夫婦でシネマ

夫婦で見た映画と、個別に見た映画について感想をかいてます。全て映画館で見た映画で、ミニシアター系の映画をたくさん紹介!

300 <スリーハンドレッド>

2007年06月23日 | さ行の映画
Story
紀元前480年。スパルタ王レオニダス(ジェラルド・バトラー)のもとに、圧倒的な軍事力を誇るペルシア帝国・クセルクセス王の遣いがやって来た。国を滅ぼされたくなければ、服従の証として土地と水を差し出せ、という。最強国家スパルタの答えは一つしかない。レオニダスは遣いを竪穴に叩き落とし、ペルシアと戦う道を選んだ。しかし、託宣者のお告げでは、スパルタ軍の出兵は許されなかった。託宣者の神託は絶対であり、王であっても逆らうことは出来ない。そこでレオニダス王は私兵として300人の精鋭を集め、テルモピュライでの決戦に挑む。対するペルシアの軍勢は、なんと100万。スパルタの兵士たちは決然と死地に赴くのだった。
2007年/アメリカ/ザック・スナイダー監督作品





評価 ★★★☆☆

戦闘シーンをスローモーションを多用して描いているので、アクションが具体的に分かって面白い。素早すぎて何が起きてるのか分からないアクション映画が多いからね。そのアクションシーンも非常に劇画的に処理しているのが特徴です。ざらついた、粒子の粗い画像もパワーが支配したあの時代の雰囲気を良く出していました。
スパルタ軍のひとたび戦闘が始まれば情け容赦ない闘い方が壮絶。対するペルシャ側のクセルクセス王も無気味な雰囲気を醸し出しています。王妃ゴルゴが援軍を送るために議会に働きかけるのですが、悪徳議員セロンらと駆け引きをするくだりは平凡。

最後には300人全員が壮絶な戦死を遂げるわけですが、レオニダス王を中心にした戦士達の構図が大聖堂の天井画を思わせるような荘厳な印象を与えています。
彼らの遺志が伝わり、決起したギリシャ連合軍がペルシア軍と対決するところで映画は終わります。大軍が正面からぶつかる戦闘シーンは他の映画でいいかげん見飽きたので、この映画みたいに比較的少人数がいかに技巧を凝らして大軍と戦うかを描くのはエキサイティングでしたね。


映画『300 <スリーハンドレッド>』公式サイト


(「300 <スリーハンドレッド>」2007年6月 長野にて鑑賞)

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
犬は結構楽しんだワン。 (wanco)
2007-07-31 22:06:58
猫さん、こんばんは!

コメ&トラバ、ありがとうございました。
A.D.とB.C.って、どっちがどっちか、こんがらかりますよね。(^^;
猫さんはこの映画ダメだったみたいですが、犬は結構はまったわん。ひたすら続く闘いの場面に興奮してしまいました。クセルクセスの異様にミスマッチな感も良かった。
それでは、こちらからもトラバさせて頂きますのでよろしくお願いします。
返信する
観ないつもりだったのですが・・ ()
2007-07-24 22:07:10
こんばんは。

上映最終日の一日前に
観てきました!
歴史に弱い猫・・ 観終わってから
スパルタがいつの時代か 必死に調べました。汗
のっとらんじゃん~~
と思っていたら めくってたところがA.D.
B.C.だったのですね~
(それなのに クセルクセスがピアス♪)
戦いの好きな人は 観て面白いのでしょうが
猫は ダメだったにゃん・・
TBさせて頂きますね。宜しくお願いします♪
返信する
ありがとうございます! (nyanco)
2007-07-05 13:21:10
ケントさん、こんにちは♪
こちらこそTBありがとうございました。
私達は二人とも大の映画好きなので、二人一緒に映画ブログをすることになったのですが、今では映画以上にブログの方が共通の趣味になっているかもしれないです。^^;

リンクの件、どうもありがとうございました。嬉しいです!
こちらもケントさんのブログにリンクさせていただいたので、お暇な時にでもぜひご覧下さい。
これからもどうぞ宜しくお願いします。
返信する
Unknown (ケント)
2007-07-04 21:51:35
TBありがとうございました。
ここのブログは夫婦で運営しているのですね。共通の趣味があって良いですね。それに「夫の感想」「妻の感想」と書き分けているのが楽しいですね。

さて話は変わりますが、このたび僕のブログに「相互リンクコーナー」を設定しました。ここのブログは面白いのでリンクしますね。もし宜しかったら相互リンクをお願い致します。
では
返信する
興奮しましたね。 (wanco)
2007-07-02 22:43:46
白くじらさん、こんばんは。
ご訪問ありがとうございます!

斬新なアクションシーンに興奮してしまいました。ホント、あの殺陣は一糸乱れずに見事でしたね。
ペルシア軍の趣向?をこらした部隊もおもしろ、おかしかったです。^^
惜しむらくは、エフィアルテスが裏切らないように、レオニダス王がもう少し目をかけてやれば、もっとやっつけられたのに、でした。
返信する
やっぱりアクションシーンが (白くじら)
2007-07-01 18:37:22
こんにちは。

この映画はやっぱりアクションシーンが特筆すべきものがありましたね。
あの盾を使った殺陣は、今までにないアクションシーンを演出していたと思います。
話自体は悲劇ですが、かれらの戦うシーンはまるで絵画のようでした。

でも…あの変なペルシア軍もお気に入りです。(^^)

トラックバックさせていただきました。
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