
Story
14歳のあかり(福田麻由子)は、病院に勤める父(豊川悦司)と優しい母(高島礼子)の愛情に包まれて暮らしていた。ある日、元気だった母親が病気で入院してしまう。父親は仕事で忙しく、寂しいあかりの元に、一匹の子犬が迷い込む。犬嫌いの父親を説得し、あかりは子犬を飼うことに。犬はソックスと名づけられた。母親は、あかりに犬を飼う時は、「10の約束」をしなくてはいけないと教える。それは、犬が飼い主にして欲しい、10のお願いだった。(goo映画より)
2007年/日本/本木克英監督作品

評価 ★★★☆☆
犬の気持ちになってつくられた短編詩『犬の十戒』を基に映画化。
主人公のあかりは、中学生の時に母親を病気で亡くしているので、心の喪失感を埋めるためか、飼い犬のソックスをとても可愛がるようになります。ソックスはあかりにとって、ベットというよりも家族の一員として描かれているところに好感が持てました。このゴールデン・レトリバーのソックスが、とても利口で優しい目をした犬だったので、特に犬好きではない私でも観ているだけで癒されましたね。
物語は、あかりとソックスの交流を中心に描いていますが、その他にも、あかりと父親との親子の絆や、ギター好きの幼馴染みの男の子とあかりの恋物語など、色々な展開に発展するので、けっこう退屈せずに楽しめる作りになっています。
特に、あかりの父親役を演じたトヨエツが、ほのぼのとしたお父さんといった感じで良かったですね。(どちらかというと、ソックスよりもトヨエツに癒されたかなー。^^; )妻を亡くしてからは、外科医の仕事よりも家事などをがんばって、家族を優先させてきた良い父親を好演していました。
この映画のタイトルでもある「10の約束」ですが、ひとつひとつの約束は犬の気持ちになって考えられていて、心に響くものがありました。(例えば、「私にも心があることを忘れないでください。」など。)
でも、映画的にはこの「10の約束」を上手く活かし切れていない印象があります。台詞でこの約束を説明するだけじゃなくて、もっとアクションで見せてくれたら、もう少し犬の映画としてのリアリティがあったように思いますね。
実際に、犬を飼っている人がこの映画を観たら、奇麗ごととして感じる部分は多いんじゃないのかな。。人間の都合で犬を置き去りにしているようなシーンもあるし、『犬の十戒』を基に映画化した作品なら、犬の立場になって描いた方がより説得力のある作品になったような気がします。
まぁ、でも、この『犬の十戒』を再度、映画で提示することは、ペットを飼っている人にとって、改めて自分は良い飼い主かどうかを考えさせる、いいきっかけになるのかもしれません。
映画『犬と私の10の約束』公式サイト
(「犬と私の10の約束」2008年3月 長野 長野ロキシーにて鑑賞)
14歳のあかり(福田麻由子)は、病院に勤める父(豊川悦司)と優しい母(高島礼子)の愛情に包まれて暮らしていた。ある日、元気だった母親が病気で入院してしまう。父親は仕事で忙しく、寂しいあかりの元に、一匹の子犬が迷い込む。犬嫌いの父親を説得し、あかりは子犬を飼うことに。犬はソックスと名づけられた。母親は、あかりに犬を飼う時は、「10の約束」をしなくてはいけないと教える。それは、犬が飼い主にして欲しい、10のお願いだった。(goo映画より)
2007年/日本/本木克英監督作品

評価 ★★★☆☆
犬の気持ちになってつくられた短編詩『犬の十戒』を基に映画化。
主人公のあかりは、中学生の時に母親を病気で亡くしているので、心の喪失感を埋めるためか、飼い犬のソックスをとても可愛がるようになります。ソックスはあかりにとって、ベットというよりも家族の一員として描かれているところに好感が持てました。このゴールデン・レトリバーのソックスが、とても利口で優しい目をした犬だったので、特に犬好きではない私でも観ているだけで癒されましたね。
物語は、あかりとソックスの交流を中心に描いていますが、その他にも、あかりと父親との親子の絆や、ギター好きの幼馴染みの男の子とあかりの恋物語など、色々な展開に発展するので、けっこう退屈せずに楽しめる作りになっています。
特に、あかりの父親役を演じたトヨエツが、ほのぼのとしたお父さんといった感じで良かったですね。(どちらかというと、ソックスよりもトヨエツに癒されたかなー。^^; )妻を亡くしてからは、外科医の仕事よりも家事などをがんばって、家族を優先させてきた良い父親を好演していました。
この映画のタイトルでもある「10の約束」ですが、ひとつひとつの約束は犬の気持ちになって考えられていて、心に響くものがありました。(例えば、「私にも心があることを忘れないでください。」など。)
でも、映画的にはこの「10の約束」を上手く活かし切れていない印象があります。台詞でこの約束を説明するだけじゃなくて、もっとアクションで見せてくれたら、もう少し犬の映画としてのリアリティがあったように思いますね。
実際に、犬を飼っている人がこの映画を観たら、奇麗ごととして感じる部分は多いんじゃないのかな。。人間の都合で犬を置き去りにしているようなシーンもあるし、『犬の十戒』を基に映画化した作品なら、犬の立場になって描いた方がより説得力のある作品になったような気がします。
まぁ、でも、この『犬の十戒』を再度、映画で提示することは、ペットを飼っている人にとって、改めて自分は良い飼い主かどうかを考えさせる、いいきっかけになるのかもしれません。
映画『犬と私の10の約束』公式サイト
(「犬と私の10の約束」2008年3月 長野 長野ロキシーにて鑑賞)
昔飼っていた犬を思い出しました。
でも、田中麗奈が犬を引き寄せるときなど、
犬がほんの少し嫌がるのが気になりました。
実際そうなんでしょうけど、
「借りてきた、おとなしいとても賢い犬」
という感じです。
「アイアムレジェンド」のシェパードは、
ウィル・スミスの本当の飼い犬に見えました。
(実際には違うそうです)
遅くなりましたが、いつもTB&コメントありがとうございます!
私は犬を飼ったことがないので分からなかったのですが、やはり飼ったことがある方が観たら、違和感を感じるところがあるのかもしれませんね。。^^;
本当に、おとなしい感じの賢そうな犬だったので和みました。
「アイアムレジェンド」は未見なのですが、洋画の方が役づくりが徹底してそうですね!
>人間の都合で犬を置き去りにしているようなシーンもあるし
そうなんですよ、とても許せないと思いました。
それと「あかり」は動物園で飼育員として働いているにも関わらずあまりにもソックスをないがしろにして、自分の犬に優しくできない
人が動物園の職員なんか務まるかい!(笑)って思いました
いいテーマだっただけにちょっと残念でした
TB承認しました。遅くなって済みません
こちらこそ、遅くなりましたがコメントありがとうございました。
実際に犬を飼われている方がこの映画を観たら、やっぱり違和感を感じるところがあるのではないかと思っていました。。
私も、あかりが自分の都合でソックスと接しているのが気になりましたね。。
母親を亡くした喪失感を埋めるために、という気持ちは理解できるものの、やっぱり最後の最後までソックスのことをちゃんと面倒見てほしかったなぁと思います。。^^;
せっかくいいテーマだと思うのに、なんだか雰囲気だけの映画になってしまったのが残念でしたね。。