Story !!完全詳細版 ネタバレ注意!!
<ウガンダ>
テロ支援組織とその資金運用を担当するル・シッフルはウガンダの反政府組織に接触。ル・シッフルは反政府組織からの出資金を元手に航空会社**社(社名忘れた)株の大量空売り(未入手株を売った上で、後日売った分の株を買い戻す手法)を仕掛ける。
<マダガスカル>
ジェームス・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、爆弾テロを企てようとした男を猛追の末、仕留める。その男の携帯電話の送信記録から送信先”ECLIPS”を逆探知。バハマのリゾート地を突き止める。
<バハマ>
携帯電話の送信時間と監視カメラから、”ECLIPS”がアストンマーチンに乗った男であることを突き止めたボンドは、それを手がかりに男に接触。カジノで大金と車をせしめ、ECLIPSとル・シッフルの繋がりも知る。さらにその男の妻からフロリダへ行くことを聞き出し、ボンドもフロリダへ。
<フロリダ>
ボンドは襲って来た”ECLIPS”を刺殺。奴が接触した男が爆弾テロを企てているらしい。その男を追って、空港へ。MI6は、ターゲットが**社の新型旅客機(エアバス社のA380がモデルと思われる)であると特定(googleを使用!)し、ボンドへ連絡。ボンドは、燃料補給車に乗って旅客機に近づく男を阻止し自爆させることに成功する。
<ロンドン>
旅客機の爆破で**社株を暴落させ、莫大な利益を得ようとしたル・シッフルの野望は砕かれ、逆に多額の負債を抱える羽目に。MI6の情報によれば、かつて911テロでも同様の手口で多大な利益を得ていることが判っていた。しかし、ル・シッフルは天才的な数学的才能を持ち、ポーカーでは無敵の強さを誇る。そこで彼は、多大な損失をギャンブルで穴埋めしようとしていた。舞台は、モンテネグロのカジノロワイヤル。ボンドは、テロ組織への資金源を断つため、彼が賭けで勝利するのを阻止すべくモンテネグロへ旅立つ。同行するのは、財務省官僚で監視役の女性ヴェスパー(エヴァ・グリーン)。
<モンテネグロ>
テロ組織の襲撃や毒殺の危機を脱し(最近良く見かけるAEDが活躍)、辛くもボンドはギャンブルに勝つ。しかし、ル・シッフル(あれ、CIAが拘束したんじゃ?)にヴェスパーともども捕らえられ、ギャンブルの賭け金を送った口座番号と暗証番号を教えろと拷問される。現地の連絡役マティスが裏切っていたようだ。そこに、テロ支援組織の一味が侵入、ル・シッフルを射殺。
拷問の傷が癒えたボンドは、諜報活動に嫌気がさしMに辞表を提出。ヴェスパーとヴァカンスに旅立つ。
<ヴェニス?>
ヴェスパーと愛を確かめ合うボンドに、Mから財務省に賭け金が送金されていないとの連絡が。ヴェスパーが裏切っていた!?MI6の調査でヴェスパーの恋人がテロ支援組織に誘拐され、脅迫されていたことがわかった(テロの資金源を追うのに集中していて気づかなかったのだと、、、)。モンテネグロでボンドが殺されなかったのはヴェスパーが賭け金と引き換えにボンドの命を救う取引をしたからだった。ヴェスパーを救うため、テロ支援組織と対決するボンド。崩壊する建物のエレベーターに閉じ込められたヴェスパーは、ボンドの奮闘の甲斐なく命を落とす。
<何処の国か?>
ヴェスパーが残した携帯電話から組織の黒幕MR.ホワイトの居場所を突き止めたボンドは、奴を狙撃し、名を名乗る。「ボンド、ジェームス・ボンド」。ここに、新たな007ジェームス・ボンドの活躍が始まった。JAMES BOND WILL RETURN !
2006年/イギリス・アメリカ/マーティン・キャンベル監督作品
評価 ★★★☆☆
最初の追撃シーンが荒削りのボンドっぽくて、飛ぶわ、跳ねるわ、ぶち壊すわで、かなりの迫力でした。
ル・シッフルとのカジノでの対決が見所で、それなりの緊迫感はあるのですが、彼が数学の天才なら、それを誇示するような描写があればもっと良くなったでしょう。おまけに、ゲームの途中でテロリスト一味に痛めつけられたりするものだから、小物ぶりが目立ってしまいます。
007シリーズでは毎回悪党がとんでもない大事件をやらかすのが常なんですが、今回は爆弾男が2人出て来ただけで、なにも起こらないのが物足りないです。ボンドにいつものユーモアがないのも残念。初任務だからしょうがないか。ダニエル・クレイグは凄みはあるけど、やっぱりボンドのイメージじゃないな~。色々不満ばかり書きましたが、007と意識しないで観ればかなり面白いアクション映画だと思います。
評価 ★★★★☆
ジェームズ・ボンドといえば、ショーン・コネリーやピアース・ブロスナンのようなハンサムでエレガントな男性のイメージが強かったので、今作のダニエル・クレイグは、今までのボンドと比べるとタフガイすぎて、どうしてもボンドとして見ることができなかったですね。
でも今までのボンドのイメージをいったん捨てて、新しい物語として捉えれば、これはこれでなかなか面白いボンドなのではないかな、と思いました。
今作は、ジェームズ・ボンドが007になるまでの物語なので、優秀だけどまだ自分をコントロールできない未完成なボンドを、ダニエル・クレイグは上手く演じていましたね。
アクションがド派手で、それだけでも充分楽しめますが、私はボンドに関わる女性たちが、とても魅力的に描かれていたところに好感が持てました。
ボンドの女性上司Mを演じたジュディ・デンチ。彼女はつねに冷静で、時にはボンドの行き過ぎた仕事ぶりを激しく叱責するのが格好良かったです。
また、今作のボンドガールで、ボンドの監視役を演じたエヴァ・グリーンも、ボンドの運命の女性ヴェスパーをとても魅力的に演じていました。知的でクールかと思えば、繊細で危なっかしい感じが、女性からみても守ってあげたくなるような魅力的な女性でしたね。ヴェスパーとの人生を選んで、ボンドに辞表まで出させてしまうから、今までのボンドガールのなかでは一番の凄腕かもしれないです!
それから、ボンドがヴェスパーと出会って、少しずつ人間の心を取り戻し、「この仕事を続けていると、心が腐っていく」とヴェスパーに言った台詞がとても心に残りました。任務とはいえ、非情なまでに人殺しを重ねていくボンドに、この台詞で、人間の心があったのかと、ボンドの意外な一面が見れて面白かったです。
新しいボンドが見られる、とてもおススメの映画です。
(「007/カジノ・ロワイヤル」 2006年12月 長野にて鑑賞)
<ウガンダ>
テロ支援組織とその資金運用を担当するル・シッフルはウガンダの反政府組織に接触。ル・シッフルは反政府組織からの出資金を元手に航空会社**社(社名忘れた)株の大量空売り(未入手株を売った上で、後日売った分の株を買い戻す手法)を仕掛ける。
<マダガスカル>
ジェームス・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、爆弾テロを企てようとした男を猛追の末、仕留める。その男の携帯電話の送信記録から送信先”ECLIPS”を逆探知。バハマのリゾート地を突き止める。
<バハマ>
携帯電話の送信時間と監視カメラから、”ECLIPS”がアストンマーチンに乗った男であることを突き止めたボンドは、それを手がかりに男に接触。カジノで大金と車をせしめ、ECLIPSとル・シッフルの繋がりも知る。さらにその男の妻からフロリダへ行くことを聞き出し、ボンドもフロリダへ。
<フロリダ>
ボンドは襲って来た”ECLIPS”を刺殺。奴が接触した男が爆弾テロを企てているらしい。その男を追って、空港へ。MI6は、ターゲットが**社の新型旅客機(エアバス社のA380がモデルと思われる)であると特定(googleを使用!)し、ボンドへ連絡。ボンドは、燃料補給車に乗って旅客機に近づく男を阻止し自爆させることに成功する。
<ロンドン>
旅客機の爆破で**社株を暴落させ、莫大な利益を得ようとしたル・シッフルの野望は砕かれ、逆に多額の負債を抱える羽目に。MI6の情報によれば、かつて911テロでも同様の手口で多大な利益を得ていることが判っていた。しかし、ル・シッフルは天才的な数学的才能を持ち、ポーカーでは無敵の強さを誇る。そこで彼は、多大な損失をギャンブルで穴埋めしようとしていた。舞台は、モンテネグロのカジノロワイヤル。ボンドは、テロ組織への資金源を断つため、彼が賭けで勝利するのを阻止すべくモンテネグロへ旅立つ。同行するのは、財務省官僚で監視役の女性ヴェスパー(エヴァ・グリーン)。
<モンテネグロ>
テロ組織の襲撃や毒殺の危機を脱し(最近良く見かけるAEDが活躍)、辛くもボンドはギャンブルに勝つ。しかし、ル・シッフル(あれ、CIAが拘束したんじゃ?)にヴェスパーともども捕らえられ、ギャンブルの賭け金を送った口座番号と暗証番号を教えろと拷問される。現地の連絡役マティスが裏切っていたようだ。そこに、テロ支援組織の一味が侵入、ル・シッフルを射殺。
拷問の傷が癒えたボンドは、諜報活動に嫌気がさしMに辞表を提出。ヴェスパーとヴァカンスに旅立つ。
<ヴェニス?>
ヴェスパーと愛を確かめ合うボンドに、Mから財務省に賭け金が送金されていないとの連絡が。ヴェスパーが裏切っていた!?MI6の調査でヴェスパーの恋人がテロ支援組織に誘拐され、脅迫されていたことがわかった(テロの資金源を追うのに集中していて気づかなかったのだと、、、)。モンテネグロでボンドが殺されなかったのはヴェスパーが賭け金と引き換えにボンドの命を救う取引をしたからだった。ヴェスパーを救うため、テロ支援組織と対決するボンド。崩壊する建物のエレベーターに閉じ込められたヴェスパーは、ボンドの奮闘の甲斐なく命を落とす。
<何処の国か?>
ヴェスパーが残した携帯電話から組織の黒幕MR.ホワイトの居場所を突き止めたボンドは、奴を狙撃し、名を名乗る。「ボンド、ジェームス・ボンド」。ここに、新たな007ジェームス・ボンドの活躍が始まった。JAMES BOND WILL RETURN !
2006年/イギリス・アメリカ/マーティン・キャンベル監督作品
評価 ★★★☆☆
最初の追撃シーンが荒削りのボンドっぽくて、飛ぶわ、跳ねるわ、ぶち壊すわで、かなりの迫力でした。
ル・シッフルとのカジノでの対決が見所で、それなりの緊迫感はあるのですが、彼が数学の天才なら、それを誇示するような描写があればもっと良くなったでしょう。おまけに、ゲームの途中でテロリスト一味に痛めつけられたりするものだから、小物ぶりが目立ってしまいます。
007シリーズでは毎回悪党がとんでもない大事件をやらかすのが常なんですが、今回は爆弾男が2人出て来ただけで、なにも起こらないのが物足りないです。ボンドにいつものユーモアがないのも残念。初任務だからしょうがないか。ダニエル・クレイグは凄みはあるけど、やっぱりボンドのイメージじゃないな~。色々不満ばかり書きましたが、007と意識しないで観ればかなり面白いアクション映画だと思います。
評価 ★★★★☆
ジェームズ・ボンドといえば、ショーン・コネリーやピアース・ブロスナンのようなハンサムでエレガントな男性のイメージが強かったので、今作のダニエル・クレイグは、今までのボンドと比べるとタフガイすぎて、どうしてもボンドとして見ることができなかったですね。
でも今までのボンドのイメージをいったん捨てて、新しい物語として捉えれば、これはこれでなかなか面白いボンドなのではないかな、と思いました。
今作は、ジェームズ・ボンドが007になるまでの物語なので、優秀だけどまだ自分をコントロールできない未完成なボンドを、ダニエル・クレイグは上手く演じていましたね。
アクションがド派手で、それだけでも充分楽しめますが、私はボンドに関わる女性たちが、とても魅力的に描かれていたところに好感が持てました。
ボンドの女性上司Mを演じたジュディ・デンチ。彼女はつねに冷静で、時にはボンドの行き過ぎた仕事ぶりを激しく叱責するのが格好良かったです。
また、今作のボンドガールで、ボンドの監視役を演じたエヴァ・グリーンも、ボンドの運命の女性ヴェスパーをとても魅力的に演じていました。知的でクールかと思えば、繊細で危なっかしい感じが、女性からみても守ってあげたくなるような魅力的な女性でしたね。ヴェスパーとの人生を選んで、ボンドに辞表まで出させてしまうから、今までのボンドガールのなかでは一番の凄腕かもしれないです!
それから、ボンドがヴェスパーと出会って、少しずつ人間の心を取り戻し、「この仕事を続けていると、心が腐っていく」とヴェスパーに言った台詞がとても心に残りました。任務とはいえ、非情なまでに人殺しを重ねていくボンドに、この台詞で、人間の心があったのかと、ボンドの意外な一面が見れて面白かったです。
新しいボンドが見られる、とてもおススメの映画です。
(「007/カジノ・ロワイヤル」 2006年12月 長野にて鑑賞)
今までの007をリセットした形になりましたね。
wancoさんは、やっぱり今までのボンドがお好きなのね~
私もピアース・ブロスナンの甘いボンドが好きでしたが、
ダニエル・ボンドもなかなかいいっす♪
うまい俳優さんですよね。
ほかの出演映画も見たけど、まったく違うキャラのできる人ですね。
職人的な人かな。
>ヴェスパーとの人生を選んで、ボンドに辞表まで出させてしまうから、今までのボンドガールのなかでは一番の凄腕かもしれないです!
そうですよねー!
ボンドがプレイボーイになったのも(人妻好きだとは知らなかったが・笑)ヴェスパーとの愛を引きずってるのかな。人間臭いボンドでしたね!
私もニューボンド、まだ違和感がありますね。
オシャレな振る舞いや、ユーモアもないですし。
今までのイメージと言ってもそればボンドだと思っているのでね~。
ふつうならこのようなクールなタフガイは私の好みなのですが、ボンドではな~い!
でもけっこう楽しんで鑑賞しましたけど。マニュアル車が運転できないのは笑いますね!
ラスト、あれはよかったです!
まあ、文句いってても次作も絶対に鑑ますけど。
では、また。
TB&コメントありがとうございます。
私も今までの甘いボンドが好きだったのですが、今作のダニエル・ボンドもなかなか悪くないな~と思いました♪^^
ボンドということを抜きにしたら、ダニエルはなかなか味があって上手い俳優さんなので、ファンになりそうです!
私はこの映画で初めて知ったのですが、他の作品もぜひ観てみたいですね。
まったくキャラの違う彼も見てみたいです~♪
コメントありがとうございました。
やっぱり今までのボンドのイメージが強すぎて、新しいタイプのボンドが定着するのは時間がかかりそうですね。(^-^;
でもこの映画自体はとても面白かったです!
アクションもきちんとみせてくれるし、ドラマの部分もちゃんと描かれていて、2時間以上と長い上映時間でも全然飽きなかったです。
このような複雑なストーリーを分かりやすく見せてくれるということは、脚本がとてもいいと思いました。
色々な方のブログも拝見したのですが、皆さんやっぱり評価が高いですね。
私もなんだかんだ言ってもまた次回作、観に行くと思います。^^
ps マニュアル車が運転できないボンドというのも面白いですね♪
まだ観ていないので、ざっと斜め読みしましたが、こういうお二人での感想両方読めるのがいいです。
最近の007は超娯楽大作になっていて心配だったのですが、また原点にもどったような感じなのかな。でもタイガイでやっぱりアクション主体かな。(^^;
最初の話なのにすでにおじさん風(失礼)なのがちょっと気になりましたけど…。(^^;
今年はいろいろとお世話になり、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
今年もよろしくお願い致します。
今度の007は原点回帰で、アクション以外にもポーカー対決のシーンがかなりの見せ場になっていますよ。
たしかにダニエル・クレイグはアングルによってはかなりのおっさんに見えてしまいますね。(^^;
それでは、今年も面白い映画の情報交換をよろしくお願いします!
はぅ…タイガイじゃなくって、タフガイです。(- -;;
失礼しました。
ふむふむ、ポーカー対決がありましたか。
それは観たいですね。
以前スティーヴ・マックイーンの「シンシナティキッド」で観て以来、ポーカー対決が好きなのです。(^^;
では、こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。