もないのに近場のショッピングセンターに行ってみたり、何となく街中をドライブしては余計なものを買ったりという風に過ごしていた私たち。

そして連休中の私の誕生日にはサプライズで花束とバングルをプレゼントしてくれ、私のお気に入りのレストランを予約してくれて、2人で楽しい日を過ごしました。

「2人きりでここに来るのも、今年で最後なんだな。」

そんな風に言って目を細めるKを前に、この人と結婚して良かったなぁと心から思っていた私でした。








なかなか更新できなくて申し訳ありません。

それについてはまた後日記事にしようと思っていますが、モラ記事に関してはどうしても書き上げるのに時間が掛かっております。

気長に待って頂けるとありがたいです。

そして、こちらをクリックして頂けると、更にありがたいです。

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妊娠初期<9>

2008年11月08日 21時53分43秒 | モラハラ
          今日の順位はどのくらいかな???            にほんブログ村 家族ブログ 離婚・別居へ



今までのエピソードはこちらからどうぞ  目次 





アパートに着いてKはいつも通り荷物を玄関まで運んでくれると、駐車場に車を停め、部屋に戻ってきました。

私はその間急いで食料品を冷蔵庫に入れ、整理をしていました。

チャラチャラと車の鍵を鳴らしながら玄関に上がってきたKは、まっすぐ居間に向かうと着ていた物を脱ぎ、ふぅとため息をついてどっかりと腰を下ろしていました。

私は片づけが終わると急いでお茶をいれ、Kの元へと持って行きました。

Kはテレビのスイッチを入れながら黙って私からお茶を受け取り、コップに口をつけました。

私は再びキッチンに戻ると、ようやく長い一日が終わろうとしていることに安心し、ダイニングのイスに腰掛けました。

とりあえず長時間出掛けていたにも関わらず体調は良かったことにホッとしていると、Kが居間から

「もう終わったのか?こっちくれば?」

と優しい声で言ったのでした。

私はゆっくり立ち上がると居間に向かい、いつも通りKの側に座りました。

Kはそんな私の様子をじっと見つめると、私の肩を寄せ、

「疲れたろ?お腹は大丈夫か?」

と言ったのです。

私は首を小さく振りながら、Kにもたれかかる格好でうつむいていました。

こうしている時はとても安心できる時間。

何となく気疲れしたけれど、やっぱりこうやって出かければKも気分転換になっていいのかもしれない。

その為に少しぐらいは気を遣ってあげなければいけないんだ・・・。

そう思い、とにかくもうその日は翌日の為に早く寝る準備をしたほうがいいと思った私は、

「ねぇ、Kも今日は疲れてるし、すぐお湯入れるから、お風呂入って早めに寝ようね。明日も早いんだから。」

と言って立ち上がろうとしました。

すると、Kは

「なぁ、待てよ。」

と言って私の腕をつかんで動きを止めました。

私が再び座りなおすと、Kは私に向かって

「今からさ、実家に電話するから、子供が出来たこと言おうぜ?」

と言い出したのです。

私は驚いて

「え?」

とつぶやくと、その場に固まっていました。

(やはりさっきは実家に行くつもりだったんだ・・・。でも急になぜ?)

(安定期に入ったら言おうって言ってたのに・・・なぜ?)

(もしかして私が妊娠したことを言わないと実家になかなか帰れなくなってしまうから???)

(いや・・・でも普段は実家になんて帰りたがらないのに・・・。)

そんな思いが頭の中をぐるぐる巡っていると、Kは怪訝な顔をして

「だから、実家に電話するんだよ。そんで報告するのっ!」

と言ったのです。

「え?だってまだ安定期じゃないよ?」

私がそう訴えるとKは

「そんなの分かってるよ。でも、もう大丈夫だろ。」

と言ったのです。

その頃はようやく3ヶ月に入ったか入らないか、というギリギリの頃。

流産してしまったのはそれよりももっと早い段階だったので、順調に育っていることは確かでした。

しかしKは、何をもってして大丈夫と言っているのかは分かりませんでしたが、そう言ってそのまま立ち上がり、キッチンにあった電話の子機を持ってくると、もう一度

「掛けるからな。」

と言ったのでした。

私は意味が分からず、混乱した頭で必死に考えるのですが、もう実家に掛ける気満々でいるKの様子に、何を言っても無駄だろうと思い、

(まだ時期が早いから何言われるか分からないのに、何言われたって知らないんだから!)

と少々いらだちながら返事もせず じっとKの様子を見ていました。

自分が言いたくて自分が言うのだから、今度ばかりは私ではなくKに全部受け止めてもらおう・・・そんな気持ちだったのです。

Kが無表情でボタンを押し、ピッピッと音が鳴る度、私はそれでも少しずつ嫌な気持ちでいました。

全部のボタンを押し終えると、Kは受話器を耳に当て、肩と耳の間に受話器を挟むとタバコを取り出し火をつけ始めました。

私はKから視線をそらすと、音を小さくしたテレビの画面を見つめていました。

するとKはリモコンでテレビの電源を切ってしまい、それと同時に

「あ、俺だけど。」

と話を始めました。

電話に出たのはその話し方から義母だったようでした。

Kは自分が話すよりも先に義母から何かを聞かれていたようで、それに対して

「うん。」

とか

「いいや?」

などの相槌を打っていましたが、そのうち

「いやぁ、大事な報告があるんだよ。」

と話を切り出していました。

私はドキドキしながら視線をKに移し、ちらっと様子を見ているとKと目が合ってしまいました。

するとKは私の顔を見て、いきなり

「あ、ちょっと待って。」

と言い、受話器の口元を押さえて、あろう事かそれを無言で私に差し出したのです。

私は

(何?私が言うの?)

と唖然としてしまいましたが、すぐに

(冗談じゃない!!)

という気持ちになり、眉間にしわを寄せながら首を横に振りました。

そんな私の表情を見たKは一瞬嫌な顔をして、やはり無言で私に受話器をぐいぐいと差し出し、

(早く代われよっ!)

とでも言いたげな様子で、私を睨んできていました。

しかしさすがにそれは絶対に嫌だと思った私は、ますます眉間にしわを寄せて睨むようにして首を横に振ると、仕方がなくKは子機を再び耳にあて、

「もしもし?あ、ごめん。」

と話をし始めました。

Kがどういう風に言うのかが気になって仕方がなく、内心ではハラハラしていましたが、それよりもKが私に言わせようとしたのが本当に信じられない気持ちでした。

「実は俺ら、また子供出来たから。」

Kがそう言うと、義母が何か言っているのか、Kは相槌を打ちながらちらっと私の方を見ていました。

やはり義母が何を言っているのかがとても気になってしまう私。

するとKは

「うん、分かった。」

と言って私に子機を差し出し、

「お袋が代わってくれって。」

と言ったのです。

私は最高潮にドキドキしながら、仕方がなく子機を受け取ると、恐る恐る

「もしもし・・・。」

と口を開いたのでした。









ああもう今でもKが何を考えていたのかさっぱり分かりません。

長引いていますが、もう少しこの日のこと、お付き合いくださいね

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妊娠初期<8>

2008年10月31日 13時43分31秒 | モラハラ
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今までのエピソードはこちらから  目次 




段々と見慣れた道を進んでいるのが私にも分かり、心の中は

(何で?何で?)

という気持ちでいっぱいになっていました。

ちらっとでもKからその場所に行くと言われていたのなら覚悟も出来ていたのですが、そうではなく突然のことで、ましてやその時になってもどこに行くのかは黙ったままのK。

でも明らかにその場所へと近づいています。

私は運転席のKを見つめると、

「ねぇこれって・・・Kの実家に行くつもりなんでしょ?そうだよねぇ?」

と言いました。

するとKはすました顔をして

「何で?」

と逆に聞いてきました。

「何でって・・・。」

そう言ったまま、私は視線をKから離すと、ゆっくりうつむきました。

私の頭の中では、なぜ今のタイミングでKの実家に行くのかが分からなかったのです。

私が妊娠していることをKの両親にはまだ話せない状況。

確かに妊娠を隠している状態でKの実家に行ってはいけない、ということはありません。

しかし私の心情としては、その時Kの両親に妊娠したことを報告する、しないということはかなりデリケートな問題になっていました。

そして何より、そんな私の気持ちをKも分かってくれていると思っていたのです。

だから、私に何も言わずに実家に向かっているKの考えていることが分からず、私は再びもやもやしてきてしまいました。

けれど、

(私の気持ちを分かっていてくれているだろうと思うのは私の勝手で、Kにはもしかしたら伝わっていないのかもしれない。)

と思った私は、顔を上げると

「何か用事があって行こうとしているの?それならいいんだけど・・・そうじゃなくただ行くだけなら今日はちょっと嫌だな。
妊娠したこともまだ言えない状態だし。
できたら今日は嫌っていうか・・・。」


と言って覗き込むようにKの横顔をちらっと見ました。

Kの反応が気になったのですが、少しくらいは反応するかと思いきや、涼しい顔をして運転を続けていました。

(聞いてくれないの???)

そう思った私はそのままKの横顔をじっと見つめていました。

しばらくそんな状態のまま車内は沈黙に包まれていました。

どう考えても後5分くらいでKの実家に着いてしまう・・・という時になっても黙々と運転を続けるKに、さすがに焦ってきた私は、再び

「ねぇ・・・何で行くの?用事があるなら、言ってよ。」

とつぶやくように言っていました。

もう目前に迫っているKの実家行きを私の中で納得させる為に、Kが実家に行く用事があったのだと言ってもらいたかったのです。

そうでもしなければ、とても行ける心境ではありませんでした。

しかし、Kはさらりと

「別に用なんてねぇけど。たまにはカメオカの飯が食いてぇからさ。」

と言ったのです。

カメオカとは、Kの実家の近くにあるお蕎麦屋さんです。

Kの実家では小さい頃からそこで出前をとっているらしく、このお蕎麦屋さんの食事がKは大好きでした。

「ええ?だってさっき食べたばかりなのに?
それにこんな時間だから、夕飯の支度をしてるかもしれないじゃない?

そしたらカメオカでとってなんてくれないよ?きっと。」


私は驚いてそう言うと、Kは少しムッとした顔をしました。

私は更に、

「だったら、実家に行かないでそのままカメオカに行って食べて帰ればいいじゃない?」

と必死に言ったのです。

するとKは赤信号で車を停めると、ゆっくり私のほうを向きながら

「お前、そんなに実家に行くの嫌なのかよ?」

と不機嫌そうに言ったのです。

私はその言葉で固まってしまいました。

確かにその日は行きたくなかったのですが、でも何故かそこでうなづいてしまうと、Kの家族を私が嫌っているみたいに思われるような気がしてしまったのです。

「いや・・・そうじゃないけど・・・。」

そうつぶやいたものの、動揺してしまった私は、Kの視線から逃げるように目線をフロントガラスの方へとさりげなく移しました。

その瞬間、目の前の信号が青に変わり、Kはまた車を静かに走らせました。

目の前の道を右に曲がれば実家、左に曲がればカメオカというところまで来ると、Kは黙って車を左に進め、しばらく走ってカメオカの前に停めました。

そして

「先に降りろよ。」

と言うので、私は慌ててバッグをつかみ、ドアを開けて外に出ました。

私が再びドアを閉めたと同時にKは少し前方の邪魔にならないところに車を停め、ゆっくりと車から降りてきました。

そして、お店の脇に突っ立っている私の前を通り過ぎ、入り口の前に立つと引き戸を一気に開けました。

中から

「いらっしゃいませ!」

の声が掛かると、Kは黙って私のことをチラッと見て

(早くしろよ!)

と言わんばかりの顔をして、中に入っていきました。

私はまだ食べたばかりで全くお腹が空いていないのを意識しながら、それでも実家に行かなくて済んだことにちょっぴりホッとしながらKの後を追ってお店に入ったのでした。







お店に入り、普通に食べる気満々でメニューを眺めて注文をしているKと、とにかくお腹がいっぱいで何も入りそうにない私でしたが、そんな態度でいるとKがまた不機嫌になりかねないので、何とか食べられそうな軽いものを頼み、2人で黙々と食べてはさっさとお店を出てきたのでした。

Kは全く無表情でまた車を運転し、今度こそアパートに帰る道のりに車を走らせていました。

私はそんなKを意識しつつ、もうとにかく静かに帰りたい一心でした。

後部座席にはショッピングセンターで買って来た生鮮食料品も沢山あったので、早く家に帰って冷蔵庫にしまわないと・・・と思っていました。

もうここは静かにアパートに着くのを待っていた方がいいと思い、私は助手席から窓の外をぼ~っと眺めていました。

途中ずっと沈黙でいるのが嫌になったのか、Kは私にぽつりぽつりと話しかけてきたので、私は当たり障りのないように気をつけて返事をしていました。

ようやくアパートの近くまで来てホッとしていると、またKは予想外な方向に車を走らせ始めました。

ぎょっとしていると、いつも行くKのお気に入りのコンビニに車を停めました。

私は思わず

「え?」

と声を上げると、Kはチラッと私の方に向き、

「何だよ?」

と言ってエンジンを止め、ドアを開けて車から出て行きました。

そして車の前に立って、鍵を車に向けながら私を無表情で見つめながら立っています。

要するにKは私が降りないと鍵がかけられないので、そうやって待っていたのでした。

私はKに分からないようにうつむいて小さくため息をつくと、そのままバッグをつかんで車から降りました。

私がドアを閉めた途端ガチャッと音がし、Kはくるっと背中を向けて店内に入って行きました。

Kは入ってすぐ雑誌のコーナーに向かい、雑誌を手に取るとぱらぱらと開きだし、その場にしゃがんで見始めました。

内心こうなることは分かっていた私でしたが、実際もう何を言ってもダメだろうという頭があって、仕方がなくかごを持ちながら店内をうろうろして、Kの気が済むのを待っていました。

店内をうろうろしつつも ちらちらとKの様子を伺っていると、次々に雑誌を変えてはしゃがみなおし、ぱらぱらと雑誌をめくっては戻しているようでした。

(早く帰りたいなぁ・・・。)

そんな風に思っていると、ようやくKが私を探しに来て、手に持った食べもしないような小さなガムや飴を私に手渡すと、そのまま店内を出て行ってしまいました。

私は受け取ったものを持ってレジに並び、小さな袋に入れてもらうと、それを提げてお店を出て車へと向かいました。

結局、何かを買いたいわけでもなく、半ばKがもう癖のように立ち寄るこのコンビニを後にして、私たちはようやくアパートへと戻ったのでした。









更新が滞ってしまいました。

長い長い一日はまだ続きます。

いつもお付き合い有難うございます。

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妊娠初期<7>

2008年10月22日 14時10分30秒 | モラハラ
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今までのエピソードはこちらから  目次  




今買った雑誌を大事に抱えて旅行の本や雑誌のコーナーに向かうと、さっきまでそこで雑誌を見ていたはずのKの姿はもうどこにもありませんでした。

(あれ?)

それほど広いわけではありませんでしたが、混雑している店内をきょろきょろしながらゆっくり探して回っても、Kはどこにも見つからなかったのでした。

(どこ行ったんだろう?)

私は仕方がなくきょろきょろしながら一旦お店の外に出ると、はじっこのほうに移動し、携帯を取り出してKに電話を掛けました。

しかし、掛かった途端聞きなれた着信音が私のバッグの中から響いてきました。

出かける時、Kが黙って私に差し出した携帯や財布が当たり前のように私のバッグの中に入っていたのです。

仕方がなく私はため息をつきながら携帯を閉じると、再び店内に戻り、またきょろきょろとKを探し始めました。

Kが絶対に読むはずのない本が置かれたコーナーもくまなく探し歩いてみましたが、やはりいるはずがありません。

そして人ごみに疲れ始めてきた頃、ちらっと見た先にKの後姿がありました。

私は一度視線を外しかけて、慌ててまたそちらの方に目を向けると、今度は視線を外さないようにしながらようやく見つけたKの後姿を目指してそこに向かいました。

たどり着いた先はKがいたはずの旅行の本や雑誌の置かれているコーナーでした。

「K!」

背後からそう呼ぶとゆっくりこちらに振り返ったKは、手に雑誌を広げたまま無表情で

「終わったのか?」

と言ったのです。

私はうなづくと

「・・・っていうか、どこ行ってたの?」

と たずねました。

しかしKは顔色を変える事もなく、

「ずっとここにいたよ?」

と言ったのです。

私は驚いて

「だって、私 本を買ってからすぐ戻ったらいなかったから、ずっと探してたんだよ?」

と言うと、Kはそれでも

「いや、いたよ。」

と言い張り、広げていた雑誌をぱたんと閉じると元の位置に戻し、

「じゃ、行くか。」

と言って私の腕をつかみ、店の出口へと向かって歩き始めました。

(どういうこと?トイレでも行ってたのかな?だったらそう言えばいいのに・・・。)

私はKの態度にまたもやもやした気持ちが湧き上がってしまい、複雑な思いでKに腕を引っ張られながらお店を後にしたのでした。





目的だった本も無事に買えた事がわかると、Kは

「メシ食おうぜ?腹減った!」

と言い、そのショッピングセンターの上層階にあるレストラン街へと向かいました。

Kを探し回っていた時間はあったものの、先に買い物をしてしまったお陰で、ゆっくり食事が出来ると思うと、やはりKの言うとおり先に買い物をしておいて良かったと思えた私。

何となくもやもやしていた気持ちも

(きっと私がお腹空いてたからそんな風に思っちゃったんだよね。)

などと思い、もう既になくなっていました。

レストラン街に着くと、ちょうど食事の時間を外れていたせいか、どのお店も空いていました。

私はKと手をつないだままレストラン街の真ん中まで来ると、きょろきょろしながら

「どこにしよっか?何食べたい?」

と聞きました。

するとKはいつもの通り

「何でもいいよ。お前が食べたいもんで。」

と言って、近くにあったベンチに座りました。

そう言われた私はKの横に突っ立ったまま、きょろきょろしながらそこにあった値段の安いファミレスと、ごく普通のイタリアンレストラン、そしてチェーン展開されている中華料理のお店に目をつけ、

「じゃあ、△△か、●●か、××かな?」

と、そのお店の名前をKに言いました。

しかし、Kは曇った顔をして

「△△はうるせ~からなぁ。●●はまずそうだし、××は気分じゃない。」

と言ったのです。

そう言われて

「ええ~」

と、ちょっと嫌な顔を見せつつもきょろきょろとお店を探し、そこにあったとんかつのお店を指差して

「じゃあ・・・あそこは?」

と聞いたのでした。

Kは私の指差す方を見ながら、

「う~ん・・・まぁいいか。」

と言って立ち上がり、そちらのお店の方へ歩いて行きました。

割とすんなり決まったことにちょっと安心した私は、Kの後についてそのお店に向かいました。

お店の入り口で人数を店員に告げているKに続いて席に向かうと、Kは嬉しそうにメニューを見てぶつぶつ言いながらどれにしようか迷っていました。

私はそんなKの様子を見て、ようやくKが機嫌のいい顔を見せていることにホッとしつつも、赤ちゃんのいるお腹をそっとさすりながら、この状態がこのまま続いてくれるといいなと考えていました。

注文が終わり、あまり時間が掛からずに食事が運ばれてくると、Kはとても気を良くしたのか、

「思ったよりうまいし、なかなかいい店だな。今度はあれが食べたいなぁ。」

と言って壁に掛かっているポスターのようなメニューを指差しながら、かきこむようにしてご飯を頬張っていました。

仕事が忙しく、ずっと機嫌の悪かったKがこうやって嬉しそうな顔をしたり笑ったりしているのを見たのは久しぶりだったせいもあって、何だか私も嬉しくて仕方がなく、それからはずっと冗談を言ったりしながら和やかに食事の時間を楽しんでいたのでした。






そうして食事も終わり、ショッピングセンターの中を手をつないでぶらぶら歩きながらしばらく見て回った後、スーパーで食材の買い物を済ませ、Kの

「・・・そろそろ行くか。」

という一言で私たちは駐車場に向かい、荷物を車に積み込むと、そのまま車に乗ってショッピングセンターを後にしました。

しかし、なぜか違和感を感じた私。

まっすぐアパートに向かって帰っているはずなのに、車が急にいつも通らないような道に向かい始めたのです。

私は不思議になり

「ねぇ・・・どこ行くの?家に帰らないの?」

と、運転席にいるKにたずねました。

Kは先ほどから上機嫌でステレオから流れる歌に合わせて鼻歌を歌っていました。

そして私の顔をちらっと見ると、

「う~ん、ちょっと寄ってこうかと思って。」

と言い、再び前を見て鼻歌の続きを歌っていました。

「え?どこへ?」

私が驚いて聞いてもKは知らん顔で運転を続けています。

しかし、しばらくすると見慣れた道に向かっているのが私にも分かりました。

「もしかして・・・。」

つぶやくように言った私は、Kがどうしてそこに向かっているのかが分からず、ただ1人、混乱していたのでした。









ごく当たり前にあった休日のシーンです。

こんなことがしょっちゅう・・・というより、普通にこんな感じでいました。

なので普通の夫婦の休日が分かりません。

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